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商品の説明
内容紹介
カンヌはじめ、世界中の映画賞を総なめにしたソ連「雪どけ」期の傑作。
少年兵と、様々な想いをのせて母の元へ帰郷列車は走る。
モノクロ映像の中に美しくとらえられたロシアの自然と主題歌の旋律が観る者の心を捉える。
善良な若者の行動の内に、静かに反戦の主題が浮かび上がる。
独裁的な指導者であったスターリン没後のソ連「雪どけ」の時代に撮られた佳作。
「西側」の国際映画祭でも多く上映され、喝采を浴びた。
戦闘場面を多く描かない戦争映画の名作として、ロシア映画ファンにとどまらない人気を得ている。
モスフィルムによるHDレストア版。
★1960年カンヌ国際映画祭ベストセレクション、青少年向映画賞
★サンフランシスコ国際映画祭監督賞
★ロンドン国際映画祭監督賞
★テヘラン国際映画祭銀メダル(監督賞)
★チュフライ監督にダヴィト・ディ・ドナテロ賞
★ミラノ国際映画祭名誉賞・イタリア批評家連盟賞
★全ソ映画祭第1賞
★キネマ旬報外国映画ベストテン第10位
[物語]
戦場で思わぬ手柄をたてた若い兵士アリョーシャは、数日間の特別休暇をとり、母の待つ遠方の故郷へ帰ろうとする。
帰郷の道すがら、彼は様々な人々に出会うが、困っている人がいると助けずにはいられない。
貴重な休暇は瞬く間に過ぎていく。
監督:グリゴリー・チュフライ
脚本:ワレンチン・エジョフ、グリゴリー・チュフライ
撮影:ウラジーミル・ニコラエフ
音楽:ミハイル・ジフ
出演:ウラジーミル・イワショフ、ジャンナ・プロホレンコ、アントニーナ・マクシモワ、ニコライ・クリュチコフ、エフゲニー・ウルバンスキー 1959年 ソ連作品
封入リーフレット:<作品解説文>遠山純生(映画評論家)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
スターリン没後のソ連“雪どけ”の時代に撮られた戦争映画の名作。戦場で思わぬ手柄を立てた若い兵士・アリョーシャは、帰郷する道すがら、様々な人々と出会う。彼は困っている人がいると助けずにはいられず、貴重な休暇は瞬く間に過ぎていく。
内容(「Oricon」データベースより)
戦場で思わぬ手柄をたてた若い兵士アリョーシャは、数日間の特別休暇をとり、母の待つ遠方の故郷へ帰ろうとする。帰郷の道すがら、彼は様々な人々に出会うが、困っている人がいると助けずにはいられない。貴重な休暇は瞬く間に過ぎていく。
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 90 g
- EAN : 4933672255217
- 監督 : グリゴリー・チュフライ
- メディア形式 : ブラック&ホワイト, モノ
- 時間 : 1 時間 28 分
- 発売日 : 2022/4/29
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : IVC
- ASIN : B09SVCH3TQ
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 16,390位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 119位外国の戦争映画
- - 1,297位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
以来ハリウッド製作の映画ばかりを観続けた事もあって本作の2度目の鑑賞をする事もなく月日が流れて行ったのですが、先日ブルーレイが発売される事を知り、チョットお値段高いけれど予約購入しました。
流石にビスタサイズではなくスタンダードサイスで、モノラル録音ですが画質は良好。特典映像は一切なく、ブックレットが封入されてますが僅か8ページ(実質は2ページと言っても良い)。しかし47年前の感動が蘇り、購入して正解でしたね。
本作は主人公アリューシャ(ウラジミール・イワショフ、映画初出演!)が戦場で偶然たてた勲功により、将軍から母親に会うために6日間の休暇を貰い、帰郷の途中で色々と経験する事を描いたロードムーヴィーである。
おそらく本ブルーレイのレヴューに興味を持つような方は『そんな事知っとるわい!』の世界でしょう。なのでストーリーについてくどくどと書く気は毛頭ありません。
ブックレット(遠山純正氏筆)にも書かれている様に、本作が言いたいのは戦場で武勲をたてることが英雄行為ではなく、1人の善良な人間として行う行動こそが真の英雄行為なんだと。
アリューシャと貨物列車で偶然乗り合わせたシューラ(ジャンナ・プロホレンコ、彼女も映画初出演!しかも素朴で可愛い)との間に芽生える淡い恋心は勿論成就しませんが、そんなエピソードは本作ではあまり重要ではありません。
そして本作はハッピーエンドではなく、どちらかと言えばバッドエンドだと思います。だからこそ却って感動できるのではないかと。
ロシアは今ウクライナに侵攻し、ウクライナ国民だけでなく自国の兵士をも死に追いやっています。国として戦争とは如何に愚かしいものである事を経験していながら、第二次世界大戦を経験していない独裁者が暴挙に及んでいます。
本作でもウクライナ国民に扮した役者が出演するシーンがありますが、大戦当時もウクライナ人民共和国としてロシアとは別個の国であり、それが当然だと受け止められていたのだから何を今さらと思います。
独裁者の暴挙を支持する国民が多いと聞くと、観ている者を仄々とした気持ちにさせてくれるアリューシャの温かい善行がまるで偽善の様に思えてしまい残念で仕方ありません。
作品評価は不要と思われるので、画質について述べる。
画面冒頭からDVDを遙かに引き離す仕上がり。
道路に写る石や砂まで明瞭に認識できるし、階調もなだらか。
黒潰れや白飛びも無い。
要するにブルーレイの良さが十分に発揮されている。
また、DVDでは日本語字幕に一カ所とはいえ不備があったが
ブルーレイでは修正されている。
更に上映時間はDVDでは90分であったが、オリジナルの88分と正規の長さになった。
欧州作品(ソ連も含む)であれば仕上がりが良いとの定評があるIVCの
実力発揮というべきか。
本作を評価している方々には安心してお勧めできる。
なった帰省休暇の物語。
旅を急ぐ身でありながら純朴な彼は困っている人を放っておけない性格。自身の
置かれた状況を鑑み、妻に別れの電報を打とうとする負傷兵に考えを改めるよう
説いたり、行きがかりの兵士に故郷の妻への言づてを頼まれたりする。後に彼は両者
の妻の姿に遭遇する事となるのだが、彼の目を通して戦時下における対照的な夫婦の
在りかたがここには描かれる。
道中ふとした事から彼の乗る軍用列車に潜り込んできた同世代の女性と旅を
続けるうち、お互いに淡い恋心が芽生えるのは当然。しかし彼女がとっさについた嘘
のせいで恋には発展せず別れの時がやって来る。
別れ際にようやく彼女は真実(婚約者など居ない)を彼に告げるのだが、時すでに遅く
彼の乗り込む列車の動き始める音にかき消され、互いに伝えたい事は伝えられないまま
あっけない別れが二人に訪れる。
去り行く列車を独り、濡れそぼるプラットホームから見送る彼女。
この作品、残された側から描かれる別れのシークエンスが格別で、プラットホームを
去ろうと歩き出す彼女がふと立ち止まり、彼方に小さく煙を残していった列車を
愛おしく見やり、再び歩を進める。
この別離の余韻と寂寥。
数ある駅頭での別れのシーンのひとつだが、胸が打たれる演出だ。
さて、人助けのあまり道中が遅れた彼は、本来の目的である故郷の母親との再会に
許された時間は極く僅か。互いに話したい事も話せぬまま、瞬く間に今生の別れを
迎える事となる。
映画のオープニングとエンディングで息子の去来した道を遠く見つめる母の眼差し、
ここには愛しき人を戦いに送り出してきた世の女性総てに通じる悲哀がある。
目下予約受付中で販売は4/29からみたいだ、、。
ずっとDVDで欲しかったが、結構高価な上に日本語iの字幕スーパーが無いとのカスタマレビューを
見てたので諦めていたのだが、やっと日本語の字幕で見れるのでバンザ~~イである。
この映画を初めて見たのはNHKの教育チャンネルであった(昭和62年だったかな?)
家庭用のビデオデッキをやっと購入して半年位した頃で映画を録画しまくってた、
その中の1本である、あんまり良い映画なので何度も再生した。
もうとっくにテープもデッキも無いので今回の日本語字幕スーパー付きで3千円ちょっとの販売は飛び付いた次第である。もう30年以上ぶりに観れるので、今から到着が待ち遠しい!
静かに反戦を訴えた素晴らしい映画である、、、。
延々と続く白い1本道、そこを一人歩く黒いスカーフの女性。ナレーションによって女性と、その女性が待ち続ける“男”の話が語られはじめる。
この映画、水がところどころで印象的に映される。
川の水際で進軍する兵士たち、旅人たちを癒す水道水、行き先を阻む水溜り、ぬかるんだ泥水、列車の蒸気、人の汗、そして流される涙、涙、涙・・・。
舞台はナチスとソ連軍が死闘を繰り広げる戦場へと映り、アリョーシャという名の一人の兵士が戦車に追われる場面となる。まるで怪物のようにアリョーシャを追いかける戦車。モチロン操縦者の顔は映されず、アリョーシャは偶然にも拾った武器によって“英雄”になってしまう。余りに出来すぎた戦果が、後の悲劇をより際立たせる。
思わぬ幸運がくれた休暇。だが、日数は少ない。アリョーシャは無事母の元に行けるのだろうか。タイムリミットが刻々と迫る。
この映画は、戦場の恐怖を描く映画からロードムービーに切り替わっていくが、それでも戦火はアリョーシャの故郷にまで拡がっていくのだ。
旅先での出会いと別れも印象的だ。
列車で交わされる談笑、片脚を失った夫を迎え入れる妻、貨物列車での出会い。
絶えず運動を続け行き先への距離を縮める列車は、男女の距離も縮めて行く。そんな二人も、別れを惜しんで旅を続ける。列車の看視兵との“取引”も面白い。
行き先々の街も空襲で廃墟と化し、列車を運ぶ橋すら人々から奪い取る。重傷を負っても生き延びる人もいるし、キレイな顔のまま死にゆく人々もいる。
アリョーシャの心に“折れる”名も無き車の姿、音楽の畳み掛けが卑怯すぎんだろチクショウ。
母親が駆け、それに気付いたアリョーシャも車から降りて駆けより、熱い抱擁を交わす・・・ああ、再会するという事がこんなにも嬉しい事だとは。
だが、戦争という見えない糸が、アリョーシャを再び戦場に連れて行ってしまう。それでも、アリョーシャは誓い、母は待ち続けるのだろう。たとえ二度と戻らないとしても・・・。