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登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語: : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4562474162418
- 監督 : アントン・コービン
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 2 分
- 発売日 : 2015/4/3
- 出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン, レイチェル・マクアダムス, ウィレム・デフォー, ロビン・ライト, ニーナ・ホス
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B00R4CFDV8
- ディスク枚数 : 1
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 62,232位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 127位外国のスパイ映画
- - 2,237位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 3,785位バーゲンDVD
- カスタマーレビュー:
商品の説明
内容紹介
その瞬間、世界のすべてが敵となったー。
アカデミー賞受賞俳優 フィリップ・シーモア・ホフマン が遺した最後の主演作
2014年10月より、日比谷シャンテ他 全国ロードショー公開作品
★映像特典★
〇メイキング
〇フィリップ・シーモア・ホフマン インタビュー
〇ジョン・ル・カレとスパイの世界
※収録内容は変更となる場合がございます
★封入特典★
〇フィリップ・シーモア・ホフマン ポストカード
〇リーフレット
<キャスト>
フィリップ・シーモア・ホフマン(バッハマン=石住昭彦) 「カポーティ」」「MI:3」「ザ・マスター」
レイチェル・マクアダムス(アナベル=佐古真弓) 「きみに読む物語」「ミッドナイト・イン・パリ」「アバウト・タイム」
ウィレム・デフォー(ブルー=大塚芳忠)「スパイダーマン」「ジョン・カーター」「アンチクライスト」
ロビン・ライト(マーサ=山像かおり)「ドラゴン・タトゥーの女」「マネーボール」
グレゴリー・ドブリギン(イッサ=金城大和)
ホマユン・エルシャディ(アブドゥラ=山岸治雄)
ニーナ・ホス(イルナ=日野由利加)「東ベルリンから来た女」「素粒子」
ダニエル・ブリュール(マキシ=前田一世)「ラッシュ/プライドと友情」
このほか吹替キャスト:烏丸祐一、田原正治、西村太佑、野川雅史、櫻井トオル、仲村かおり、塩谷綾子
<スタッフ>
監督:アントン・コービン 『コントロール』『ラスト・ターゲット』
原作:ジョン・ル・カレ 『誰よりも狙われた男』(早川書房刊)「裏切りのサーカス」「ナイロビの蜂」
<ストーリー>
スパイ小説の大家『裏切りのサーカス』のジョン・ル・カレがあぶり出す、“現代"の<リアル>諜報戦。
ドイツの港湾都市ハンブルク。諜報機関でテロ対策チームを率いる練達のスパイ、ギュンター・バッハマンは、密入国したひとりの若者に目をつける。彼の名前はイッサといい、イスラム過激派として国際指名手配されていた。イッサは人権団体の若手弁護士の女性、アナベル・リヒターを介して、銀行家のトミー・ブルーと接触。彼の経営する銀行に、イッサの目的とする秘密口座が存在しているらしい。一方、CIAの介入も得たドイツの諜報界はイッサを逮捕しようと迫っていた。しかしバッハマンはイッサをあえて泳がせ、彼を利用することでテロリストへの資金支援に関わる“ある大物"を狙おうとしていた―。
【Blu-ray仕様】2013年/アメリカ・イギリス・ドイツ/カラー/本編約122分+映像特典/16:9[1080p Hi-Def] シネスコ/1層/音声1.英語DTS-HDマスターオーディオ5.1ch 音声2.日本語吹替DTS-HDマスターオーディオ2.0ch/日本語字幕/1枚組
※デザインは仮のものです。仕様は変更となる場合がございます。
(C)A Most Wanted Man Limited / Amusement Park Film GmbH
発売元:TCエンタテインメント
販売元:TCエンタテインメント
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作、ハンブルクを舞台にリアルな諜報合戦を繰り広げるサスペンス。ドイツ・ハンブルクの諜報機関でテロ対策チームを率いるバッハマンは、密入国した青年・イッサに目を付ける。バッハマンは彼をわざと泳がせるが…。
内容(「Oricon」データベースより)
スパイ小説の大家『裏切りのサーカス』のジョン・ル・カレがあぶり出す“現代”の<リアル>諜報戦。ドイツの港湾都市ハンブルク。諜報機関でテロ対策チームを率いる練達のスパイ、ギュンター・バッハマンは、密入国したひとりの若者に目をつける。彼の名前はイッサといい、イスラム過激派として国際指名手配されていた…。
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カスタマーレビュー
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勧善懲悪なんて幻かも。
正義を行うのはスマートでも、決して正しいわけでもない。
善と悪は表裏一体、紙一重。
ギリギリな感じが伝わってくる。
テロ対策の任を負って暗躍する諜報機関の舞台裏を見る。
正義は時に横暴で危険。
大義を果たす為に人が人を操り、手段を選ばず欺いて行く。
正義も武器と同じ、使い方次第なのだと痛感する。
狙いを定めて常に監視している。
誰が誰を、それは常に入れ替わる、流動的。
そして後味の悪さと共に幕が下りる。
今は亡きホフマンの味のある演技に魅せられます。
正義を行うのはスマートでも、決して正しいわけでもない。
善と悪は表裏一体、紙一重。
ギリギリな感じが伝わってくる。
テロ対策の任を負って暗躍する諜報機関の舞台裏を見る。
正義は時に横暴で危険。
大義を果たす為に人が人を操り、手段を選ばず欺いて行く。
正義も武器と同じ、使い方次第なのだと痛感する。
狙いを定めて常に監視している。
誰が誰を、それは常に入れ替わる、流動的。
そして後味の悪さと共に幕が下りる。
今は亡きホフマンの味のある演技に魅せられます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2015年4月19日に日本でレビュー済み
ジョン・ル・カレ作品は映画と相性が良く、名作・傑作が多いですが、本作も例に漏れずよく出来ています。
また昔から大好きな写真家アントン・コービンが監督ですので、どんなカッコいい映像が見れるのかと期待しましたが、それ以上でした。
アントン・コービンの撮る写真はモノクロばかりで、映画の監督デビュー作「コントロール」もモノクロでしたが、本作もモノクロで見たかったです。
ジョン・ル・カレ原作の一番最初に映画化された「寒い国から帰ったスパイ」もモノクロでした。
冷酷な世界に生きる諜報員たち、またそれに巻き込まれる人々を丹念に描かれております。
また昔から大好きな写真家アントン・コービンが監督ですので、どんなカッコいい映像が見れるのかと期待しましたが、それ以上でした。
アントン・コービンの撮る写真はモノクロばかりで、映画の監督デビュー作「コントロール」もモノクロでしたが、本作もモノクロで見たかったです。
ジョン・ル・カレ原作の一番最初に映画化された「寒い国から帰ったスパイ」もモノクロでした。
冷酷な世界に生きる諜報員たち、またそれに巻き込まれる人々を丹念に描かれております。
2019年2月8日に日本でレビュー済み
エスピオナージ作家ではジョン・ル・カレが一番好きです。ル・カレ原作のこの映画も、彼の作風通り地味めで、ハリウッド・アクション映画のような派手な銃撃戦も格闘シーンもありません。が、自分たちが日々普通の日常生活を送っている裏で、実はこのようなことが起きているのではないかと思わせるじわじわとした怖さや現実感、切迫感があります。
また、主役でドイツ諜報機関の職員を演じるフィリップ・シーモア・ホフマンは「その土曜日、7時58分」で初めて知った俳優さんで、その奇っ怪な容貌と怪演に強烈な印象を残しましたが、その彼が諜報部員をどう演じるのか興味津々でした。彼をはじめとして、俳優さんたちがみんなうまいです。悲しい過去を背負ってチェチェンから密入国してきた青年イッサはロシアで拷問を受けて体中傷だらけ。いつも切迫した表情を浮かべている悲しいまなざしも圧巻。グレゴリー・ドブリギンという俳優さんですが、名前からしてロシア人かなと思い少し調べてみたら、海軍の軍人である父親を持ち極東のカムチャツカ半島生まれで、俳優でありバレエダンサーでもあるそうです。2009年に「ブラック・ライトニング」という映画でブレイクしたそうです。レイチェル・マクアダムス演じるそれを助けようとする純粋で若く美しい人権派の女性弁護士。青年が持っていたドイツの銀行家から自分の父親にあてた手紙、息子が訪ねてきたら金庫の中ものを渡してやってくれと書かれていた、銀行家は最初は悪役かと思ったのですが、意外にも良心を持った誠実な人物として描かれます。このウィレム・デフォーもまた渋いです。そしてアメリカCIAから派遣されてきた女性、ロビン・ライトが何を考えているのかわからない一癖ある演技で、怜悧狡猾な役をうまく演じたと思います。
ドイツ側でも政府や各組織それぞれの利害を巡って縄張り争い、権力争いがあり方針が相容れなかったり、そこへ介入してきたアメリカCIAには、その職員自身の国に向けての面目やまたアメリカ自体の思惑がある。青年をとにかくテロ容疑で逮捕したい者たち、そしてホフマン演じる諜報部員は長い目で見てもっと大きな組織をターゲットにテロの元を断ちたいと考えている、それらが合わさって、内輪でも壮絶な駆け引きとだましあいが繰り広げられます。そのために利用され、ないがしろにされて放置される一般人の正義と良識。いわゆる大きな大義の前には、多少の個人の犠牲などどうでもいいのだということを思い知らされます。
ただひとつ残念だったのは、ドイツが舞台なのにすべて英語で演じられていたことです。不自然ですし、ドイツ語にした方がさらに硬質な雰囲気が出たのではないでしょうか。それだけが惜しかったです。地味な映画ではありますが、登場人物たちから目が離せなくなります。そしてあれから彼らはどうなったのだろうかと、その運命が気になって仕方がない、様々なことを考えさせられ、深い余韻を残します。最近見た映画の中では飛びぬけて強い印象でした。おすすめします。
また、主役でドイツ諜報機関の職員を演じるフィリップ・シーモア・ホフマンは「その土曜日、7時58分」で初めて知った俳優さんで、その奇っ怪な容貌と怪演に強烈な印象を残しましたが、その彼が諜報部員をどう演じるのか興味津々でした。彼をはじめとして、俳優さんたちがみんなうまいです。悲しい過去を背負ってチェチェンから密入国してきた青年イッサはロシアで拷問を受けて体中傷だらけ。いつも切迫した表情を浮かべている悲しいまなざしも圧巻。グレゴリー・ドブリギンという俳優さんですが、名前からしてロシア人かなと思い少し調べてみたら、海軍の軍人である父親を持ち極東のカムチャツカ半島生まれで、俳優でありバレエダンサーでもあるそうです。2009年に「ブラック・ライトニング」という映画でブレイクしたそうです。レイチェル・マクアダムス演じるそれを助けようとする純粋で若く美しい人権派の女性弁護士。青年が持っていたドイツの銀行家から自分の父親にあてた手紙、息子が訪ねてきたら金庫の中ものを渡してやってくれと書かれていた、銀行家は最初は悪役かと思ったのですが、意外にも良心を持った誠実な人物として描かれます。このウィレム・デフォーもまた渋いです。そしてアメリカCIAから派遣されてきた女性、ロビン・ライトが何を考えているのかわからない一癖ある演技で、怜悧狡猾な役をうまく演じたと思います。
ドイツ側でも政府や各組織それぞれの利害を巡って縄張り争い、権力争いがあり方針が相容れなかったり、そこへ介入してきたアメリカCIAには、その職員自身の国に向けての面目やまたアメリカ自体の思惑がある。青年をとにかくテロ容疑で逮捕したい者たち、そしてホフマン演じる諜報部員は長い目で見てもっと大きな組織をターゲットにテロの元を断ちたいと考えている、それらが合わさって、内輪でも壮絶な駆け引きとだましあいが繰り広げられます。そのために利用され、ないがしろにされて放置される一般人の正義と良識。いわゆる大きな大義の前には、多少の個人の犠牲などどうでもいいのだということを思い知らされます。
ただひとつ残念だったのは、ドイツが舞台なのにすべて英語で演じられていたことです。不自然ですし、ドイツ語にした方がさらに硬質な雰囲気が出たのではないでしょうか。それだけが惜しかったです。地味な映画ではありますが、登場人物たちから目が離せなくなります。そしてあれから彼らはどうなったのだろうかと、その運命が気になって仕方がない、様々なことを考えさせられ、深い余韻を残します。最近見た映画の中では飛びぬけて強い印象でした。おすすめします。
2015年7月28日に日本でレビュー済み
おもしろかった! 血が沸きました。
痛み、怒り、愛、正義がジワジワとつのり最後にドカン!と破裂します。
テロ撲滅のために諜報機関で働く人たちの物語。ジョン・ル・カレ原作と聞いて、ヘボい作りだったら嫌だな〜と懸念していたけど、そんな心配は無用。『裏切りのサーカス』より厳しさはなく、底辺に愛が流れている素晴らしい作品でした。ドイツ語訛りの英語を話すフィリップ・シーモア・ホフマンも『カポーティ』並みに味わい深い演技だった。擦り切れたかんじの職業人を演じると、ものすごい凄みが出る俳優ですね。声の出し方や、動きの一つ一つが巧み。アントン・コービン監督に「(ホフマンなら)たばこを吸っているところだけを1時間は見ていられる」と言わせるほど。
諜報機関に関する映画といえば「陰謀」や「裏切り」は必須だ。この映画にも確かにそういう場面はあるけれど、いわゆる『悪者』はいない。ラストシーンも、どの人も自分の仕事を真摯にやっているがゆえに生じた結果。ただやり方や信念がそれぞれ少し違っているだけ。
精神的にも身体的にも苦しくきつい仕事。「どうしてこんなことをしているの?」と自問している彼らに、「世界をより安全な場所にするために」と白々しい(けれど正直な)言葉を吐いた後のホフマンの唯一のとびっきりの笑顔が忘れられない。
痛み、怒り、愛、正義がジワジワとつのり最後にドカン!と破裂します。
テロ撲滅のために諜報機関で働く人たちの物語。ジョン・ル・カレ原作と聞いて、ヘボい作りだったら嫌だな〜と懸念していたけど、そんな心配は無用。『裏切りのサーカス』より厳しさはなく、底辺に愛が流れている素晴らしい作品でした。ドイツ語訛りの英語を話すフィリップ・シーモア・ホフマンも『カポーティ』並みに味わい深い演技だった。擦り切れたかんじの職業人を演じると、ものすごい凄みが出る俳優ですね。声の出し方や、動きの一つ一つが巧み。アントン・コービン監督に「(ホフマンなら)たばこを吸っているところだけを1時間は見ていられる」と言わせるほど。
諜報機関に関する映画といえば「陰謀」や「裏切り」は必須だ。この映画にも確かにそういう場面はあるけれど、いわゆる『悪者』はいない。ラストシーンも、どの人も自分の仕事を真摯にやっているがゆえに生じた結果。ただやり方や信念がそれぞれ少し違っているだけ。
精神的にも身体的にも苦しくきつい仕事。「どうしてこんなことをしているの?」と自問している彼らに、「世界をより安全な場所にするために」と白々しい(けれど正直な)言葉を吐いた後のホフマンの唯一のとびっきりの笑顔が忘れられない。
VINEメンバー
原作を読んでいたので結末はわかっていたのだが、俳優たちの名演とドキュメンタリータッチの演出で少しもだれたり飽きることがなかった。
複雑な物語をドイツのベテランスパイを主人公に絞り込むことによって2時間に収め、なおかつ舞台であるハンブルグの街をくすんだ映像で冷戦時代の名残を思わせる演出は、非常に見事と感心するばかり。
加えて本作はフィリップ・シーモア・ホフマンの遺作であり、実際その演技は期待を裏切らない。さらに、映画のラストは彼の最期を彷彿とさせる重々しいものであった。
しかし、女性弁護士や銀行マンが脇に追いやられた関係で、原作のテーマである市井の人々の生活が国家の都合に翻弄され、権力の傍若無人な振る舞いに蹂躙される「怒り」は薄まった印象。
複雑な物語をドイツのベテランスパイを主人公に絞り込むことによって2時間に収め、なおかつ舞台であるハンブルグの街をくすんだ映像で冷戦時代の名残を思わせる演出は、非常に見事と感心するばかり。
加えて本作はフィリップ・シーモア・ホフマンの遺作であり、実際その演技は期待を裏切らない。さらに、映画のラストは彼の最期を彷彿とさせる重々しいものであった。
しかし、女性弁護士や銀行マンが脇に追いやられた関係で、原作のテーマである市井の人々の生活が国家の都合に翻弄され、権力の傍若無人な振る舞いに蹂躙される「怒り」は薄まった印象。
2016年5月18日に日本でレビュー済み
氏の遺作としては、撮影進行中に氏が亡くなった「ハンガーゲームFinal」ということになるんだろうけど
主演として最後に才能を見せつけたのが本作でしょうね。
スパイ映画といっても007のような派手なハッピーエンド娯楽ではなく、
実在しそうな各国の駆け引きや、報われないスパイなど、分りやすい時代描写とともに
重く悲しい作品になっています。
陰鬱な映像やカメラワークはホフマンの容姿や苦悩とマッチしていて、
こちらも緊張し、落胆し、逆にわくわくしたりできます。
007等の娯楽品とは正反対にある、スパイ映画の佳作だと思います。
お奨めします。
主演として最後に才能を見せつけたのが本作でしょうね。
スパイ映画といっても007のような派手なハッピーエンド娯楽ではなく、
実在しそうな各国の駆け引きや、報われないスパイなど、分りやすい時代描写とともに
重く悲しい作品になっています。
陰鬱な映像やカメラワークはホフマンの容姿や苦悩とマッチしていて、
こちらも緊張し、落胆し、逆にわくわくしたりできます。
007等の娯楽品とは正反対にある、スパイ映画の佳作だと思います。
お奨めします。
2015年8月18日に日本でレビュー済み
「情報源を運営する」、これは外事の特別な仕事でありスパイにとって最も重要な仕事と言える。
それをことごとくCIAに邪魔されてきた主人公をフィリップ・シーモア・ホフマンが演じる。フィリップ・シーモア・ホフマンという役者は希代稀なる役者であり、彼の演じる様々なキャラクターにこれまでどれだけはらはらドキドキされたかわからない。
ラストシーン、これは彼がこのような事案のあともまた、新たな「情報源を運営する」ために働き始めたことを意味している。
※彼の死は映画界にとって本当に大きな損失だと思う。
それをことごとくCIAに邪魔されてきた主人公をフィリップ・シーモア・ホフマンが演じる。フィリップ・シーモア・ホフマンという役者は希代稀なる役者であり、彼の演じる様々なキャラクターにこれまでどれだけはらはらドキドキされたかわからない。
ラストシーン、これは彼がこのような事案のあともまた、新たな「情報源を運営する」ために働き始めたことを意味している。
※彼の死は映画界にとって本当に大きな損失だと思う。
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