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記憶はスキル ── 科学的研究でわかった! 人生が10倍楽しくなる記憶のルール 単行本(ソフトカバー) – 2022/4/22
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おもしろいほど「覚えられる! 」「忘れない! 」「思い出せる! 」
学習塾などに導入される記憶アプリ「Monoxer(モノグサ)」を開発した元Googleエンジニアが、効率的に記憶を定着させる方法を教えます。
「最近、人の名前が覚えられない」
「昔は電話番号を何件も覚えていたのに、スマホに頼っていたら数字を覚えられなくなった」
「新しい用語が次々に登場するけれど、正直ついていけない…」
本書は、そんな自分の記憶力に課題を感じているあなたに向けた本です。
昔から、さまざまな記憶法が提唱されてきました。もし記憶することが得意になれば、人生のあらゆるシーンで役に立つにちがいない。そう思って、記憶術の本を手に取った人も少なくないでしょう。
実際、覚えることが得意になれば教養は広がるし、複雑なエンタメも楽しめるようになります。子どもなら学習の成果も出やすくなり、自己肯定感も上がるでしょう。記憶には、「自分の世界」を変えるだけのインパクトがあるのです。
けれども、本で紹介される記憶術はどれもなんだか難しく感じられて習得に挫折してしまった、という人も少なくないのではないでしょうか。
本書では、記憶にまつわるさまざまな研究を紹介しながら、誰でもラクに覚えられる方法を提案します。
また、子どもや部下など他者の記憶力を上げる方法についても紹介します。
おとな自身の学び直しのためだけでなく、子どもの勉強をサポートするときにも、記憶についての知識が役に立つのです。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日2022/4/22
- 寸法13 x 1.6 x 18.8 cm
- ISBN-104295406260
- ISBN-13978-4295406266
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出版社より

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記憶がトクイだと人生が楽しくなる!記憶には、私たちの人生を変えるほどのインパクトがあります。「暗記よりも理解が大事」という言い回しの裏にも大きな誤解が潜んでいます。 |
「記憶」とはなにか?記憶のしくみについて、わかりやすく解説します。記憶のしくみや特性を知ることで、効率的に記憶を定着させる方法がわかるようになります。 |
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商品の説明
出版社からのコメント
はじめに:覚えることが「つらい」のはなぜ?
第1章 記憶がトクイだと人生が楽しくなる!
■検索できれば、記憶はいらない?
■「暗記よりも理解が大事」という誤解
■アイデアは記憶から生まれる
■記憶で「自分の世界」が変わる
■記憶が得意な子どもはトクをする
□Column:幼少期の記憶力が衰えてきているように思えるとき
第2章 「記憶」とはなにか?
■数分の「短期記憶」と、もっと短い「感覚記憶」
■「長期記憶」には2種類ある
■人間は、どのように覚えるのか?
■忘れた記憶はどこにいった?
□Column:忘れたい記憶から解放される方法
第3章 効率的な記憶のステップ
■9割の人が意識していない最も大事なこと
■ステップ1 なにを覚えるかを決める
■ステップ2 覚える
■ステップ3 覚えた状態をキープする
■ステップ4 適切に思い出す
■本の内容を覚えたいときは?
第4章 記憶する習慣
■記憶をメンテナンスするための習慣
■子どもに記憶を得意になってもらう5つの方法
第5章 記憶を味方につけるライフスタイル
■記憶のゴールデンタイム
■記憶力を上げる食事
■軽い運動で記憶力が上がる
■「歳を取ると記憶力は落ちる」は本当か?
■ストレスが記憶に与える影響
第6章 記憶ツールがすべてを解決してくれる!?
■ツールに任せられること、人間にしかできないこと
■フラッシュカードの効果を高める使い方
■最新の記憶アプリはどこまでできる?
■記憶ツールを取り入れた組織の驚くべき効果
おわりに:人生を豊かにする記憶のスキル
参考文献
著者について
モノグサ株式会社 代表取締役CTO。東京大学理学部情報科学科卒。東京大学大学院情報理工学系研究科にてコンピュータ科学を専攻。分岐予測・メモリスケジューリングを研究。修士(情報理工学)。修了後は、グーグル株式会社(現・グーグル合同会社)に入社。Android、Chrome OSチームにて、Text Frameworkの高速化およびLaptop対応、ソフトウエアキーボードの履歴・Email情報を用いた入力の高精度化、およびそれを実現する高速省メモリ動的トライの開発、ジェスチャー入力の開発に従事。2016年、モノグサ株式会社を竹内孝太朗(CEO)と共同創業。CTOとして記憶のプラットフォーム「Monoxer」の研究開発に従事。
登録情報
- 出版社 : クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2022/4/22)
- 発売日 : 2022/4/22
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4295406260
- ISBN-13 : 978-4295406266
- 寸法 : 13 x 1.6 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 24,674位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 30位その他の語学・教育関連書籍
- - 57位その他の経営理論関連書籍
- - 58位ビジネス企画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー

上位レビュー、対象国: 日本
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『記憶はスキル』というタイトルの通り、本書では「記憶とは何か、どうやったら記憶ができるようになるのか」ということが科学的エビデンスに基づき詳細に語られている。
私が中高生の頃は「青は記憶に残りやすい色だから、暗記事項は青ペンで書くと良い」などという説が声高に語られ、テスト前には青ペンで化学式や歴史用語がびっしり書かれた紙が量産されたものだったが、完全に眉唾ものだったようだ。
きちんと学術的な論文や実験に基づいて書かれるため研究者による本かと思えば、著者はGoogle出身の経営者らしい。研究を社会に実装することはビジネスの重要な機能であり、まさしくその役目を果たされているようだ。
しかも学術書のように小難しく綴られるかと思えば非常に平易な文章で語られる。
おそらくメインターゲットとされる読者はビジネスパーソンや、受験生などを家庭に持つ親などかと想定されるが、中高生が自分で読んでもさらりと読めてしまうのではないだろうか。そしてこの類の知識を得る時期は若ければ若いほど良い。
各章ごとに章のポイントがまとめられている点も理解が進みやすい。(また、これも本の内容を"記憶"させる為のテクニックか)
こうした「記憶の解説書」として本書は大変素晴らしいのだが、私が最も興味深いと感じたのは「なぜ記憶が重要なのか」である。
近年、詰め込み教育が批判され、「テストの点数よりも自分の頭で考える力が重要」などと多くの著名人や成功者が語る。
たしかにインターネットやスマートフォンの登場でいつでもどこでも検索ができる時代になった。かつてと比較して知識そのものに対する価値は相対的に小さくなったかもしれない。
ただし、だからといって"記憶"が必要ないというのは論理の飛躍がある。
情報の取得や発信が容易になったことは素晴らしいことであるが、その上で必要なことを適切に記憶し、活用することでこそ新しい知が生まれるのだろう。
そう考えると「検索の時代に記憶は不要!」というのは短絡的な思考停止であると言わざるを得ない。(これをGoogle出身の方が言っているのだから面白いし、真実なのであろう)
言われてみれば当たり前のことなのであるが、大変気付かされることの多い本だった。
・記憶=人間の脳に保存されているもの。記憶を時間的な役割によって分類した「短期記憶」と「長期記憶」があるが、このほかに「感覚記憶」(なにかインプットがあったときの感覚を1秒、2秒、あるいはもっと短い間のみ記憶するもの)もある。まずは短期記憶に入れて、その後に長期記憶化すること。覚えておきたい対象を永久に意識しておくことはできないので、短期記憶として覚えた情報を長期記憶に変えて保持し、適切なタイミングで思い出せるようにすることが重要なポイントである。
・記憶の定着において、9割の人が意識していない最も大事なことは、「記憶する対象を決める」ということ。なにを覚えるのかが明確に定まっていないばかりに、効率的に覚えられない場合も少なくない。
・著者が考える記憶のステップとは、
①何を覚えるのか決める
②覚える
③覚えた状態をキープする
④適切に思い出す
という4つである。覚えるコツは、「覚える対象を覚えやすいかたちで定義しておく」こと。より複雑な内容を覚えたい場合、ベースとなる記憶ができたあとに、少し複雑な情報を追加していくと効率的で、莫大な量を一気に記憶するのではなく、少しずつ深めていくことを意識すること。また、複雑な内容や曖昧な内容は、7±2個のキーワードを使って自分の言葉で表現しなおしてから覚えることが大切。
※①〜④の詳細については、本書をご覧ください。
・マウスを使ってさまざまな時刻で長期記憶のテストをおこなったところ、人間で言う朝起きた状態のときが最も記憶しやすいことがわかった。つまり、朝が記憶をするのにとてもよい時間だと覚えておくと良い。また、午前9時に覚えたことを睡眠なしで12時間後にテストした場合と、午後9時に覚えて、睡眠を経て翌朝9時にテストした場合でどのようなちがいがあぅたかを比較した実験で、睡眠を挟んだグループは、睡眠を挟まないグループに比べて正答率が20%もアップしたという結果が出た。これらの実験から、試験前に徹夜で勉強するのは効率が悪いとわかる。どんなに切羽詰まっていても、記憶を定着させるためには1時間でも眠ったほうがよいのだ。朝起きたときお夜寝る前を記憶の時間として決めて習慣化し、それを続けることが効率的な記憶につながるといえる。
・本書では、「記憶がトクイだと人生が楽しくなる!」「「記憶」とはなにか?」「効率的な記憶のステップ」「記憶する習慣」「記憶を味方につけるライフスタイル」「記憶ツールがすべてを解決してくれる!?」という章で構成されており、「覚えることが「つらい」理由」「アイデアは記憶から生まれる」「記憶のメカニズム(短期記憶・長期記憶・感覚記憶など)」「本の内容を覚えたいときにおこなうこと」「記憶をメンテナンスするための習慣」「記憶力を上げる食事とは」「記憶ツールに任させられること、人間にしかできないこと」といった科学的研究に基づいた正しい記憶のしかたについて紹介した内容となっている。

・記憶=人間の脳に保存されているもの。記憶を時間的な役割によって分類した「短期記憶」と「長期記憶」があるが、このほかに「感覚記憶」(なにかインプットがあったときの感覚を1秒、2秒、あるいはもっと短い間のみ記憶するもの)もある。まずは短期記憶に入れて、その後に長期記憶化すること。覚えておきたい対象を永久に意識しておくことはできないので、短期記憶として覚えた情報を長期記憶に変えて保持し、適切なタイミングで思い出せるようにすることが重要なポイントである。
・記憶の定着において、9割の人が意識していない最も大事なことは、「記憶する対象を決める」ということ。なにを覚えるのかが明確に定まっていないばかりに、効率的に覚えられない場合も少なくない。
・著者が考える記憶のステップとは、
①何を覚えるのか決める
②覚える
③覚えた状態をキープする
④適切に思い出す
という4つである。覚えるコツは、「覚える対象を覚えやすいかたちで定義しておく」こと。より複雑な内容を覚えたい場合、ベースとなる記憶ができたあとに、少し複雑な情報を追加していくと効率的で、莫大な量を一気に記憶するのではなく、少しずつ深めていくことを意識すること。また、複雑な内容や曖昧な内容は、7±2個のキーワードを使って自分の言葉で表現しなおしてから覚えることが大切。
※①〜④の詳細については、本書をご覧ください。
・マウスを使ってさまざまな時刻で長期記憶のテストをおこなったところ、人間で言う朝起きた状態のときが最も記憶しやすいことがわかった。つまり、朝が記憶をするのにとてもよい時間だと覚えておくと良い。また、午前9時に覚えたことを睡眠なしで12時間後にテストした場合と、午後9時に覚えて、睡眠を経て翌朝9時にテストした場合でどのようなちがいがあぅたかを比較した実験で、睡眠を挟んだグループは、睡眠を挟まないグループに比べて正答率が20%もアップしたという結果が出た。これらの実験から、試験前に徹夜で勉強するのは効率が悪いとわかる。どんなに切羽詰まっていても、記憶を定着させるためには1時間でも眠ったほうがよいのだ。朝起きたときお夜寝る前を記憶の時間として決めて習慣化し、それを続けることが効率的な記憶につながるといえる。
・本書では、「記憶がトクイだと人生が楽しくなる!」「「記憶」とはなにか?」「効率的な記憶のステップ」「記憶する習慣」「記憶を味方につけるライフスタイル」「記憶ツールがすべてを解決してくれる!?」という章で構成されており、「覚えることが「つらい」理由」「アイデアは記憶から生まれる」「記憶のメカニズム(短期記憶・長期記憶・感覚記憶など)」「本の内容を覚えたいときにおこなうこと」「記憶をメンテナンスするための習慣」「記憶力を上げる食事とは」「記憶ツールに任させられること、人間にしかできないこと」といった科学的研究に基づいた正しい記憶のしかたについて紹介した内容となっている。

本書は様々な研究によって明らかになっている客観的な事実をもとに、記憶とは何か、それを知ったうえでどのように記憶と向き合えばいいのかを非常に分かりやすく紐解いている。
学問も芸術も全ての知的活動の根幹となる記憶を正しく向き合う事でより豊かな人生を送ることができる、そう思える一冊でした。