話はあらすじの通り、知夏が緋剣たちと一緒に、神様たちに会いに行き、途中でこらくの王にも会うという運びです。
あまり、それ以外の目新しいことが起きないため（知夏の暴走や、色々なキャラに愛されるのはいつものことなので）ラストまでの流れがやや単調に感じられました。
知夏が個性的な飼い鳥気質でかわいらしいのは引き続きですが、暴走して一人で突っ走ったりその後一人反省会をしたりの展開が、いい加減学習したらいいんじゃ・・・と思うくらいワンパターンな気がしてしまい、いまいちのめりこめませんでした。
前巻、前々巻は知夏の内面の成長や、それにともなう事件のカタルシスがあったけど、今回知夏のポジションも安定していてハラハラ感が少なかったのかもしれません。
その中で、今巻もきっとあると思っていた、最後のこていとのラブなやり取りはやっぱり素敵。
知夏がちょっと恋心を抑えている感じなのがじれったくてよいです。
あと脇キャラと神さまたちもやはり魅力的。
最後の緋剣たちの関係の変化にも、おおっ、と思いました。
人気シリーズなのか、２ヶ月連続刊行ということで次巻は来月発売だそうです。
最後の頁の夢がどういう意味か、かがりの子の父親は誰かも次巻でわかるのかどうなのか、期待したいです。
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