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解決まではあと6人 (講談社文庫) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1994/7/7
- ファイルサイズ1210 KB
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
登録情報
- ASIN : B00BB1ZV8S
- 出版社 : 講談社 (1994/7/7)
- 発売日 : 1994/7/7
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1210 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 292ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 193,952位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について

徳山諄一と井上泉(現・井上夢人)による共作作家。
1982年
「岡嶋二人」名義による『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。
1985年
『チョコレートゲーム』で第39回日本推理作家協会賞受賞。
1988年
『99%の誘拐』で第10回吉川英治文学新人賞を受賞。
1989年
『クラインの壺』発刊と同時に「岡嶋二人」を解散。
1992年
「井上夢人」名義の『ダレカガナカニイル…』でソロデビュー。
上記が、恐ろしく簡単な略歴です。
デビュー当初からミステリーを書いていましたし、ミステリー作家として分類されることが多いのですが、独立して「井上夢人」として書くようになってからは、純然たるミステリーは1本も書いていません。(でももちろん、「ミステリー作家」と呼んでくださったって、ちっとも構わないのです。ただ、「ミステリーが読みたくて買ったのに……」なんてことが起こるかもしれませんけど )
ソロデビューをする以前は、「人さらいの岡嶋」などと呼ばれたりもして、誘拐物の小説が得意だったことになっているようですが、誘拐物──さほど多いわけでもありません。
「井上夢人」の名前で仕事をするようになってからは、コンピュータに強い作家などと呼ばれることもあるようですが、実際は好きでいじくっている程度ですから、そんなに強いわけじゃありません。小説の題材にしばしばコンピュータやネットが登場するので、そんなふうに思われているだけです。
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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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1.あるカメラの持ち主は誰?
2.都内の喫茶店、大文字のVで始まる単語2語の名前で、緑色のマッチを置いている店はどこ?
3.盗まれて別の場所に放置された乗用車から、後部座席が無くなっていたのはなぜ?
4.前衛音楽が録音された3本のカセットテープに残されたメッセージはどう読む?
5.ある男を呼び出し、「〇〇〇〇(男の名)はいつ帰る?」と訊く。
一人ずつの興信所の探偵は、依頼の理由も聞かされず、もちろん他の興信所への依頼のことは知らず、首をかしげながら調査を進めていく。一つずつの依頼をめぐる連作短編集のような構成だが、巧みに伏線が張ってあり、同じ場所や同じ人物がチラチラと登場する。
傑作揃いの岡嶋二人作品の中でも、ひときわ独創性の高い作品だと思う。それぞれの「短編」を読んでいたのでは、何が起きているのかさっぱりわからないのだが、探偵たちの報告を重ねていくと、徐々に「事件」の輪郭が見えてくる。
どの作品にも、いわゆる「名探偵」を登場させなかった岡嶋二人らしい発想で、この作品では、明確な主人公は存在せず(依頼人の「平林貴子」はほとんど登場しない)、徐々に姿を見せる「謎」そのものが主人公だとさえ言えるのではないか。
ただ、最後に謎を解明するのが警察なのは当たり前かもしれないが、若干面白味に欠けるのと、謎解きの部分がやや説明的で、スッキリしない感じなのは残念かな。
一人の探偵が全てを解決するのではなく、章ごとに興信所が変わるところがみそ。こんなスタイルもありかと感心した。
事件が少しずつ見えてきて、最後に全てがきれいにつながるので気持ちよい。
あえて難点を言えば、男性の調査員が、最終章のはやらない興信所の男に少し個性があるくらいで、あとは皆区別がつかないほどに没個性的で似通っている。
また、2章めと4章めは女性が調査に当たるが、男性調査員たちに比べて、馬鹿っぽく描かれているようなのが気にかかった。
一人は素人のアルバイトという設定なので、まあ仕方ないのかもしれないが、2章に登場する女子大生は恋人を強引に調査に巻き込むし、4章の女性も上目使いの「可愛い」表情で親戚の男性に協力を依頼する。
なんとなく、女は独力では何もできず、男に甘えて頼んで利用して問題を解決するものだという、著者の女性観が反映されているように感じたのだが、考えすぎだろうか。