原作未読です。
前巻が、転生しての誕生から魔術学院入学の7歳までのストーリーだったのに対し、今巻では学院へ向かう道中からラウム王国に到着して人身売買事件を解決するまでの(数日?)ストーリーなので、物語の展開スピードが急減速した感じがしました。
タイトルからして“娘(少女?)”でなくてはならないのでしょうから、あまり物語が進んで成長(大人)した女になってしまってはダメなのでしょうね。まぁ、あくまでも再び“目指す”ので、これからはスローペースで少女のままが良いのでしょう。
ただ、絵柄的には前半のヴァルチャーとの戦闘と、後半の人身売買組織との戦闘でミシェルと神様が加わったあたりの描き込み具合に大きな差が…。次第に人物・アイテム・背景のデッサン簡略や画面の白さが目立ってくると、多くの異世界ファンタジー物では画力崩壊を引き起こしているので不安になります。
主人公的に幼女転生モノで、女性が女性のまま転生するでなく、男性が女性として転生する本作品は某有名アニメ化作品のように戦争に明け暮れるでなく、時として幼女であることを利用または不利になることをエッセンスとしているので魅力を感じます。このあとは魔術学院での展開になるのでしょうが、他の学院モノと違って上手く前述の魅力を使ってもらえることを期待します。
- コミック: 180ページ
- 出版社: KADOKAWA (2019/11/1)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4040641396
- ISBN-13: 978-4040641393
- 発売日: 2019/11/1
- 梱包サイズ: 18.2 x 13 x 1.6 cm
- おすすめ度: 1 件のカスタマーレビュー
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