なかなかの高評価だったので、レビューや内容の粗筋も知らず、まぁ面白いのだろうと思い込み、他の本と一緒に買ってみました。
いやー読むのが遅すぎました。
もっとずっと早く読むべきでした。
調べもせず買った自分が悪いのですが、大人が読む小説では無いと思わなかったです。
中学生~こじらせた高校生までが限界でしょうか?
大人びた高校生ならもう無理ですかね。
なんせ主人公の精神が思春期の如くとても幼いので、大人は読んでてとても冷めます。
最後のオチもパクリ(オマージュ?)ですし。。
それと後で知ったのですが、アニメの映画になってるらしいですが、なるほどと納得しました。
内容的には深夜にやっているアニメにはピッタリでしょう。
個人的に星は一つですが、思春期の中学生ならばもっと楽しめるのではと思い星二つにしました。
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![[伊藤 計劃]の虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)](https://m.media-amazon.com/images/I/413QUC9BKfL._SY346_.jpg)
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) Kindle版
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言語日本語
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出版社早川書房
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発売日2010/2/10
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者について
伊藤計劃 1974年10月東京都生まれ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』で作家デビュー。同書は「ベストSF2007」「ゼロ年代ベストSF」第1位に輝いた。2008年、人気ゲームのノベライズ『メタルギアソリッドガンズオブザパトリオット』に続き、オリジナル長篇第2作となる『ハーモニー』を刊行。第30回日本SF大賞のほか、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門を受賞。2009年3月没。享年34。2011年、英訳版『ハーモニー』でフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊藤/計劃
1974年10月生まれ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』で作家デビュー。「ベストSF2007」「ゼロ年代SFベスト」第1位に輝いた。2008年、オりジナル長篇第2作となる『ハーモニー』を刊行。第30回日本SF大賞のほか、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門を受賞。2009年3月没。享年34。2011年、英訳版『ハーモニー』でフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
1974年10月生まれ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』で作家デビュー。「ベストSF2007」「ゼロ年代SFベスト」第1位に輝いた。2008年、オりジナル長篇第2作となる『ハーモニー』を刊行。第30回日本SF大賞のほか、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門を受賞。2009年3月没。享年34。2011年、英訳版『ハーモニー』でフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B009DEMA02
- 出版社 : 早川書房 (2010/2/10)
- 発売日 : 2010/2/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 411 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 432ページ
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Amazon 売れ筋ランキング:
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カスタマーレビュー
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420 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネットで「これは紛れもない徹夜本!」という記述を見て、早速購入。
著者の名前は初見。そもそも、名前が読めない・・・。(笑)振り仮名も無いし、なんなんだ?と思いきや、下にPROJECT ITOHと小さく書いてある。PROJECT? え、これで計画って読むの?と思って調べたらビンゴでした。(一応ちゃんとIMEでも変換されました・・・「劃」。無知ですみません・・・。)
「な、なんか、かっこいいペンネームじゃないか・・・。」と途端に襟を正して読み始めた次第です。(笑)
主人公は、クラヴィス・シェパード、アメリカ情報軍の大尉です。日本人の小説なのにいきなり外国人が主人公?という点で若干面食らいましたが、読み進めるうちに気にならなくなりました。
9.11以降、先進国は人々の支払い、移動の全てを認証し、徹底的な管理体制を敷くことにより、テロを一掃していました。しかしながら、発展途上国では、逆に紛争、テロ、虐殺などが急増しており、アメリカ軍は都度、その対応に追われていました。主人公のシェパード大尉が、その対応(対応とは要するに主導者の暗殺なのですが・・・。)に当たります。次々と任務を進めるうちに、紛争や、テロ、虐殺の陰には必ずと言っていい程、一人の男が存在していることが浮かび上がります。しかしながら、その男はいつも、間一髪で逃走。なかなかシェパード大尉は彼を捉えることができません。
「彼は一体誰なのか?」
明らかになる、衝撃の事実。そして、最後にシェパード大尉の取った行動とは?
まさに徹夜本にふさわしいSF大作でした。
話の内容は勿論ですが、この作品は単なるサイエンスフィクションとしては収まりきれない面白さがあります。著者の世界観、倫理観、宗教観、想像力、どれをとってもスケールの大きさが桁違いです・・・。
唸った箇所は沢山あるのですが、特に、AIの事を記述した以下のくだりは思わず二度読みをしてしまいました。
「皮肉なことに、人間の脳の研究が進めば進むほど、人工知能の研究はジリ貧になっていった。生身の脳の精巧さ―――というよりは冗長度を、コンピューターで再現することは皆がとうの昔にあきらめている。依然として戦場では、人間にしかできないことがあまりに多すぎた。(中略)人間の兵士な高価な部品だ…。」云々
本作は本当に全てが完璧!最高のエンタメ!と手放しで褒めたいところなのですが、一点だけ・・・。
描写が正直リアルすぎます。当然、作品内では沢山の人が死ぬのですが、あまりにその描写が凄すぎて、都度映像が頭に浮かんで来てしまうのです・・・(泣)まさに、「ハクソーリッジ」とか「ランボー最後の戦場」を見ているようなグロさ・・・。正直自分はその部分には相当閉口しましたが、それさえも、著者のとんでもない実力の一環だと考え、なんとか読みを得ました・・・。
読了後、「なんで、こんな作家を今まで全く知らなかったのかなぁ、他に作品も聞いたことないし・・・。」なんて思っていたのですが、解説を読んで初めて、既に亡くなっていらしゃることを知りました。デビューからわずか2年ほどで、34歳の若さでお亡くなりになったそうです。ご自身の命を削って作品を生み出していたことを知り、あらためて、著者の凄さというか、作品に対する凄まじさに、心打たれました。
宮部みゆきをして、「私には、3回生まれ変わってもこんなにすごいものは書けない。」と言わしめた本作。ご興味があれば、是非、伊東計劃氏の世界を体験してみて下さい。(ちなみにアニメにもなっているようです。)
著者の名前は初見。そもそも、名前が読めない・・・。(笑)振り仮名も無いし、なんなんだ?と思いきや、下にPROJECT ITOHと小さく書いてある。PROJECT? え、これで計画って読むの?と思って調べたらビンゴでした。(一応ちゃんとIMEでも変換されました・・・「劃」。無知ですみません・・・。)
「な、なんか、かっこいいペンネームじゃないか・・・。」と途端に襟を正して読み始めた次第です。(笑)
主人公は、クラヴィス・シェパード、アメリカ情報軍の大尉です。日本人の小説なのにいきなり外国人が主人公?という点で若干面食らいましたが、読み進めるうちに気にならなくなりました。
9.11以降、先進国は人々の支払い、移動の全てを認証し、徹底的な管理体制を敷くことにより、テロを一掃していました。しかしながら、発展途上国では、逆に紛争、テロ、虐殺などが急増しており、アメリカ軍は都度、その対応に追われていました。主人公のシェパード大尉が、その対応(対応とは要するに主導者の暗殺なのですが・・・。)に当たります。次々と任務を進めるうちに、紛争や、テロ、虐殺の陰には必ずと言っていい程、一人の男が存在していることが浮かび上がります。しかしながら、その男はいつも、間一髪で逃走。なかなかシェパード大尉は彼を捉えることができません。
「彼は一体誰なのか?」
明らかになる、衝撃の事実。そして、最後にシェパード大尉の取った行動とは?
まさに徹夜本にふさわしいSF大作でした。
話の内容は勿論ですが、この作品は単なるサイエンスフィクションとしては収まりきれない面白さがあります。著者の世界観、倫理観、宗教観、想像力、どれをとってもスケールの大きさが桁違いです・・・。
唸った箇所は沢山あるのですが、特に、AIの事を記述した以下のくだりは思わず二度読みをしてしまいました。
「皮肉なことに、人間の脳の研究が進めば進むほど、人工知能の研究はジリ貧になっていった。生身の脳の精巧さ―――というよりは冗長度を、コンピューターで再現することは皆がとうの昔にあきらめている。依然として戦場では、人間にしかできないことがあまりに多すぎた。(中略)人間の兵士な高価な部品だ…。」云々
本作は本当に全てが完璧!最高のエンタメ!と手放しで褒めたいところなのですが、一点だけ・・・。
描写が正直リアルすぎます。当然、作品内では沢山の人が死ぬのですが、あまりにその描写が凄すぎて、都度映像が頭に浮かんで来てしまうのです・・・(泣)まさに、「ハクソーリッジ」とか「ランボー最後の戦場」を見ているようなグロさ・・・。正直自分はその部分には相当閉口しましたが、それさえも、著者のとんでもない実力の一環だと考え、なんとか読みを得ました・・・。
読了後、「なんで、こんな作家を今まで全く知らなかったのかなぁ、他に作品も聞いたことないし・・・。」なんて思っていたのですが、解説を読んで初めて、既に亡くなっていらしゃることを知りました。デビューからわずか2年ほどで、34歳の若さでお亡くなりになったそうです。ご自身の命を削って作品を生み出していたことを知り、あらためて、著者の凄さというか、作品に対する凄まじさに、心打たれました。
宮部みゆきをして、「私には、3回生まれ変わってもこんなにすごいものは書けない。」と言わしめた本作。ご興味があれば、是非、伊東計劃氏の世界を体験してみて下さい。(ちなみにアニメにもなっているようです。)
2020年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
精巧に作り込まれた世界観から、著者の「面白い物を書こう」という気概はとても感じるのですが、残念ながら「読者を楽しませよう」という気はあまり感じられませんでした。
前述の通り世界観はかなり作り込まれているのですが、そのためかとにかく説明が多いのです。
説明の後でようやく話が動いて、これからどうなる?というところで、また説明、説明、説明…でうんざりしてきます。
もっと噛み砕いた表現で、台詞などを利用して補完出来なかったものかと思います。
そして個人的に一番辛かったのは、主人公がマザコンだというところ。
ネタバレになりますが、最後はそのマザコンが引き金となって、とんでもないことをしでかします。
内容的にも、アニメ映画にもなっているということから、恐らく若者向けなのでしょうね。
私のような中年の読み物ではないと感じました。
セールだったので一緒にハーモニーも買ってしまったのですが、正直読むのを躊躇します…。
前述の通り世界観はかなり作り込まれているのですが、そのためかとにかく説明が多いのです。
説明の後でようやく話が動いて、これからどうなる?というところで、また説明、説明、説明…でうんざりしてきます。
もっと噛み砕いた表現で、台詞などを利用して補完出来なかったものかと思います。
そして個人的に一番辛かったのは、主人公がマザコンだというところ。
ネタバレになりますが、最後はそのマザコンが引き金となって、とんでもないことをしでかします。
内容的にも、アニメ映画にもなっているということから、恐らく若者向けなのでしょうね。
私のような中年の読み物ではないと感じました。
セールだったので一緒にハーモニーも買ってしまったのですが、正直読むのを躊躇します…。
2019年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
※ネタバレ注意
ぜひ読んでほしいです。初めて読んでから10年も経ちますが、読み返す度に新しい発見がある作品です。
この物語の最後の仕掛けはエピローグまで読んで初めてわかる。
主人公のクラヴィスは虐殺器官とジョン・ポールについてアメリカ議会で長く長く証言することになる。
「公聴会の記録にアクセスした人々の、まぶたのない耳に入りこんでいった。」
とあるように、その後はアメリカ全土で内戦が始まる。
読者は物語の外にいるけれど、これが虐殺器官を誘発する文法が含まれていることに気がつく。これが最後の仕掛けです。
なぜ物語るのか、なぜ小説で物語るのか。
そういったことも考えさせられる作品です。
ぜひ読んでほしいです。初めて読んでから10年も経ちますが、読み返す度に新しい発見がある作品です。
この物語の最後の仕掛けはエピローグまで読んで初めてわかる。
主人公のクラヴィスは虐殺器官とジョン・ポールについてアメリカ議会で長く長く証言することになる。
「公聴会の記録にアクセスした人々の、まぶたのない耳に入りこんでいった。」
とあるように、その後はアメリカ全土で内戦が始まる。
読者は物語の外にいるけれど、これが虐殺器官を誘発する文法が含まれていることに気がつく。これが最後の仕掛けです。
なぜ物語るのか、なぜ小説で物語るのか。
そういったことも考えさせられる作品です。