先ず、この本は「どうやって薄氷を踏むべきか?」を説明する実践本ではありません。
「薄氷」は「あやうい状態」の比喩で、「踏み方」は「どのように切り抜けるか」を表している。(と思います。)
「運命は完全に決まっていて、同時に完全に自由」である。
「目標が満たされる」ということは、ある意味「生命の危機」である。
「学問=ものの成り立ちを知るためにすること」、「場の力」、「間の大切さ」など、そそるトピック目白押し!!
明日からすぐに使える、というような次元の話ではないけど、意識は確実に変わると思います。
すばらしい本!掛け値なしの★★★★★。
薄氷の踏み方 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2008/11/22
甲野 善紀 名越 康文
(著)
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Kindle版 (電子書籍)
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単行本(ソフトカバー)
¥1 より
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本の長さ226ページ
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言語日本語
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出版社PHP研究所
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発売日2008/11/22
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ISBN-104569698123
-
ISBN-13978-4569698120
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
お金、場の空気、成長、心と身体…武術家と精神科医が「一流の条件」を独特な視点で探る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
甲野/善紀
1949年、東京都生まれ。武術研究者、松聲館館主。神戸女学院大学客員教授。1978年から武術研究を専門とする道に入り、古流の武術や異分野との交流、古文献の研究などを通して、古の武術を研究する。その研究の一端がスポーツ、楽器演奏、介護、教育等に応用されて成果を挙げ、さまざまな分野から注目されている
名越/康文
1960年、奈良県生まれ。精神科医。専門は思春期精神医学、精神療法。大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて精神科緊急救急病棟の設立、責任者を経て、1999年同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・コメンテイター、雑誌連載、映画評論、漫画分析などさまざまな分野で幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1949年、東京都生まれ。武術研究者、松聲館館主。神戸女学院大学客員教授。1978年から武術研究を専門とする道に入り、古流の武術や異分野との交流、古文献の研究などを通して、古の武術を研究する。その研究の一端がスポーツ、楽器演奏、介護、教育等に応用されて成果を挙げ、さまざまな分野から注目されている
名越/康文
1960年、奈良県生まれ。精神科医。専門は思春期精神医学、精神療法。大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて精神科緊急救急病棟の設立、責任者を経て、1999年同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・コメンテイター、雑誌連載、映画評論、漫画分析などさまざまな分野で幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.8
星5つ中の3.8
8 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト1000レビュアー
2008年初版。中で語られている事は良く読むと結構ドーン、と重い事が採り上げられている事が多い。それに私の場合は知識やら感情やらが付いて行っていないだけなのだ。サラリ、と文字だけ追って読んでしまって、アレッ?と読み返す。自分の中で話題が消化されていない事に気付く。濃い密度の話に私が慣れていない事に気付く。
凝縮されたエネルギーが多分このお二人の間では当たり前なのだろう。軽い、と文字だけ見れば確かにそうも感じられるが、自分が少しでも話されている内容が分る処は響き方が違う。生き方そのものに対する真剣味が何に対しても他人事ではなく、ご自分達のスタンスと常に見比べている気がした。名越氏の印象は、この本で見る限り、著名精神科医に対する世間一般の予想を覆し、軽く見せている。それも読者の目を眩ますカモフラージュなのかも知れない。
この本はもしかしたら、色々な方との対談をされる甲野氏の一寸した息継ぎだったのかも知れない。自分と波長やテンポやレベルが合っていて、それでいながら何を相手が出して来るか、ホンの一寸だが緊張感も味わえて、甲野氏自身も話を聞き、楽しむ事が出来る。ご自分のチューニングだったのか。甲野氏の本のどこかで名越氏とは電話でかなりの頻度で話をして居る時が有った、と読んだが多分そのノリの延長線なのであろう。
今読んだ事は分らないなりに反芻してみたい。文字だけ、音だけがどんな風に頭の中で熟成して行くのか、時を置いてもう一度読んで見たい。
凝縮されたエネルギーが多分このお二人の間では当たり前なのだろう。軽い、と文字だけ見れば確かにそうも感じられるが、自分が少しでも話されている内容が分る処は響き方が違う。生き方そのものに対する真剣味が何に対しても他人事ではなく、ご自分達のスタンスと常に見比べている気がした。名越氏の印象は、この本で見る限り、著名精神科医に対する世間一般の予想を覆し、軽く見せている。それも読者の目を眩ますカモフラージュなのかも知れない。
この本はもしかしたら、色々な方との対談をされる甲野氏の一寸した息継ぎだったのかも知れない。自分と波長やテンポやレベルが合っていて、それでいながら何を相手が出して来るか、ホンの一寸だが緊張感も味わえて、甲野氏自身も話を聞き、楽しむ事が出来る。ご自分のチューニングだったのか。甲野氏の本のどこかで名越氏とは電話でかなりの頻度で話をして居る時が有った、と読んだが多分そのノリの延長線なのであろう。
今読んだ事は分らないなりに反芻してみたい。文字だけ、音だけがどんな風に頭の中で熟成して行くのか、時を置いてもう一度読んで見たい。
2009年7月1日に日本でレビュー済み
精神科医と、武術家の雑談を本にしたものです。
とりとめもないことを話しているのに、妙に納得し、感心する場面が多いです。
おそらくは、「人の心」という、見えないものと知的に格闘する仕事している精神科医と、
武術のこつという、皮膚感覚でしか伝えられないモノと格闘する仕事をしている武術家が、
言葉にならないある種の感覚を、会話によって相通じながら、それを読者にもわかるように
ビジュアル化したり、イメージしやすいたとえをいろいろ使って表現しているからなのかもしれません。
普段、自分でもそう思っていて意識下に眠っていることを呼び起こされたり、
まったく知らない世界を垣間見せられたり。
行間ががっしりしてて、骨太な印象を受けました。
なんというか、妙におもしろいんです。
ぱらぱらと目を通すだけのつもりがついつい釘付けになり、読み続け、
家の中で食事中だけでなく、トイレに行くときも、お湯をわかすときも
手放すことなく読み続けてしまいました。
もっとも、いろいろ考えさせられること、気づかされることもありと、
いい本ではあるのは間違いないですが、はたして万人の役に立つかどうか、
そこまでは自信がありません。
個人的には星5つなんですが、推奨の自信のなさで星一つ減じて星4つにしてみました。
とりとめもないことを話しているのに、妙に納得し、感心する場面が多いです。
おそらくは、「人の心」という、見えないものと知的に格闘する仕事している精神科医と、
武術のこつという、皮膚感覚でしか伝えられないモノと格闘する仕事をしている武術家が、
言葉にならないある種の感覚を、会話によって相通じながら、それを読者にもわかるように
ビジュアル化したり、イメージしやすいたとえをいろいろ使って表現しているからなのかもしれません。
普段、自分でもそう思っていて意識下に眠っていることを呼び起こされたり、
まったく知らない世界を垣間見せられたり。
行間ががっしりしてて、骨太な印象を受けました。
なんというか、妙におもしろいんです。
ぱらぱらと目を通すだけのつもりがついつい釘付けになり、読み続け、
家の中で食事中だけでなく、トイレに行くときも、お湯をわかすときも
手放すことなく読み続けてしまいました。
もっとも、いろいろ考えさせられること、気づかされることもありと、
いい本ではあるのは間違いないですが、はたして万人の役に立つかどうか、
そこまでは自信がありません。
個人的には星5つなんですが、推奨の自信のなさで星一つ減じて星4つにしてみました。
2011年1月24日に日本でレビュー済み
アメリカンなプラグマティック本・セミナー、
そしてマニュアル本・ハウツー本の信奉者、
科学的・ロジカルな思考法が大事と唱えている人たちの目には、
曖昧で、宗教掛かって、極めて不誠実に写る一冊だろう。
しかし人間観察・認識並びに身体を使うという点において
凡人にはとても到達し得ないような高みに上り詰めた二人の筆者が
持てるイメージと言葉を尽くして伝えようとしている感覚を
少しでも自らの身体感覚として気づき、受け止められれば、
この上なく骨太な世界が描かれていることが解るだろう。
一見、解り易そうな言葉で綴られているが
解った気になって、実は梯子を外される危険な一冊である。
そしてマニュアル本・ハウツー本の信奉者、
科学的・ロジカルな思考法が大事と唱えている人たちの目には、
曖昧で、宗教掛かって、極めて不誠実に写る一冊だろう。
しかし人間観察・認識並びに身体を使うという点において
凡人にはとても到達し得ないような高みに上り詰めた二人の筆者が
持てるイメージと言葉を尽くして伝えようとしている感覚を
少しでも自らの身体感覚として気づき、受け止められれば、
この上なく骨太な世界が描かれていることが解るだろう。
一見、解り易そうな言葉で綴られているが
解った気になって、実は梯子を外される危険な一冊である。
2010年1月14日に日本でレビュー済み
TVの放談番組を活字にしたような印象で、聞き流せばなんとなく面白く聞ける内容なのかもしれないが、文字に起こしてしまうと結構厳しい。
名越さんは完全にTVタレントとしての役割に居着いてしまっていて、言葉を軽く使いすぎ。自らの前提として語る内容が感覚的且つ説明が不足しているので、粗さが目立つ。
甲野先生のお話を厚くすれば良かったのに。
短いスケジュールで本に出来る安易な企画に、それにあわせて安易乗った感がありありで、まさに安易に広く薄く分かったような気になりたいニーズを満たしてくれそうな、紙幅の割りに薄っぺらい本で残念。
名越さんは完全にTVタレントとしての役割に居着いてしまっていて、言葉を軽く使いすぎ。自らの前提として語る内容が感覚的且つ説明が不足しているので、粗さが目立つ。
甲野先生のお話を厚くすれば良かったのに。
短いスケジュールで本に出来る安易な企画に、それにあわせて安易乗った感がありありで、まさに安易に広く薄く分かったような気になりたいニーズを満たしてくれそうな、紙幅の割りに薄っぺらい本で残念。