昔、友人から借りて読んだ本。『ヴァイオライト』は当時「?」だったが今回は理解できた。そして日下兄弟に泣いた。
あとはじめて気付いたのだが、『星の恋人』の後半「ロリコン」「まあそういうなナルシスト」のやりとり。自分自身の指に恋してることを「ナルシスト(自分が好き)」にかけているのかなと。
ひとコマひとコマが繊細で美しい。詩のような音楽のような。人の形をした異形なひとたちとの交流と愛。これまで抱いたことのないような読了感でした。ひどく気持ちのいいぬるま湯に浸かっていたような心地になる。世界の見え方が変わった…。
虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンコミックス) Kindle版
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言語日本語
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出版社講談社
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発売日2009/11/20
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ファイルサイズ79568 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
星5つ中の4.6
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月18日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
作者の市川氏の作品全般から見えてくるのは
「観測者」であり決して「主人公ではない」
その一歩引いた行く末を見届ける
“神の視点”であることだ
神あるいは創造主
立場は様々であるが
産み落としたモノの手から離れた
“何者か”の献身さには溜め息が出るほどに
健気で、優しく、純粋だ
産みたての赤子が手元から離れ
そしてまた産み続ける
その苦悩の原点とも言えるエピソードの数々は本当に本当に美しかった
特に無機物がヒトへと近付いて行く演出は
恐ろしいほどに現実感があり
まるで実際に存在するのではないかと錯覚させられる程である
素晴らしい傑作集
これを読まないのは勿体無い
「観測者」であり決して「主人公ではない」
その一歩引いた行く末を見届ける
“神の視点”であることだ
神あるいは創造主
立場は様々であるが
産み落としたモノの手から離れた
“何者か”の献身さには溜め息が出るほどに
健気で、優しく、純粋だ
産みたての赤子が手元から離れ
そしてまた産み続ける
その苦悩の原点とも言えるエピソードの数々は本当に本当に美しかった
特に無機物がヒトへと近付いて行く演出は
恐ろしいほどに現実感があり
まるで実際に存在するのではないかと錯覚させられる程である
素晴らしい傑作集
これを読まないのは勿体無い
2011年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は25時のバカンスを先に読んでしまったのですが、こちらのほうが話がシンプルで読みやすかったです。
内容は、不思議で孤独で切ない愛の話でした。
ちょっと不思議な世界観が最後まで謎解き的な要素になっていて良いと思います。
あと全編切ないですが、読後感はとても良いです。
読んでいて、ひんやり、レモンみたいなフルーツのイイ匂いがするような気がしました。
内容は、不思議で孤独で切ない愛の話でした。
ちょっと不思議な世界観が最後まで謎解き的な要素になっていて良いと思います。
あと全編切ないですが、読後感はとても良いです。
読んでいて、ひんやり、レモンみたいなフルーツのイイ匂いがするような気がしました。
2011年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙買いしました。
この表紙に惹かれる人と、目にも留まらない人で、まず真っ二つに分かれそう。
そして、惹かれる人にもあらかじめこのジャンルにこだわりがある人が多く、やっぱり票が割れるのかも。
私自身はそれほどこだわりなく読んで、買ったことを後悔しませんでした。
人の形をして、でも人ではない者たちの「捧げる愛」のお話です。
語りは静かで、そもそも「愛」の定義を黙して語らない。主題は行間に沈み、透き通った上澄みしか現れない、という印象。
人に似た人でない者が差し出そうとする想い、それを受け止める人間の悲しみと苦悩。
4つの短編中、それが最も直接描かれているのが表題作「虫と歌」です。
「虫と歌」が最初に載せられていれば、この作品集の意図がもっとわかりやすかったと思います。
1つめの短編では、受け止める人は初めから不在で、
2つめでは喪失し、
3つめでは望む形ではなくとも与えられます。
4つめでは、捧げる者と、受け止める人間の想いが、最も多く言葉で語られます。
いわゆる行間系な漫画で、(広い意味でも)リアリズムでないため万人受けはしないという、
とにかく「読んで見なきゃ好きか嫌いかわかんない」系の作品です。
でも、表紙に惹かれる人なら一見の価値ありだと思います。
この表紙に惹かれる人と、目にも留まらない人で、まず真っ二つに分かれそう。
そして、惹かれる人にもあらかじめこのジャンルにこだわりがある人が多く、やっぱり票が割れるのかも。
私自身はそれほどこだわりなく読んで、買ったことを後悔しませんでした。
人の形をして、でも人ではない者たちの「捧げる愛」のお話です。
語りは静かで、そもそも「愛」の定義を黙して語らない。主題は行間に沈み、透き通った上澄みしか現れない、という印象。
人に似た人でない者が差し出そうとする想い、それを受け止める人間の悲しみと苦悩。
4つの短編中、それが最も直接描かれているのが表題作「虫と歌」です。
「虫と歌」が最初に載せられていれば、この作品集の意図がもっとわかりやすかったと思います。
1つめの短編では、受け止める人は初めから不在で、
2つめでは喪失し、
3つめでは望む形ではなくとも与えられます。
4つめでは、捧げる者と、受け止める人間の想いが、最も多く言葉で語られます。
いわゆる行間系な漫画で、(広い意味でも)リアリズムでないため万人受けはしないという、
とにかく「読んで見なきゃ好きか嫌いかわかんない」系の作品です。
でも、表紙に惹かれる人なら一見の価値ありだと思います。
他の国からのトップレビュー

Marcelo Guerra
5つ星のうち5.0
Nice I was able to buy this through Amazon
2020年11月25日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Been meaning to get Ichikawa’s other manga. Thanks for making easier and accessible