僕は四間穴熊が好きなのですが、相穴熊の棋書が非常に少ないのでこちらを購入しました。
ところがガッカリ。帯に「全穴熊党必読! プロの相穴熊研究を完全披露」とあったので、
振り穴党にも参考になる内容かと思ったのですが、基本的に居飛車が良くなる変化を主に載せてありました。
さらに、三間飛車・石田流・四間飛車・ゴキゲン中飛車・矢倉流中飛車・角道オープン四間飛車と、
たくさんの戦型を載せてしまったがゆえに、内容が薄い。非常にガッカリしました。
「プロの相穴熊研究を完全披露」とあったので、期待外れで残念で仕方ありません。
「これがプロの研究なのか?研究浅っっ。」と突っ込みたくなってしまいました。
たとえば、☗居飛車穴熊対☖四間飛車穴熊の戦いで、
☖5二金・☖6一飛型は居飛車良しで結論付けられています(しかもたったの2ページで)が、
プロの研究では後手も戦えるとされて公式戦でも何十局か指されています(主に青嶋五段が採用)。
これで相穴熊の最先端はちょっとひどい。
将棋世界2017年10月号の振り穴特集のほうが良かったです。
これでは振り穴党が買ってもあまり意味がない気がしますね。
振り穴党にはお勧めできません。
青嶋さんの振り飛車穴熊本が出ることを期待しましょう。
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