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[廣瀬 誠]の萬葉集 その漲るいのち: 国文研叢書 No.30

萬葉集 その漲るいのち: 国文研叢書 No.30 Kindle版


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Kindle版, 2019/1/5
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商品の説明

内容紹介

※この商品は固定レイアウトで作成されており、10インチ程度以上の大きい画面で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。購入前にお使いの端末で無料サンプルをお試しください。


【本書の上梓にあたつて(小田村寅二郎、一部)】

 著者・廣瀬誠さんは、明けて数へ年六十八歳となられたが、本書の「はしがきに代へて―高葉集と私―」によると、若き日の中学三年の時、「文庫本の『萬葉集』(しかも凝つて『白文高葉集」をいつもポケットに入れて持ち歩くほど熟読した。」と回想してをられる如く、その生涯を通して『萬葉集』(そして『古事記』と)に親しまれた方である。
 廣瀬さんは、『萬葉集』の一首一首の和歌に相対するとき、いつも細心の考証を重ねられながら、その詠者の、人柄、その折の心組み、当時の環境、詠草の対象課題などを次々に推し測り、その作品に溢れ出てゐる″歌のしらべ″の律動までを、心して感得しようとされた如くである。目次に見られる本書の構成の仕方をはじめ、記述された内容が、きはめて独創に満ちてをり、読む者に深い感動を覚えしめずには措かないのも、『萬葉集』の持つすばらしさと共に、廣瀬さんの終始一貫した真摯な人生姿勢及びのちに記す人柄の然らしめるところに拠るのであらうかと思ふ。
 巻末の「著者略歴」でお判りの通り、廣瀬さんは、富山で生れ、終始富山で過された。私が廣瀬さんとお会ひしたのは、富山中学生の時上京された折であつた。後、国学院大学に学ばれたが、中途退学されて富山に戻られた。そして昭和二十三年から昭和五十七年の定年までの三十五年間を、富山県立図書館に勤務され、その最後の数年間は、同図書館長として活躍された。その間、富山県史、富山市史の編纂、富山県文化財保護審議委員などを歴任される傍ら、日本山岳会にも所属され、立山・黒部の踏破・研究に精魂を尽された。さうしたことから、富山新聞文化賞、北日本新聞文化功労賞、富山県文化賞を相ついで受賞されたのである。
 多くの薪書の中には、昭和四十六年に書かれた新書判『立山と白山―その歴史・伝説・文学―』は、旅行者の良き手引き書として、今も北陸各駅の売店に並べられ、多くの人ちに愛読されてゐる。一方、昭和五十九年に桂書房から出版された大冊の著作『立山黒部奥山の歴史と伝承』(A5判、六四〇頁)全十三章、(付録“立山ざら越え道筋絵図”)は、その道の権威ある学者としての名声を、世に確乎不動のものとされたと思ふ。・・・

 かうした大病後の廣瀬さんに、本書の執筆をお願ひするについては、私にも同人諸氏にも、かなりのためらひがあつた。しかし、「国文研叢書」の第一冊目が、夜久正雄氏の『古事記のいのち』といふ名著であつたことに照らし、はじめての『萬葉集』についての「叢書」であつてみれば、私ども同人の中では廣瀬さんにお願ひするのが、最善の計であつた。お身体を無理なさらぬために、既発表のものを中心にしての執筆をお願ひしたつりであつたが、しかし廣瀬さんは、多忙な日々の中で精一杯の努力を傾けられ、すべてが書きおろし原稿となつたのである。びつくりしたのは私どもで、お身体に響かねば、と案じ祈る思ひ切なるものがあった。なは、頁数の都合で、一部を割愛させていただかねばならなくなつたことは、何とも心残りであり、かつ、廣瀬さんにまことに申し訳ないことと思ふ。それにしても「国文研叢書」に、『古事記のいのち』と並んで、『萬葉集その澁るいのち』を得た嬉しさは、たとへやうもないものである。


【「はしがき」に代べて ―萬葉集と私―(一部)】

 昭和五十一年二月、皇太子殿下が冬季国体に来県された時、私は立山の歴史についてお話申上げたが、『萬葉集』に立山が歌はれてゐることに言及すると、「それはどんな歌ですか」と御下間になった。私が朗々と立山賦を暗誦したところ、殿下も妃殿下もニッコリほほゑまれた。なつかしい思ひ出だ。
 昭和五十六年、癌研病院で生死をかけた大手術を受けた時、妻は幾夜も徹夜で看病してくれたが、妻は萬葉の歌「わが背子は物な思ほし事しあらば火にも水にもわれ無けなくに」(4、五〇六)を誦しながら、私を看とった。小学校を卒業するとき、担当の先生から一人に一首づつ萬葉歌を贈られたが、たまたま妻はこの歌を与へられ、それが四十年後、口をついて出て来たのであった。
 やうやく死地を脱し、療養期間に入ったが、舌の三分の一その他を切り取られた私は、発声思ふにまかせず、毎日病院の屋上で、発声訓練を兼ねて萬葉の長歌を朗誦し、これによって機能を七分涌り回復したのであった。私と高葉の因縁はまことに遠くして深い。

 国民文化研究会の小田村理事長から『萬葉集』について『国文研叢書』の一冊としてまとめるやうお電話をいただいた時、簡単にお引受けしてしまったが、考へてみると、今まで書いたものはほとんど「越中萬葉」ばかりだ。全国の国民文化研究会の方々に読んでいただくには、「越中萬葉」だけではぐあひが悪い。『萬葉集』全般について書かねばならぬと覚悟し、新たに稿を起した。従って二、三を除き、大部分は書きおろしだ。

・・・「何とか蛇におぢず」、目をつぶって、五十年間読み味はって来た私の『萬葉集』を一気にここに打ち出した。萬葉の大山脈、その山ふところに足を踏み入れ、先人の足跡を辿ったり、見失ったりしながら、自己流に縦横に歩き廻り、ちび筆をなめなめ書きしたためた紀行文、それが本書である。不勉強とはいひながら、やはり先学の深い恩恵を蒙ってこそ本書は成ったのである。あらためてその学恩に感謝するものである。


【目次】

本書の上梓にあたつて(小田村寅二郎)
「はしがき」に代へて―萬葉集と私―(著者・廣瀬誠)
目次

第一章 たぐひなき古典 萬葉集
 一 萬葉集について
  一 はじめに
  二 歌数と番号
  三 分類と構成
  四 雑歌・相聞・挽歌等について
  五 名義と成立

第二章 活力みなぎる日の大朝廷―萬葉官廷歌のかがやき―
 一 巻頭歌 雄略天皇御製をめぐって
 二 国原と国見―舒明天皇御製をめぐって―
 三 大和朝廷と白村江の敗戦―熟田津の船出と三輪山離別歌―
 四 豊旗雲の夕映え―天智天皇御製―
 五 春秋競憐と近江朝―才媛・額田王―
 六 藤原京讃歌の明暗
 七 相飲まむ酒ぞこの豊御酒は―聖武・孝謙御製をめぐって―

第三章 萬葉びとの悲しみ
 一 萬葉集の挽歌群と安騎の大野
 二 『死者の書』の山 二上山―悲劇の皇子たちとその挽歌群―

第四章 神話伝承の体現者 柿本人麻呂をめぐって
 一 近江荒都の悲嘆と橿原宮回顧
 二 柿本人麻呂と海の旅 -大和島根・遠の朝廷-
 三 天地開聞神話と人麻呂・赤人 -天地の初めの時と天地の分れし時-

第五章 萬葉中期の歌びとたちー赤人・虫麻呂・憶良・旅人などー
 一 赤人と虫麻呂の富士讃歌
 二 高橋虫麻呂をめぐって―伝説歌人・自然歌人・日本的歌人ー
 三 愛憐と志操の人 山上憶良
 四 志賀の海人の遭難を悼む―山上憶良の悲傷連作歌ー
 五 夢想の挽歌と大伴旅人の夢の歌
 六 大伴旅人の亡妻挽歌―連作短歌の開拓者旅人ー
 七 才女 大伴坂上郎女をめぐって


第六章 葦原の水穂の国
 一 大君は神にしませば―天皇神格語彙をめぐってー
 二 言挙げせぬ国 言霊の佐くる国
 三 葦原の中つ国と葦原の水穂の国―古事記語彙と萬葉集語彙ー
 四 天孫降臨伝承と大伴氏・物部氏
 五 「海ゆかば」をめぐって

第七章 萬葉集の種々相
 一 萬葉集と記紀歌謡
 二 萬葉集の短歌と旋頭歌
 三 能登国歌と越中国歌(北陸民謡)
 四 野の花 東歌(東国民謡)
 五 大群作 防人の歌
 六 「醜の御楯」論議―さ蠅なす曲解曲論ー
 七 萬葉茶漬飯―萬葉の挨拶・滑稽・即興・軽み―

第八章 萬葉集と日本の自然
 一 記紀萬葉とさくら
 二 山桜花―大伴家持・池主を中心にー
 三 虫の声・鹿の声と萬葉集

第九章 大伴家持をめぐって
 一 常世の橘と大伴家持
 二 萬葉の雷鳴と雪夜の宴
 三 大伴家持の悲劇的生涯と萬葉集

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 52529 KB
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B07MPRDZWQ
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効になっていません。
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