・・小生は70になって、自分は『街道をゆく』の『台湾紀行』を
書くために生まれてきたのかなと、思ったりしています。(司馬遼太郎)
台湾人は日本好き。たいていの日本人も台湾のためにはなにかいいこと
やってやろうじゃないかと思っている。戦前に同じく日本の統治を受けた
台湾と韓国。なぜこんなにも違ってきたんだろうと疑問だった。この本を
読んでその理由がわかったような気がする。
この本は単なる紀行文ではない。文章からは著者の台湾に対する愛情
(いとおしい気持ち)がほとばしっている感じがする。
週刊朝日連載1993.7-1994.3。書かれたのは李登輝による台湾民主化が
実現してわずか5年後のころにあたる。
オランダ人はインドネシアを領有して国民の身長が平均20cm伸びた
らしい。植民地の収奪というものはそれくらいはげしい。植民地もしきりに
抵抗する。いまは中国のウィグル自治区問題、香港問題、台湾問題が
クローズアップしているが、西洋諸国みんながやってきたことなのだ。
日本は僻地にあってよかった。西洋諸国が押し寄せてきたときにはインドや
中国や東南アジアでどんなひどい搾取が行われていたか、事前に知ることが
でき、心構えができていたから。これからも(軍事大国+経済大国の
アメリカと中国のあいだに挟まれて)日本は平和を維持しながらうまく
やっていけるのだろうか。
この本は面白い。エピソードがすばらしい。何度も泣きそうになった。
沈乃霖(しんないりん)先生の話とか。日本人も捨てたもんじゃないなと
思った。
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街道をゆく 40 (朝日文芸文庫 し 1-43) 文庫 – 1997/5/1
司馬 遼太郎
(著)
台湾紀行
- 本の長さ393ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日1997/5/1
- ISBN-104022641487
- ISBN-13978-4022641489
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (1997/5/1)
- 発売日 : 1997/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 393ページ
- ISBN-10 : 4022641487
- ISBN-13 : 978-4022641489
- Amazon 売れ筋ランキング: - 139,743位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 323位日本文学(日記・書簡)
- - 34,739位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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2024年9月25日に日本でレビュー済み
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ハードカバーなので字が大きくて読みやすいです。台湾のことがわかりやすく書いてあります。
2020年3月4日に日本でレビュー済み
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面白かった~‼️是非旅行に行きたくなりました
2014年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1993年7月2日〜1994年3月25日号 週刊朝日に連載
流民と栄光/葉盛吉・伝/長老/でこぼこの歩道/歴史の木霊/二隻の船/李登輝さん/続・李登輝さん/南の俳人たち/馬のたとえ/児玉・後藤・新渡戸/潜水艦を食べる話/客家の人たち/看板/魂魄/沈乃霖先生/伊沢修二の末裔/海の城/海りょうの貴公子/八田與一のこと/珊瑚潭のほとり/鬼/山川草木/嘉義で思ったこと/山中の老人/日本丸が迎えに/浦島太郎たち/大恐慌と動乱/寓意の文化/山人の怒り/大野さん/千金の小姐/花蓮の小石/太魯閣の雨/対談・李登輝
中国は多民族国家であり、漢民族だけが歴代の皇帝ではない
清は満州民族による最初で最後の漢民族支配である、日清戦争後下関条約で日本へ割譲されたが、清でさえ台湾は化外(統治の及ばない)の地と考えていた。
その台湾に日本は官僚をおき、台湾人(高砂族をはじめとする少数民族と中国からの外省人)の反抗はありながらも製糖産業、金融業を発展させるだけでなく、交通、水利・水道などのインフラストラクチャーの整備のみならず、高等教育、公衆衛生など日本と同程度の事業がおこなわれており近代国家の礎を構築した。
皇民として太平洋戦争にも従軍し多くの兵士を失ったことは日本人と同じである。というか、日清戦争後から太平洋戦争後までは台湾人は、日本人であったのだ。
このため第二次大戦後の中国支配において中国本土から逃亡した蒋介石および中国共産党との二重支配とでもいえる支配の中で台湾人は殺戮され貶められた歴史を生き抜き、現在のように高度に発展した国家を作り上げたことは日本統治の影響も否定はできない
蒋介石は漢民族であったが、次の総統李登輝は台湾人である。旧制台北高校から京都帝大農学部卒業し、戦後は台北大学に編入し1990年に総統選挙で総統に就任し、真の台湾の政治経済教育に尽力した 司馬との対談が巻末にあるが日本人として台湾人としてまた客家(漢民族の少数民族)としてそしてプロテスタントとして台湾歴史の中で光り輝く存在である
1972年日中国交正常化の際に中華民国:台湾との国交が外交上消滅したことは、日本にとってよかったのだろうかという疑問が残る。
国交が外交上存在しないために日本に台湾:中華民国の大使館は存在しないが民間の台北駐日文化代表処が実質的に大使館業務を施行している
台湾の歴史を知ったことで、中国とは全く異なる中国の魅力は深まった
さらに最高峰玉山(昔ニイタカヤマ)3952mで、かつては日本の最高峰でもあり、南北に連なる山脈の麓にある数々の景勝地は魅力をさらに倍増するものである
1位:太魯閣峡谷(東海岸) 2位:日月潭(中西部) 3位:阿里山(中西部)というランキングもあるらしいのでぜひ一度行ってみたいものだ
中国とは異なる中国であるというのは言葉も異なることから言える
こんにちは 北京語ニイハオ 台湾語リイホウ
私は日本人です ウォシーリーベンレン ゴアシジップラン
お嬢さん シャオジエ ショーチャ
お名前は? ニングイシン リクイシ
ご遠慮せずに ブークーチ ベンケーキ
ありがとう シエシエ トーシエ
すみません ドゥエブチ パイセー
かまいません メイグアンシ ボイアウキン
いくら? ドウシャオチエン ゾアトエチン
さようなら ザイジエン サイキェン など
街道を行くの中でもオランダ、バスクととも外国紀行としてもお勧めであるが
それは司馬によって語られる歴史が新しく身近であるということだけでなく
司馬自身の歴史でもありまた、たまたま日本人贔屓の登場者が多いのも台湾紀行を好ましく思う理由であろう
「街道をゆく」も、あと3巻で終わってしまうと思うと寂しい限りである そして次に誰の本を手に取るかも大いなる悩みでもある
流民と栄光/葉盛吉・伝/長老/でこぼこの歩道/歴史の木霊/二隻の船/李登輝さん/続・李登輝さん/南の俳人たち/馬のたとえ/児玉・後藤・新渡戸/潜水艦を食べる話/客家の人たち/看板/魂魄/沈乃霖先生/伊沢修二の末裔/海の城/海りょうの貴公子/八田與一のこと/珊瑚潭のほとり/鬼/山川草木/嘉義で思ったこと/山中の老人/日本丸が迎えに/浦島太郎たち/大恐慌と動乱/寓意の文化/山人の怒り/大野さん/千金の小姐/花蓮の小石/太魯閣の雨/対談・李登輝
中国は多民族国家であり、漢民族だけが歴代の皇帝ではない
清は満州民族による最初で最後の漢民族支配である、日清戦争後下関条約で日本へ割譲されたが、清でさえ台湾は化外(統治の及ばない)の地と考えていた。
その台湾に日本は官僚をおき、台湾人(高砂族をはじめとする少数民族と中国からの外省人)の反抗はありながらも製糖産業、金融業を発展させるだけでなく、交通、水利・水道などのインフラストラクチャーの整備のみならず、高等教育、公衆衛生など日本と同程度の事業がおこなわれており近代国家の礎を構築した。
皇民として太平洋戦争にも従軍し多くの兵士を失ったことは日本人と同じである。というか、日清戦争後から太平洋戦争後までは台湾人は、日本人であったのだ。
このため第二次大戦後の中国支配において中国本土から逃亡した蒋介石および中国共産党との二重支配とでもいえる支配の中で台湾人は殺戮され貶められた歴史を生き抜き、現在のように高度に発展した国家を作り上げたことは日本統治の影響も否定はできない
蒋介石は漢民族であったが、次の総統李登輝は台湾人である。旧制台北高校から京都帝大農学部卒業し、戦後は台北大学に編入し1990年に総統選挙で総統に就任し、真の台湾の政治経済教育に尽力した 司馬との対談が巻末にあるが日本人として台湾人としてまた客家(漢民族の少数民族)としてそしてプロテスタントとして台湾歴史の中で光り輝く存在である
1972年日中国交正常化の際に中華民国:台湾との国交が外交上消滅したことは、日本にとってよかったのだろうかという疑問が残る。
国交が外交上存在しないために日本に台湾:中華民国の大使館は存在しないが民間の台北駐日文化代表処が実質的に大使館業務を施行している
台湾の歴史を知ったことで、中国とは全く異なる中国の魅力は深まった
さらに最高峰玉山(昔ニイタカヤマ)3952mで、かつては日本の最高峰でもあり、南北に連なる山脈の麓にある数々の景勝地は魅力をさらに倍増するものである
1位:太魯閣峡谷(東海岸) 2位:日月潭(中西部) 3位:阿里山(中西部)というランキングもあるらしいのでぜひ一度行ってみたいものだ
中国とは異なる中国であるというのは言葉も異なることから言える
こんにちは 北京語ニイハオ 台湾語リイホウ
私は日本人です ウォシーリーベンレン ゴアシジップラン
お嬢さん シャオジエ ショーチャ
お名前は? ニングイシン リクイシ
ご遠慮せずに ブークーチ ベンケーキ
ありがとう シエシエ トーシエ
すみません ドゥエブチ パイセー
かまいません メイグアンシ ボイアウキン
いくら? ドウシャオチエン ゾアトエチン
さようなら ザイジエン サイキェン など
街道を行くの中でもオランダ、バスクととも外国紀行としてもお勧めであるが
それは司馬によって語られる歴史が新しく身近であるということだけでなく
司馬自身の歴史でもありまた、たまたま日本人贔屓の登場者が多いのも台湾紀行を好ましく思う理由であろう
「街道をゆく」も、あと3巻で終わってしまうと思うと寂しい限りである そして次に誰の本を手に取るかも大いなる悩みでもある
2016年1月18日に日本でレビュー済み
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台湾について知っていることも多かったが、客観的な見方ができた。
2014年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
台湾を中心にした日本,中国,アジア,西欧の歴史的なつながりが,司馬遼太郎氏の人情,国家,政治,経済,権力などの論点から解きほぐされ,台湾の成り立ちが楽しく理解できる.多くの登場人物から人間の豊さが表現されている.
2017年12月4日に日本でレビュー済み
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台湾は蒋介石には染まらなかった。
台湾を愛せもせず、最後まで、中国へ帰りたっかた蒋介石。
骨になっても中国に帰れない気の毒な人の餌食になった土地。
今度は高砂族に会いたいな~。
台湾を愛せもせず、最後まで、中国へ帰りたっかた蒋介石。
骨になっても中国に帰れない気の毒な人の餌食になった土地。
今度は高砂族に会いたいな~。
2012年7月20日に日本でレビュー済み
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東日本大震災での台湾の暖かい対応を知ってから台湾に旅行しましたが、恥ずかしい話、これほど日本と台湾が近い関係だったことを初めて知りました。結局、旅行から帰ってから図書館や書店で台湾を調べました。また自ずと中国の歴史もスライドしながら知ることができました。台湾について多くの書籍やリポート、旅行誌が出ていますが、司馬 遼太郎は独特の切り口で台湾と日本を見ており深層を抉っています。観光で気軽に訪れることできる台湾ですが旅行雑誌などとともに一読をお勧めします。



