かつて与謝野晶子訳を途中で投げました
読みやすいが、俳句や皇室用語(宮中用語)などを覚えないと話についていけない
わたしが無教養と言われればそれまでですが、どちらも日常生活に馴染みがないのです
現代との断絶を感じた所以であります
しかし、この「謹訳」はあとがきにも書いてあるように
専門用語をできるだけ避け(または文中に簡単に説明し)、
俳句の意味もその場で説明してくれる、無学な私にも読みやすく仕上がっています。
与謝野訳と比較しながら読んでいますが
(複数の訳者と並行して読める「贅沢」なのも魅力でしょう)
一部、与謝野訳の方が表現が美しいと感じる部分がありますが
読みやすさ、という点では「謹訳」に軍配が上がるでしょう。
一つの章が長いのでその都度、
小見出し(区切り+その内容の小タイトル)を設けたことにより
辞め時を見つけれるので読み手も疲れません(笑)
これは文庫版からの仕様のようです。
ただ、小見出しがその内容を一言で表しているためネタバレしてしまっているのはご愛嬌か
まだ2巻までしか読んでいませんが続刊が期待できます。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
