異色の作品に目がないわ〜
まず「砂術師」という設定自体が珍しいね。
莉莉や真雷たちの住む国は中華風の感じで、その大陸の地理関係や文化も唐代の中国を思わせます。
作者の言葉遣いは流暢かつ丁寧で、クライマックスがあまり感じないが思わず一気に読みたい程の魅力があると思います。
亡くなった皇帝の遺言を聞くため、返魂術が使える砂術師が必要とする。
真雷と莉莉はその悪名高い砂術師の住む砂漠へ。
砂術師のサイリは師匠の可笑しな理由で
(弟子が出来損ないがため、わざわざ民の命を奪うまで彼に修行の時間を引きかえらせた)
不死の呪いをかけられたこともどこか異色…
サイリの願いは「死」、その死に方によって真雷の命が必要だとわかった。
そこで彼は真雷と取引をして、願いを叶う代わりに命を取る事。
真雷は国のためその条件を飲んだ。
しかし真雷に惚れた莉莉は激しく反発した…
物語自体は面白いが、
なにより、この3人の友情でも三角でもBLでも敵でも味方でも、とにかくなんにも似つかわしくない関係が新鮮で面白かった〜!
文句といえば、
時にキャラーの言動が設定とちょっとずれるところと、
もう少しイラスト枚数が欲しいところかな。
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