「ええっ、本当にヌシ達はこの程度なの?!」と思わせる驚きの内容です。
物その物の価値はさておいて、「誰が作ったか」「誰が所有してたか」の知識を核に延々と「茶道具」を語ってます。
彼らにとっては「長次郎」や「利休」なんてのはまさに「アイドルスター」であり格好の「ゴシップ」なのでしょう。
「これは誰の作で」「誰が所有してた」そんな事を嬉々として語る。まるで、芸能人が所有してたそれを手にして喜ぶファンと大差の無い話の内容。
それはそれで浪漫である事は理解できますし、そういった彼らの対談はとても微笑ましいのですが、
「茶道具なんて物はそれ以上の物でも以下の物でもない」と暗に語っているようでちょっと残念です。
この世がコネクション社会である以上、「誰が作った」だとか「所有してた」などと言うのも「教養」であり
人間力が尊ばれる社会である以上、その手の教養が現実的で有用である事実は曲げれぬし、
そう言ったお互いの教養を確認しあう事でお茶を濁しておくのが上品な席での立ち振る舞い。
ちょっとした教養にフリカケほどの「感性」
この辺りが万人向けの落しどころ、絶妙なバランス感覚なのでしょう。
またそれらの物を売り歩くご商売の業界トップと言う事でもありますし
そういった価値観を育てる事で円滑に商売に励めるのであるのならば致し方無しでしょうか。
とまあ、業界のトップから「それら」が学べると言う意味において「良書」であると言えます。
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