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誰か Somebody (カッパノベルス) 新書 – 2005/8/20

5つ星のうち 3.5 79件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

財閥会長の運転手・梶田が事故死した。遺された娘の相談役に指名され、彼の過去を探ることになった会長の婿・三郎は、梶田の人生をたどり直し、真相を探るが……!? 著者会心の現代ミステリー。

内容(「BOOK」データベースより)

今多コンツェルンの広報室に勤める杉村三郎は、義父でありコンツェルンの会長でもある今多義親からある依頼を受けた。それは、会長の専属運転手だった梶田信夫の娘たちが、父についての本を書きたいらしいから、相談にのってほしいというものだった。梶田は、石川町のマンション前で自転車に撥ねられ、頭を強く打って亡くなった。犯人はまだ捕まっていない。依頼を受けて、梶田の過去を辿りはじめた杉村が知った事実とは…。

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登録情報

  • 新書: 361ページ
  • 出版社: 光文社 (2005/8/20)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4334076173
  • ISBN-13: 978-4334076177
  • 発売日: 2005/8/20
  • 商品パッケージの寸法: 17.5 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5 79件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 1,035,836位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 文庫 Amazonで購入
面白かった。さすが宮部みゆきさん。裏切りませんね。
主人公が、優しく我慢強くいい感じです。
本書のなかで主人公の母親が言っていること、
「男と女はね、くっついていると、そのうち品性まで似てくるもんだよ。だから、付き合う相手はよく選ばなきゃいけないんだ。」
本当だねぇ。と思う。
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形式: 文庫
 宮部みゆきさんの文庫最新刊です。
 主人公は、大コンツェルンの今多コンツェルンの会長の娘婿である杉村三郎。彼は手に入れた幸せを失うのが怖い小心者で、普段はコンツェルンの広報誌の編集員をしています。その彼に、義父であるコンツェルン会長から、彼の運転手を勤めていた梶田信夫の娘達の相談を受けるように指示されます。梶田は、自転車に轢かれて亡くなったのですが、その事件は未解決のままで、娘達はそんな父の為に本を出版したいというのです。
 大人しく心配性の聡美、十歳ほど年の離れた妹の梨子。彼らはともに父の死を悲しんでおり、妹はその本を出すことが事件解決に繋がると感じて積極的ですが、姉のほうは、実はこの事件には父の梶田の隠された過去に秘密があるのではないかと三郎に相談します。彼女が言うには、妹には内緒にしているが、父には隠された過去があったのだといいます。
 かくして三郎は、気だてのいい妻と、4才の娘を溺愛するマイホームパパでありながら、事件について調べ始めます。。。。

 さて。
 ミステリーとしてはオーソドックスでじっくりと作り込まれた作品で、品よくきちんとまとまっています。文章にぶれもなく、構成にも無理がなく、欠点らしい欠点はなく、さすがは宮部みゆきという作品です。しかし、どうしたものか、ストーリーが地味であることも多少は影響して
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形式: 文庫
サスペンスファンには申し訳ないけれど、謎解きを楽しむ作品ではありません。
事件を通じて最も傷ついたのは「誰」かという、ある意味凡庸なサスペンス以上の
残酷な結末が用意されています。
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形式: 文庫
久々の宮部みゆきである。
模倣犯以来か。
さて、この作品であるが、内容が地味であり、サスペンスとしては盛り上がりに欠ける分
リアリティがあるのだが、後味がなぁー。
主人公がもっとハードボイルドに徹して、最後に気の利いた台詞を吐けば、ハードボイルド小説として成立すると思うのだが、本書の終わり方では、ちょっと救いがないような気がするなぁ。
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形式: 新書
 あまり、ミステリー小説を読む方ではない。宮部みゆきは「理由」を読んで以来である。

 昨年の中日新聞の連載小説で、この続編となる「名もなき毒」がなかなか面白く、前編にも興味をもったのが読むきっかけである。

 ストーリーの設定がユニークで、展開も素晴らしいと思う。単なる犯人探しや謎解きに終わっていない。

 主人公の目が実にリアルで、心理描写があたかも自分が現実に遭遇しているかのような錯覚に囚われてしまう。そして、まんまと思惑通りにミステリーの罠にはめられてしまう。

 ただ、宮部みゆきという作家の特色であろうが、人間の心の闇を、悪魔的なものを、これでもかと毒々しいまでに書こうとする。

 ストーリーは紹介したくないが、この小説では、事故の被害者の家族で、相談者である二人の姉妹が、結末で手のひら返したように主人公に毒づくのは読んでいてやりきれないし、後味があまりに悪すぎる。
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形式: 新書
ほのぼのとした主人公が追う自転車事故で亡くなった運転手の過去。
大きな事件が起きるわけではない。
ものすごい悪人が出てくるわけでもない。

けれども読み終わった後に人の弱さが引き起こす出来事に
なんとも言えない後味の悪さを覚える。
人の弱さは「悪」よりよほど卑しく性質が悪い。

主人公が「いい人」だからこそ、「幸せ」だからこそ
巻き込まれた事件の卑しさに圧倒された。
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形式: 文庫
宮部みゆきさんは、3つのタイプの小説を書く。

模倣犯や理由のような現代社会の直面した問題に鋭く切り込む現代小説と時代劇。それと今回の「誰か」のような感じの軽い推理小説。
(この軽い…というのは例えば中学コースで筒井康隆が書いていた「時をかける少女」のような感じ。)

私が一番好きなのは、もちろん模倣犯のタイプで、火車・龍は眠るあたりなどはすべて読んでいる。しかもすべて完璧に面白い。参りました…と降参するくらい。

その反面、時代劇は全く面白くない。なぜこれだけ差があるのか? 今度こそはと何度読んでも毎回期待を裏切られる。

で、軽いタイプのミステリーは、まあどうでもいいとか、時間があれば読むかとか、ちょっと集中して読書に没頭しようとか言う時にいいのかもしれない。

この「誰か」も面白いし、最後の最後まで一気に読ませる筆力は宮部さんならではなのだが、何か物足りない。登場人物の設定が薄っぺらいし現実味がなく自分が感情移入できないのが原因と思う。しかもこの「誰か」は事件は解決しているが、その後にもっと大きな問題が持ち上がり、その結末は中途半端に終わってしまっている。

事件の解決より、そっちの方が気になっているのに…。

この主人公がまた出てくる「名もなき毒」という作品があるらしいが、1600円もするので(笑)、買うかどうか迷っている。
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