動物が友達として登場してくる小説に滅法弱い。たまらなくラブリーでほおずりしたくなってくるのだ。本作では「オイ」という名前の人間の言葉を少しだけ反復して話せる小動物がガンスリンガーの一行に加わる。イタチとカワウソを足して2で割ったイヌのような生き物。目のまわりの金縁がチャームポイントである。「オイ」も他の登場人物たちと同様に苦難の連続が待っている。活字を追いながらエールを送ったり、「助けて神様!」と祈ったりしてしまう。
遅々として旅に進展がないまま、毎巻読み終えるのだが、果たしてこのシリーズは「暗黒の塔」にたどり着けることができるのだろうか? 早速、四巻目「魔道師の虹」を読んで多少なりとも展望をつかんでみたい。
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