認知言語学の方向に沿っての音韻論および形態論、語彙論の概説書。入門シリーズと銘打たれたシリーズの第二巻だが、このシリーズを「入門」と位置付けているのが本シリーズの数少ない欠点の一つである。本巻の冒頭において編者もその点を断ってはいるが、はっきり言って、普通の学生レベルでは第2章と第3章は到底読破できないだろう。他の巻に比べると本巻だけ突出して難易度が高いのは明らかである。
さて、内容であるが、認知文法の線に沿っての音韻論の概説を試みている1章、生成言語学の限界(あるいは認知言語学の欠点をも)を説いた上で、慎重に認知形態論の可能性を探る2章、これまでの認知言語学で得られた知見を活かしての語彙研究の行方を占う4章はそれぞれ興味深い内容だった。
認知音韻・形態論 (シリーズ認知言語学入門 (第2巻)) (日本語) 単行本 – 2003/7/1
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本の長さ295ページ
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言語日本語
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出版社大修館書店
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発売日2003/7/1
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ISBN-104469212822
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ISBN-13978-4469212822
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
認知言語学での音韻・形態論についての入門書。音韻論、形態論、さらに語彙論の基本的な考え方と立脚点を学ぶ。また、関連する学問分野の知見からの分析もおさえる。
登録情報
- 出版社 : 大修館書店 (2003/7/1)
- 発売日 : 2003/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 295ページ
- ISBN-10 : 4469212822
- ISBN-13 : 978-4469212822
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