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街場のメディア論 (光文社新書) 新書 – 2010/8/17
- Kindle版 (電子書籍)
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おそらくあと数年のうちに、新聞やテレビという既成のメディアは深刻な危機に遭遇するでしょう。この危機的状況を生き延びることのできる人と、できない人の間にいま境界線が引かれつつあります。それはITリテラシーの有無とは本質的には関係ありません。コミュニケーションの本質について理解しているかどうか、それが分岐点になると僕は思っています。(本文より)
テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調----、未曽有の危機の原因はどこにあるのか?
「贈与と返礼」の人類学的地平からメディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。内田樹が贈る、マニュアルのない未来を生き抜くすべての人に必要な「知」のレッスン。神戸女学院大学の人気講義を書籍化。
僕は自分の書くものを、沈黙交易の場に「ほい」と置かれた「なんだかよくわからないもの」に類すると思っています。誰も来なければ、そのまま風雨にさらされて砕け散ったり、どこかに吹き飛ばされてしまう。でも、誰かが気づいて「こりゃ、なんだろう」と不思議に思って手にとってくれたら、そこからコミュニケーションが始まるチャンスがある。それがメッセージというものの本来的なありようではないかと僕は思うのです。(本文より抜粋)
- ISBN-104334035779
- ISBN-13978-4334035778
- 出版社光文社
- 発売日2010/8/17
- 言語日本語
- 本の長さ211ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
一九五〇年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。著書に『街場のアメリカ論』『街場の現代思想』(以上、文春文庫)、『街場の教育論』『街場の中国論』(以上、ミシマ社)、共著に『現代人の祈り--呪いと祝い』(サンガ)、『若者よ、マルクスを読もう』(かもがわ出版)など。二〇〇七年『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞を、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞二〇一〇を受賞。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。2007年『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞を、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2010/8/17)
- 発売日 : 2010/8/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 211ページ
- ISBN-10 : 4334035779
- ISBN-13 : 978-4334035778
- Amazon 売れ筋ランキング: - 155,977位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 123位メディアと社会
- - 236位ジャーナリズム (本)
- - 746位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について

1950(昭和25)年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想。ブログ「内田樹の研究室」を拠点に武道(合気道六段)、ユダヤ、教育、アメリカ、中国、メディアなど幅広いテーマを縦横無尽に論じて多くの読者を得ている。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞受賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第三回新書大賞を受賞。二〇一〇年七月より大阪市特別顧問に就任。近著に『沈む日本を愛せますか?』(高橋源一郎との共著、ロッキング・オン)、『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)、『武道的思考』(筑摩選書)、『街場のマンガ論』(小学館)、『おせっかい教育論』(鷲田清一他との共著、140B)、『街場のメディア論』(光文社新書)、『若者よ、マルクスを読もう』(石川康宏との共著、かもがわ出版)などがある。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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こうなったのは、経済環境などの外部的原因ではなくメディアの内部的原因、すなわちメディアの本来備えているべきコミュニケーションの本質が失われたからだと指摘する。
ではコミュニケーションの本質とはなにか。それは「反対給付義務」という人間に本来内在する贈与されたものに対する将来的な返礼の気持ちであるという。贈与された時点では自分にとっての価値が不明であっても、将来他者から贈与されたときに初めて、最初にうけとった贈与物の価値が創出され、同時に贈与についての感謝の気持ちが湧くと。
ネットメディアや電子書籍を取り扱った本は比較的電子書籍に批判的な内容が多いが、この著者はそれと一線を画する。それは、電子書籍の導入により、ワンクリックで同時多発的に著述が伝播され、前述の反対給付義務の履行を実現させる機会に恵まれるからだと指摘しています。
メディアが生来的に固持すべき本質を、商取引のコンテクストで語ったが故、自縄自縛の道をたどったというのは、なるほどなと思わされた。
多くの有名な作家などの意見には、電子書籍に批判的なものが多い。肯定的な意見としてとても参考になる一冊です。
誰もがなんとな聞いたことのあるコピーであった。しかし、その詳細に入ると、
インターネットだ、電子書籍だとかのほかのメディアの勃興にあうということもありながらも、
ある種のおもてなしの精神がかけているという指摘は驚いた。
それに、レヴィ‐ストロースの考えなどを絡めてくるあたりかなり面白い。
☆4つにしたのは、ネットなどの面に触れていると思ったら、
そういうことをあまり言いたいのではなく、そもそもメディアの存在とはこうあるべきなのではないか
ということだった点で、予想外だったということです。
その原因の本質がどこにあるのかを探りだそうと試みた、
著者の講義が元にして書籍化した作品です。
20歳そこそこを対象とした講義なのでと著者も言っているが、
わかりやすく、また知的探究心をくすぐる知識もちりばめられています。
キャリア教育目的の本講義の最初にまずキャリア教育は
間違っていると喝破するところから始まります。
競争至上主義が才能を花開かせるのでは無く、
「その能力が必要とされたときにはじめて潜在能力は発動する。」
という著者の人間観からはじまるのですが著者の価値観の根底
にあるものを垣間見れるでしょう。
前書きで「メディアの不調はそのままわれわれの知性の不調である」
−これは真摯に受け止めなければならない前提と思います−
としつつもメディア自身の構造的な病理も指摘します。
また、医療崩壊と教育崩壊に与えた影響とその考察も行っています。
−以下抜粋(部分改)−
「その能力が必要とされたときにはじめて潜在能力は発動する。」
「『危機耐性』と『手作り可能性』はメディアの有用性を考慮する場合のかなり重要な指標。」
「情報を評価する時の最優先の基準は『世界の成り立ち』についての理解が深まるか。」
「メディアが好んで採用する『演技的無垢』は、それを模倣する人々に間に社会的態度として広く流布した。」
「『被害者=政治的に正しい立場』というのはもともと左翼の政治思想に固有のもの。」
「『資源の分配のときに有利になるかもしれないから』とりあえず被害者のような顔をしてみせる
というマナーが『普通の市民』にまで蔓延した。」
「『推定正義』が事実によって反証されたら、メディアの威信が低下すると思っている。」
「メディアは『常に正しいことだけを選択的に報道している』という
ありえない夢を追います。この態度は僕は病的だと思います。」
「最終的な責任を引き受ける生身の個人がいない。」
「僕たちが今読まされている、聴かされている文章のほとんどは、
血の通った個人ではなく、定型が語っている。定型が書いている。」
「教育制度が『一寸先は闇』になることは巨大な情報市場を創出します。」
他にも、電子書籍・読書人に対する言及、
また、著作権・贈与経済を文化人類学的に考察などによって、
メディアの本質と生き延びる道に関する考察を多角的に行っています。
1章のキャリア教育についての話も面白いです。メディアとはあまり関係ないけど、とても参考になります。就職を控えている人にもいいかもしれないです。一番心に残っている言葉は、「メディアの不調はそのまま私たちの知の不調になる」でした。







