道路工事や段ボール集めなど10代の頃から、骨身を惜しまず働いたケン・ランゴーン。いまや億万長者でビジネス界の伝説的存在で、ホーム・デポの共同創設者、ニューヨーク証券取引所の元理事、世界的な慈善家でもある。この自叙伝で明かされるのは、信じられないような立身出世の物語だ。ブルーカラー世帯出身のイタリア系アメリカ人の若者が、排他的なウォール街に割って入るのは、簡単なことではなかった20世紀半ば。だが、ランゴーンは自分の直感を信じ、古い型にはまらない辣腕家たちと協力することで、見事にそれをやってのけた。本書では、ランゴーンが演技と忍耐でロス・ペローを説き伏せて、EDS社のIPOを取り仕切ったときの状況が詳細に明かされている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ランゴーン,ケン
1935年生まれ。ビジネスマン、投資家で億万長者。アメリカではとくにホーム・デポ社の共同設立者として知られる。バックネル大学で文学士号、ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスで経営学修士号を取得。インベムド・アソシエイツ社の創立者兼会長。ニューヨーク大学の理事会とスターン・スクールの顧問組織に名を連ね、NYUランゴーン・ヘルスの理事会の会長も務める。セント・パトリック大聖堂、ロナルド・マクドナルド・ハウス・ニューヨーク、戦略国際問題研究所、ホレイショ・アルジャー協会、ハーレム・チルドレンズ・ゾーンとそのチャーター・スクールであるプロミス・アカデミーの役員。マルタ騎士団と聖グレゴリー騎士団の一員でもある
堀川/志野舞
横浜市立大学国際文化学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)