勝浦修九段はプロも一目置く天才だった。しかし生涯タイトルを取ることなく理事・裏方として将棋連盟の運営に貢献した。
それでいて勝ち数はコンスタントで、あっという間に九段になったのだから、やはり才能があったのだろう。
私は30年以上前の将棋祭で当時タイトル戦常連の大内九段をあっという間に負かすのを観て驚いた記憶がある。
弟子には永世名人の森内俊之など強い者が多い。
さて、勝浦九段の短編詰め将棋はシンプルな配置のものが多く、解いてみたい気にさせるのが巧い。
それでいて意外なほど簡単でないことが多い。普通のセンスだと「一回嵌って抜けられない」パターンに陥ることもしばしば。
意外な一手を見つけて最後には解けることが多いのだが、作者の感覚が他の人と違うのかもしれない。やはり天才型の人なのだろう。
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