赤川氏が贈る変則的ホーム・サスペンス小説。ある朝、月波家の裏口に死体が寄り掛かっていた事を発端に、月波一家に起こる様々なトラブルをホロ苦く描いた作品。
中年夫婦の倦怠期と浮気体験、金に目が眩んだ誘拐劇と詐欺に合う災難、四角関係に悩む大学生の長女岐子。それこそ、"月並"みな一家に起こりそうなトラブルが一挙に襲ってくる。これらが、人間関係の妙とテンポの良さで無理なく語られる。普通ならもっとドロドロする筈の夫妻の不倫の描写が、どことなくオカシイのも赤川流。このトラブルの洪水に立ち向かうのは、不良高校生のボスながら、しっかり者の次女の久子。色ボケ、欲ボケしている大人達より遥かに冷静沈着で機転が利く久子はスーパー・ウーマンのようだが、皮肉が効いている。題名の「裏口」は人間の心の隙のメタファーか。
題材やアイデアにこれと言った新鮮味はないものの、とにかく読ませる。日常に潜む危険をテンコ盛りにしながら、その交通整理が巧く出来ているからであろう。赤川ワールドに浸れる一作。
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裏口は開いていますか? (双葉文庫) 文庫 – 2009/2/1
- 本の長さ429ページ
- 出版社双葉社
- 発売日2009/2/1
- ISBN-104575512583
- ISBN-13978-4575512588
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
月波家の自宅裏口に若い男の死体があった。その日を境に、平凡だった家庭の生活の歯車が狂い出す。夫と妻はそれぞれ別の異性との情事に溺れ、子供たちはそんな大人の裏の顔を知ることになる。事件に巻き込まれていく人々の保身や欲望、裏切りなどを、ブラックユーモアたっぷりに描いたサスペンス長編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
赤川/次郎
1948年福岡県生まれ。桐朋学園高校卒業。76年「幽霊列車」で、第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞。80年『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2005年には第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1948年福岡県生まれ。桐朋学園高校卒業。76年「幽霊列車」で、第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞。80年『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2005年には第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2009/2/1)
- 発売日 : 2009/2/1
- 文庫 : 429ページ
- ISBN-10 : 4575512583
- ISBN-13 : 978-4575512588
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,694,162位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 5,358位双葉文庫
- - 32,982位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
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著者について
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1948年、福岡県生まれ。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。「三毛猫ホームズ」「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 幽霊物語 下 (ISBN-13: 978-4198931827 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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殿堂入りNo1レビュアー
「月波家の自宅裏口に若い男の死体があった。その日を境に、平凡だった家庭の生活の歯車が狂い出す。」
という説明は少し違うのではないかと思う。
その前に,あるセールスマンの勧誘があり,その使者としての男が死者になっていたということらしい。
次女の活躍で,家族崩壊が防げたあたりは,三姉妹ものと役割分担が重なっている。
透明感のある次女の活躍が,赤川ワールド全開という感じでしょう。
ありとあらゆる問題を次女が解決していく。
痛快冒険小説といえるかもしれない。
ps.
「裏口入学」の話ではない。
という説明は少し違うのではないかと思う。
その前に,あるセールスマンの勧誘があり,その使者としての男が死者になっていたということらしい。
次女の活躍で,家族崩壊が防げたあたりは,三姉妹ものと役割分担が重なっている。
透明感のある次女の活躍が,赤川ワールド全開という感じでしょう。
ありとあらゆる問題を次女が解決していく。
痛快冒険小説といえるかもしれない。
ps.
「裏口入学」の話ではない。
2010年4月22日に日本でレビュー済み
20年以上も前の学生時代に読んだ本だが、いまだに”面白かった”という記憶が強い。
当初、本格ミステリ/青春ミステリ(死者の学園祭、ぼくらの課外授業 等)を期待して読んだのに
ユーモアミステリで「誰が犯人?どんなトリック?」という内容でなくてガッカリした。
しかしどんどん読ませるストーリー展開と、混乱していく個別の事件が最後にスッキリ解決する
という展開はとても面白い。
真新しいプロットでないがエンターテイメント小説として十分楽しめる。
当初、本格ミステリ/青春ミステリ(死者の学園祭、ぼくらの課外授業 等)を期待して読んだのに
ユーモアミステリで「誰が犯人?どんなトリック?」という内容でなくてガッカリした。
しかしどんどん読ませるストーリー展開と、混乱していく個別の事件が最後にスッキリ解決する
という展開はとても面白い。
真新しいプロットでないがエンターテイメント小説として十分楽しめる。









