まず、この正編は3部作シリーズの中でも難易度が極めて高く、とても基礎編からそのまま続けて入っていける内容ではありません。高校英語で習う基本はすべて分かっていて、語彙数も1万くらいは必要で、受験というよりはすでに小説やニュースをある程度は読んでいけるような人が、さらに難解な専門書などを読んでいけるようになるための本といった感じがしました。
1ページ読むのに数十分掛かったりしながら3ヶ月かけて全部読みましたが、内容は素晴らしいと思いました。難易度が高いとは言っても、今まで聞いたこともないようなルールが次々と登場する訳ではなく、本質的にはやはり高校英語の基本事項です。大半の高校英語ではこれらの基礎が非常に分かりやすい形で出てくるため判断が容易なのですが、実際の英文では様々な修飾が加わったりして一筋縄ではいかない事も多く、本書ではそれらをいかに読み解いていくか、という部分に注力されています。例えば、一番最初に主語と述語動詞(S+V)を判断する、という単元が出てきますが、やはり英文を読む上でこれが最重要事項なので最初に登場するのでしょう。しかし、その例文や例題を読んでみると、実際の英文ではこういった最重要事項すら簡単に見失ってしまう、ということに気付くでしょう。
かなりの難易度ですから、とても誰にでもお勧めできるような本ではありませんが、徹底的に訓練してどんな英文でも読めるようになりたいという気概を持つような人には、大変お勧めできる内容です。私ももうあと何度か読んでみるつもりです。
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