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言葉を使う動物たち 単行本 – 2020/4/28
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動物はしゃべれるのか? この疑問はすでに過去のものとなっている。なぜなら、動物はしゃべっていることが証明されているからだ。人間は動物の一員であるにも関わらず、自分たちが一番上位にいると思いこんできた。そのため、すべての動物に対する価値判断を人間ができることを基準に行ってきた。
でも考えてみよう。イヌは嗅覚が人間の何百倍も優れ、コウモリは超音波により眼が見えなくても空を飛べ、ゾウは超低音が聞こえて遠距離の連絡ができる。これらの感覚は人間にはまったく理解できないものだ。当然これらを使って動物は意思疎通を行う。人間は書いたり聞いたりと言葉を中心にしたコミュニケーション(人間が感じ取れる範囲の視覚と人間が聞き取れる音域だけ)しかとれないが、動物は人間には感じ取れない方法でコミュニケーションをとる。
著者は哲学者でもあるため、言語とは何かを意識する。伝統的な哲学では言葉の持つ意味が重要だと考えるが、その概念すべてを1つの言葉が表し切れていないとすれば、動物の言葉への視野が開けてくる。動物は鳴き声を上げるだけではなくしゃべっているのだ。生きるために敵から逃げたり、餌を探したりしなければならず、そのために仲間同士、さらに他の種の動物とも情報交換していることが見えてくる。そう、動物も思考し、過去の経験から状況を理解し言葉でそれを伝えているのだ。人間中心に考えるのではなく、動物中心に考えることで、地球上の生き物として、すべての動物がお互いに何かしらの意思疎通を求め、敵からは逃げて、協力すべき仲間とは協働し生きているのだ。
本書には、子どもの頃に両親を密猟者に殺されたゴリラが、おとなになって手話を覚え、その時の様子を人間に伝えた話、流産した飼育員からそのことを手話で伝えられ理解したゴリラが一緒になって涙を流す仕草をした話、韓国で育てられたゾウが、韓国語を覚えてそれをしゃべるので、その低音の録音を韓国人に聞かせると、何を言っているのか理解できる話、モスクワでは郊外に棲むイヌが地下鉄を利用して都心にやってきて(おとなしく座っている)、信号を守って移動し、餌をくれそうな人(40歳を超えた女性、つまりファッションもわかる)にそれをねだり、また地下鉄で戻っていくことを周りの人間が容認し共存している話など、これまで動物は人間よりたんに劣っていると思ってきた人にとって、驚くような事例が書かれている。
人間も動物の一員であり、動物にも人間と同じような権利があることを、著者はさまざまな事例を上げつつ述べている。動物による興味深い言語とコミュニケーションの世界、そして新たな哲学的視点からの言語について語り尽くす。
【目次】
第1章 人間の言葉で話す
第2章 生き物の世界の会話
第3章 動物とともに生きる
第4章 体で考える
第5章 構造、文法、解読
第6章 メタコミュニケーション
第7章 なぜ私たちは動物と話す必要があるのか
でも考えてみよう。イヌは嗅覚が人間の何百倍も優れ、コウモリは超音波により眼が見えなくても空を飛べ、ゾウは超低音が聞こえて遠距離の連絡ができる。これらの感覚は人間にはまったく理解できないものだ。当然これらを使って動物は意思疎通を行う。人間は書いたり聞いたりと言葉を中心にしたコミュニケーション(人間が感じ取れる範囲の視覚と人間が聞き取れる音域だけ)しかとれないが、動物は人間には感じ取れない方法でコミュニケーションをとる。
著者は哲学者でもあるため、言語とは何かを意識する。伝統的な哲学では言葉の持つ意味が重要だと考えるが、その概念すべてを1つの言葉が表し切れていないとすれば、動物の言葉への視野が開けてくる。動物は鳴き声を上げるだけではなくしゃべっているのだ。生きるために敵から逃げたり、餌を探したりしなければならず、そのために仲間同士、さらに他の種の動物とも情報交換していることが見えてくる。そう、動物も思考し、過去の経験から状況を理解し言葉でそれを伝えているのだ。人間中心に考えるのではなく、動物中心に考えることで、地球上の生き物として、すべての動物がお互いに何かしらの意思疎通を求め、敵からは逃げて、協力すべき仲間とは協働し生きているのだ。
本書には、子どもの頃に両親を密猟者に殺されたゴリラが、おとなになって手話を覚え、その時の様子を人間に伝えた話、流産した飼育員からそのことを手話で伝えられ理解したゴリラが一緒になって涙を流す仕草をした話、韓国で育てられたゾウが、韓国語を覚えてそれをしゃべるので、その低音の録音を韓国人に聞かせると、何を言っているのか理解できる話、モスクワでは郊外に棲むイヌが地下鉄を利用して都心にやってきて(おとなしく座っている)、信号を守って移動し、餌をくれそうな人(40歳を超えた女性、つまりファッションもわかる)にそれをねだり、また地下鉄で戻っていくことを周りの人間が容認し共存している話など、これまで動物は人間よりたんに劣っていると思ってきた人にとって、驚くような事例が書かれている。
人間も動物の一員であり、動物にも人間と同じような権利があることを、著者はさまざまな事例を上げつつ述べている。動物による興味深い言語とコミュニケーションの世界、そして新たな哲学的視点からの言語について語り尽くす。
【目次】
第1章 人間の言葉で話す
第2章 生き物の世界の会話
第3章 動物とともに生きる
第4章 体で考える
第5章 構造、文法、解読
第6章 メタコミュニケーション
第7章 なぜ私たちは動物と話す必要があるのか
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社柏書房
- 発売日2020/4/28
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104760152334
- ISBN-13978-4760152339
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
人間だけが言葉を持つわけではない。言語とコミュニケーションの方法はさまざまだ。動物の言語には文法、回帰性もあり、未来も語る。人間の言葉と動物の言葉はどう違うのか。動物の言語ゲームとは何だろうか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
メイヤー,エヴァ
アーティスト、作家、哲学者、シンガーソングライター。4つの小説で賞をとっており、世界中で翻訳されている。短篇と詩はオランダとベルギーの文芸雑誌に掲載された。また、アムステルダム大学で動物哲学を教える。動物倫理学、Minding Animals The NetherlandsのオランダOZSW研究グループの議長。アムステルダム在住
安部/恵子
翻訳者。慶應義塾大学理工学部物理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
アーティスト、作家、哲学者、シンガーソングライター。4つの小説で賞をとっており、世界中で翻訳されている。短篇と詩はオランダとベルギーの文芸雑誌に掲載された。また、アムステルダム大学で動物哲学を教える。動物倫理学、Minding Animals The NetherlandsのオランダOZSW研究グループの議長。アムステルダム在住
安部/恵子
翻訳者。慶應義塾大学理工学部物理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 柏書房 (2020/4/28)
- 発売日 : 2020/4/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 260ページ
- ISBN-10 : 4760152334
- ISBN-13 : 978-4760152339
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 194,404位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.8
星5つ中の3.8
16 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年11月1日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
まだまだ研究途上のようですが、今後の研究の進展は、人間優位主義に立ってきた従来のコミュニケーション、言語、理性、魂、心を見直す機会になるかもしれません。
役に立った
2021年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オスのザトウクジラは一年の内の6か月は歌っているのだそうです。これは何とも楽しい人生(クジラ生)でしょう。
目の見えぬペリカンは別のペリカンに食料を貰って生きていた(ダーウィンの記録)とありますが、ペリカンにそんな利他行為があるとは評者は初めて知りました。そうであれば、人間が生活保護制度を創ったり、福祉政策を行うのは当然のことと思われます。
他に動物の生活、生態について、多くが語られておりますので、動物好きの読者には極めて有益な書と思います。
目の見えぬペリカンは別のペリカンに食料を貰って生きていた(ダーウィンの記録)とありますが、ペリカンにそんな利他行為があるとは評者は初めて知りました。そうであれば、人間が生活保護制度を創ったり、福祉政策を行うのは当然のことと思われます。
他に動物の生活、生態について、多くが語られておりますので、動物好きの読者には極めて有益な書と思います。
2020年7月11日に日本でレビュー済み
圧巻の一冊です。プレーリードッグやゴリラやイルカの扱う言葉の文法的複雑さ、ゾウやカラスなどの死者への弔いなど、動物たちは私たちが考えているよりも遥かに高度な社会的コミュニケーションを取っていることが豊富な資料を基に示されています。
具体的な話が大量に出てきており、そのたびにYoutubeなどで資料を探して読み進めました。この本を読み終わった今では、上を飛ぶスズメがみな人間の子供と同じくらいの知能があるように思えます。
スピリチュアルな話は全く出てきません。数学のできる馬として見世物で有名になったハンスは第四章「体で考える」で紹介されます。ハンスが証明したことは、人間のわずかな体の動きを人以上にうまく読み取れる能力があるということだそうです。
著者はフェミニズムやヴィーガンにも理解があり、そういった傾向が本書でも読み取れますが、そのスタンスが本書の説明力を下げているということは全くありません。これらの考え方についても、自分の中で視野が広まりました。また、そういえば落合陽一はイルカの翻訳機を作る研究をしているという報道が何年か前にありましたが、彼はやはり一歩先をいってるということなんですかね。
本書には神経心理学の話はありませんが、動物にも意識があるという説はマルチェッロ・マッスィミーニらが提唱する「統合情報理論」の演繹で、その筋の証明がなされています。『意識はいつ生まれるのか』は、本書と併せて読むことで深みが増すと思います。
コロナや異常気象など、自然と人間社会の摩擦がますます大きくなる時代に、彼らを本気で理解する技術と思想が生まれてきたのは偶然ではないのかもしれません。動物行動学が、21世紀の科学に残されたここまで大きなフロンティアだとは思っていませんでした。とにかく、いろいろ考えさせられる本です。
具体的な話が大量に出てきており、そのたびにYoutubeなどで資料を探して読み進めました。この本を読み終わった今では、上を飛ぶスズメがみな人間の子供と同じくらいの知能があるように思えます。
スピリチュアルな話は全く出てきません。数学のできる馬として見世物で有名になったハンスは第四章「体で考える」で紹介されます。ハンスが証明したことは、人間のわずかな体の動きを人以上にうまく読み取れる能力があるということだそうです。
著者はフェミニズムやヴィーガンにも理解があり、そういった傾向が本書でも読み取れますが、そのスタンスが本書の説明力を下げているということは全くありません。これらの考え方についても、自分の中で視野が広まりました。また、そういえば落合陽一はイルカの翻訳機を作る研究をしているという報道が何年か前にありましたが、彼はやはり一歩先をいってるということなんですかね。
本書には神経心理学の話はありませんが、動物にも意識があるという説はマルチェッロ・マッスィミーニらが提唱する「統合情報理論」の演繹で、その筋の証明がなされています。『意識はいつ生まれるのか』は、本書と併せて読むことで深みが増すと思います。
コロナや異常気象など、自然と人間社会の摩擦がますます大きくなる時代に、彼らを本気で理解する技術と思想が生まれてきたのは偶然ではないのかもしれません。動物行動学が、21世紀の科学に残されたここまで大きなフロンティアだとは思っていませんでした。とにかく、いろいろ考えさせられる本です。
2020年12月4日に日本でレビュー済み
元々 手話の使える動物の話が好きで、タイトルと帯を見て興味を引かれて購入をしました。
読み始めた当初は様々な動物の驚きの能力に感動していたのですが、数十ページ読んでいくと段々と読み進めるのが苦痛に…
なぜそのように感じるのか考えていたのですが、「〇〇は〇〇という行動をする。また、××も〇〇という行動をする。」という様に、ひたすら短い文章で事実のみが書かれている事が、まるで「国語辞典」をひたすらはじめから読んでいるようで、大量の知識は書かれているけれど、ひとつひとつに関心が持てないからなのだと思いました。
なので今では、目次を見て気になった項目を開く、という形式で読んでいます。
買ったことは少し後悔しましたが、たくさんの知識が書かれていることは確かですので星2つの評価としました。
読み始めた当初は様々な動物の驚きの能力に感動していたのですが、数十ページ読んでいくと段々と読み進めるのが苦痛に…
なぜそのように感じるのか考えていたのですが、「〇〇は〇〇という行動をする。また、××も〇〇という行動をする。」という様に、ひたすら短い文章で事実のみが書かれている事が、まるで「国語辞典」をひたすらはじめから読んでいるようで、大量の知識は書かれているけれど、ひとつひとつに関心が持てないからなのだと思いました。
なので今では、目次を見て気になった項目を開く、という形式で読んでいます。
買ったことは少し後悔しましたが、たくさんの知識が書かれていることは確かですので星2つの評価としました。







