現実的で冷静でオタクな猫猫と、いまいち噛み合わなくて時々凹みながらも概ね楽しんでいる壬氏、それを見守る高順、猫猫を可愛がる玉葉妃と女官たち。なんとなく癒されるのは私だけかも知れませんが、絶対的な嫌なやつが今のところいなくて嬉しいです。
世界観は日本と中国のいいとこ取りで、後宮に、遊郭に、宦官、現代科学も少々という具合です。
ただ、文は拙いです。日本語を母語としない人やAIが書いたと言われても驚かないくらいです。かなりの忍耐と補正力を求められます。
「てをには」や慣用句の間違いは当たり前。視点が一行ごとに変わったり、細かい矛盾があったりもします。
経営状態の良くない娼館で養われる赤子は「やっかみの対象だっただろう」というのに至っては、数秒かかって「やっかいな存在」と書きたかったのだと気付き、もはやアハ体験でした。テストの珍解答集のような面白さはありますが、ほぼ全ての文を修正しながら読むのは、疲れる上に気が散ります。
日本語を母語として日本で育った人がこれを書いたのだとしたら、小学生に英語など教えても意味がないと改めて強く思いました。
お話が面白ければ面白いほど、本質ではないところでつまずかされるのは煩わしく、興ざめするものです。よって、マイナス2。
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薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫) Kindle版
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言語日本語
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出版社主婦の友社
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発売日2014/8/29
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ファイルサイズ15253 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
大陸の中央に位置するとある大国。その皇帝のおひざ元にその娘はいた。猫猫(マオマオ)、花街で薬師をやっていたが、現在後宮で下働き中である。けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があった。そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。存命の二人の御子も重い病と聞いた猫猫は、その原因を調べ始める―。大絶賛されたあの痛快ミステリーが待望の文庫化。中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が宮中で起こる難事件を次々に解決する。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
著者について
日向 夏(ひゅうが なつ): 福岡県在住。著書に「トネリコの王」(ヒーロー文庫)。
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B07CJ2XSW4
- 出版社 : 主婦の友社 (2014/8/29)
- 発売日 : 2014/8/29
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 15253 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 299ページ
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 1,204位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 8位ヒーロー文庫
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年4月13日に日本でレビュー済み
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219人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明朝か清朝くらいの後宮が舞台と思っていたが、どうも架空の王朝が舞台のようである。
王朝設立の逸話など本当に現実に存在するのではないかと考えさせられるほど説得力があって、世界観からして作り込みが凄い。
作り込んであるのは世界観に留まらず登場人物たちの背景や関係性、行動原理など
非常に良く出来ているし、猫猫が解き明かした小さな事件の数々がずっと尾を引き、
先の展開までつながっている緻密なプロットに舌を巻く。
作者がトリック、薬学、歴史に限らず、どれほど幅広い知識を収集して、
この作品を世に送り出したのかと考えると頭が下がる思いである。
イラストも非常にマッチしていて、売ってやるぞという出版社の意気込みを感じるし、
本作はライトノベルというジャンルにとらわれない極めて良質なシリーズだと思う。
コミカライズは「猫猫の後宮謎解き手帳」と銘打たれているものもあるが、1巻以降は後宮を
飛び出して、国家の重大事件にも関わっていくので、スケールの小さな推理物ではなく、
サクセスストーリーとしての要素も含めている(最も猫猫当人は嫌がっているが)。
余談であるが、「小説家になろう」で公開されているWEB版は小説版と内容はほぼ同じだが、
猫猫と壬氏の恋愛要素などを排除しているので、二人の進展模様を知りたければ小説を買うしかない。
本当に賢い作者だと思う。
王朝設立の逸話など本当に現実に存在するのではないかと考えさせられるほど説得力があって、世界観からして作り込みが凄い。
作り込んであるのは世界観に留まらず登場人物たちの背景や関係性、行動原理など
非常に良く出来ているし、猫猫が解き明かした小さな事件の数々がずっと尾を引き、
先の展開までつながっている緻密なプロットに舌を巻く。
作者がトリック、薬学、歴史に限らず、どれほど幅広い知識を収集して、
この作品を世に送り出したのかと考えると頭が下がる思いである。
イラストも非常にマッチしていて、売ってやるぞという出版社の意気込みを感じるし、
本作はライトノベルというジャンルにとらわれない極めて良質なシリーズだと思う。
コミカライズは「猫猫の後宮謎解き手帳」と銘打たれているものもあるが、1巻以降は後宮を
飛び出して、国家の重大事件にも関わっていくので、スケールの小さな推理物ではなく、
サクセスストーリーとしての要素も含めている(最も猫猫当人は嫌がっているが)。
余談であるが、「小説家になろう」で公開されているWEB版は小説版と内容はほぼ同じだが、
猫猫と壬氏の恋愛要素などを排除しているので、二人の進展模様を知りたければ小説を買うしかない。
本当に賢い作者だと思う。
2019年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
基本的には面白いです。
中国風王朝の後宮や前宮が舞台の小説で、下女として売り飛ばされた薬師が持ち前の知識と洞察力で難事件を解決していく。
ただ、読んでいてもどかしい箇所が頻発します。
基本的に、薬師の謎解きが非常に断片的というかそっけなくて、一体何が事件の背景でどう解決したのかが良く分からない事がままあります。
ミステリーにつき物の、ピースがピタッとハマって鮮やかに解決するというカタルシスがありません。
しょっちゅうモヤモヤします。
他のレビュアーの指摘では、誤字脱字や不可解な言い回しも多いようですね…
あと、絶世の美形宦官ですがが、
主人公から侮蔑的な視線を浴びせられたせいで何かかえって彼女を意識してしまうというくだりが意味不明です。
人間いくら羨望の眼差しに慣れきっていたからといって、
それと逆の冷たい目線に新鮮さを感じる事はありませんよ。
ライトノベルとして一定の評価はできますが、ちょっと歴史的要素もミステリーの要素も貧弱ですね。
辛口で申し訳ありませんが、軒並み高評価だったので勝手に期待値を上げてしまったかのかも知れません。
中国風王朝の後宮や前宮が舞台の小説で、下女として売り飛ばされた薬師が持ち前の知識と洞察力で難事件を解決していく。
ただ、読んでいてもどかしい箇所が頻発します。
基本的に、薬師の謎解きが非常に断片的というかそっけなくて、一体何が事件の背景でどう解決したのかが良く分からない事がままあります。
ミステリーにつき物の、ピースがピタッとハマって鮮やかに解決するというカタルシスがありません。
しょっちゅうモヤモヤします。
他のレビュアーの指摘では、誤字脱字や不可解な言い回しも多いようですね…
あと、絶世の美形宦官ですがが、
主人公から侮蔑的な視線を浴びせられたせいで何かかえって彼女を意識してしまうというくだりが意味不明です。
人間いくら羨望の眼差しに慣れきっていたからといって、
それと逆の冷たい目線に新鮮さを感じる事はありませんよ。
ライトノベルとして一定の評価はできますが、ちょっと歴史的要素もミステリーの要素も貧弱ですね。
辛口で申し訳ありませんが、軒並み高評価だったので勝手に期待値を上げてしまったかのかも知れません。
2019年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロットに少々肉付けしたような文章。情景描写が少ないので、白い空間にキャラクターが動いているような印象でした。
キャラクター重視で読みたい方や漫画版から入った方には気にならないかも。
内容もさらっとしていて軽い感じなので、好みが分かれるところではないでしょうか。自分のまわりの小説好きな方達にはちょっと軽くて勧められないかな…?
読みやすいと思うのでライト層にはオススメの小説です。
探偵ものとしては足りないので煽り文句に疑問をもちます。ショートショート的感覚な内容です。プロット状態と言った方が伝わりやすいかな。
キャラクター重視で読みたい方や漫画版から入った方には気にならないかも。
内容もさらっとしていて軽い感じなので、好みが分かれるところではないでしょうか。自分のまわりの小説好きな方達にはちょっと軽くて勧められないかな…?
読みやすいと思うのでライト層にはオススメの小説です。
探偵ものとしては足りないので煽り文句に疑問をもちます。ショートショート的感覚な内容です。プロット状態と言った方が伝わりやすいかな。
2018年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本を読む理由に「面白い!」それ以上に何かを付け加える必要があるだろうか?ないでしょ!
中華風+後宮+ファンタジーとくると、大概のラノベは設定説明に序盤の少なくない紙幅を取られて読むのが面倒になりがちです、が。
この作品は違う。
作品の設定説明など特に設けずガンガン話が進みます。
読み進むうちに登場人物の言動から舞台設定は自然と読者の脳内に成立します。
なので内容が濃くて面白い。並みのラノベ3冊分の出来事が1冊に入っています。
面白く楽しい作品です。
本屋さんで1巻だけ買いましたが翌日のこり2~7巻を大人買いしました。お薦めです。
中華風+後宮+ファンタジーとくると、大概のラノベは設定説明に序盤の少なくない紙幅を取られて読むのが面倒になりがちです、が。
この作品は違う。
作品の設定説明など特に設けずガンガン話が進みます。
読み進むうちに登場人物の言動から舞台設定は自然と読者の脳内に成立します。
なので内容が濃くて面白い。並みのラノベ3冊分の出来事が1冊に入っています。
面白く楽しい作品です。
本屋さんで1巻だけ買いましたが翌日のこり2~7巻を大人買いしました。お薦めです。