内容紹介
劇伴音楽の旗手として、映画・ドラマの音楽を数多く手がける作曲家・菅野祐悟。
2016年には劇伴音楽の枠を超え、自身初となる交響曲に挑み、「交響曲第1番~The Border~」が初演された。
3年の月日を経て発表された今作「交響曲第2番」は、建築家ハンス・ホラインによる、建築の概念を拡張した宣言「Alles ist Architektur(すべては建築である)」をタイトルとしている。
時を超えて見るものを圧倒する建築物、そしてその建築家たちが込めた想いと、「音楽の可能性」とを重ね合わせながら追及した渾身の作品。
全4楽章を通して遺憾なく発揮される、菅野の稀有なメロディセンスと伸びやかなオーケストレーションが、聞くものの心を真っすぐに捉えて揺さぶる音楽であり、現代、そして未来に向けて奏でられた壮大な交響曲となっている。
2019年4月に藤岡幸夫指揮のもと、関西フィルハーモニー管弦楽団「第300回記念定期演奏会」にて世界初演された模様をライヴ収録。
【収録内容】
I.One of the great beauties of architecture is that each time, it is like starting all over again.
-建築の偉大な美しさの一つは、毎回人生が再び始まるような気持ちになれることだ(レンゾ・ピアノ)
II.Architecture is the arrangement of light; sculpture is the play on light.
-建築とは光を操ること。彫刻とは光と遊ぶことだ(アントニ・ガウディ)
III. Architecture is the masterly, correct and magnificent play of masses brought together in light.
-建築は光のもとで繰り広げられる、巧みで正確で壮麗なボリュームの戯れである(ル・コルビュジエ)
IV.Things beyond the possibility remain in people's hearts.
-可能性を超えたものが、人の心に残る(安藤忠雄)
メディア掲載レビューほか
劇伴音楽の若き匠・菅野祐悟による新曲交響曲、待望のCD化!2016年には、自身初の交響曲である『交響曲第1番~The Border~』が発表された。第1番の発表から3年を経て、待望の『交響曲第2番』が誕生。菅野の才能に惚れこみ、第1番初演の仕掛人でもある、マエストロ藤岡幸夫による指揮のもと、関西フィルハーモニー管弦楽団によって、2019年4月29日<第300回記念定期演奏会.>にて初演された。満員の観客を前に披露され感動を巻き起こした、臨場感あふれる演奏をライヴ収録。 (C)RS