我々はもともと抽象度の高い情報空間(超情報場)にあって、
思えば何でもクリエイトすることができた。
しかし我々はいつしか、その世界に侘しさや寂しさを覚えはじめ、
そしていつしか、「他者」を感じてそれと交流してみたいと思った。
それは同時に自分(自我)を感じることでもあった。
自分を知りたいという欲求もあったのかもしれない。
とにかく刺激の足りない世界に飽きてきた我々は、
何か新しい遊び場、または実験場をこさえることを考えたのだ。
それがこの「情報空間から連続して」一番抽象度の低い場に置かれた「物理空間」。
この抽象度の低い物理空間は、重力を代表とする独自のルールを持った
制限が設けられた世界で、その制限付きの世界で、我々は
新たな刺激を得ようと欲した。そしてビッグバンは起こった。
日本人が詫び寂びを愛するのは郷愁の思いか。
涅槃が寂静なら、また寂しい世界に帰りたいということか。
しかし情報空間にしかいいない立場なら、確かにこの五感で感じられる
世界は、素晴らしいし、美しいし、苦も孕んでいたとしても体験したい
世界なのかもしれない。
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