何気ない日常を描いたマンガなのですが、その主人公たちが一癖も二癖もあるような輩で、しかも離婚暦ある男たちなのです。ま、崖っぷち30代後半から40代の話しなのですが、このゆるさがタマラナイ作品です。
主人公はハルキちゃん離婚暦があり、猫にやられちゃってます、が年上の女性にモテる大阪のいいとこの人です。デザイナーでゴロちゃんと仕事してます。
ゴロちゃんはハルキちゃんの同級生で幼馴染み「オフィス 寺」の社長さんで、とにかく気の多い男です。もちろんマメですし、ラガーマンです。目から光線が出て、狙ったおねさんを落すのに使えます、かなり強力な光線です(笑)離婚暦3回のツワモノです。
ヤーマダ君も謎のニートに間違われてしまう銀座育ちの不思議な男です、あ、不思議といっても陰のあるハードボイルドではありません。「オフィス 寺」の所属ではありますがフリーでもありますのでよく出勤してきます。重機オタクで野球好き。
そのほかにも、ちょっと暗い「オフィス 寺」で唯一モテナイ人、バス大好きのマキオちゃんやら、ゴロちゃんに姉妹コンビで(妹目当てのゴロちゃん)表参道でスカウトされた姉のねねちゃんと気があるのか?と思わせる天才のともえちゃん、もと従業員で38回の見合いの後結婚した野性味あふれる女子の大塩さん、天気予報士の岡ちゃん、左翼活動家だった会員制書店経営の下矢凪さんに、経理のシバガっちゃん、もうどのキャラクターもいい味出してます。
何故にこのマンガがこれほど私に程よく面白いか?を私が考えますと、これってひとつの理想だと思うのです。いわゆる中高校の世界の面白さが社会人であったとしても続くには、それなりの仕掛けが必要で、仕事が上手く行き、理解ある仲間がプライベート深くまでは入ってこない(この感じが絶妙)で、色恋に関しても避けないのに触りですべてが理解できる。そして当然ですが、40代なら迷いも楽しめますし、がっつきも無い(ように見える)のです。それなのに、お互いがゴロちゃんだのヤーマダくんだので呼び合え、大人の生活が出来ている日常感があるのに中高生の世界を構築出来ているのではないでしょうか。
という世界を大阪弁でものそごく面白くしてくれます。やはり言語として大阪弁は進歩してます。矢作さんの「あじゃぱん」じゃないですが。
個人的にはヤーマダ君が私の目指すポジションです、なれないのは分かりますがだからこそを望んでしまいますね。ハルキちゃんの猫好き加減はとてもよく理解出来ます、私も猫好きの一味なので。
日常に面白さを見つけられる、ある意味メルヘンのような世界、大人な男の方にも、もちろん女性にもオススメ致します。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

1分以内にKindleで 誰も寝てはならぬ(11) (モーニングコミックス) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。