最近、よくわかる、誰でもわかる、といったやや内容の軽い実務本が増えている中で、本書は労働者性、解雇、雇止め、安全配慮義務等、労務管理のテーマごとに、近年の裁判例の傾向や実務対応について、しっかり整理されている中身の濃い本だと思う。
特に裁判事例について、どの本にも載ってある古い裁判を扱うのではなく、ここ5年以内のわりと新しい裁判事例を中心に扱い、それを物語風に紹介して興味を引く工夫をし、そのうえで丁寧に紛争予防の実務対応について解説を加えているのが良い。
労働法や労務管理がまったく分からないという人だとちょっと苦しいと思うが、多少の経験や知識があり、裁判事例の傾向を抑え、日頃の労務管理実務に活かしたいと考える経営者や人事担当者等にとってはとても参考になると思う。
値段がやや高いのと巻末の判例索引が見づらいのはちょっと気になるが、それを補って余りある良書だと思う。
裁判事例から見える労務管理の対応策 (日本語) 単行本 – 2014/5/30
山口 寛志
(著)
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本の長さ342ページ
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言語日本語
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出版社新日本法規出版
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発売日2014/5/30
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ISBN-10478827891X
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ISBN-13978-4788278912
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商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山口/寛志
社会保険労務士山口事務所代表。特定社会保険労務士。慶応義塾大学経済学部卒。筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了(法学修士)。出版編集、社会保険労務士事務所勤務を経て、2005年社会保険労務士山口事務所を設立。企業の顧問社会保険労務士として就業規則・諸規程の作成、労働時間管理、賃金制度改善等、日々労務管理のアドバイスを行うとともに、執筆活動、企業研修、各種実務セミナーの講師等も行う。東京都社会保険労務士会業務推進委員会委員、東京都社会保険労務士会渋谷支部幹事、社会保険労務士三田会副会長、筑波労働判例研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
社会保険労務士山口事務所代表。特定社会保険労務士。慶応義塾大学経済学部卒。筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了(法学修士)。出版編集、社会保険労務士事務所勤務を経て、2005年社会保険労務士山口事務所を設立。企業の顧問社会保険労務士として就業規則・諸規程の作成、労働時間管理、賃金制度改善等、日々労務管理のアドバイスを行うとともに、執筆活動、企業研修、各種実務セミナーの講師等も行う。東京都社会保険労務士会業務推進委員会委員、東京都社会保険労務士会渋谷支部幹事、社会保険労務士三田会副会長、筑波労働判例研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 新日本法規出版 (2014/5/30)
- 発売日 : 2014/5/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 342ページ
- ISBN-10 : 478827891X
- ISBN-13 : 978-4788278912
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