質屋が閉店したあとに現れたお店は、色鉛筆の専門店。
様々な色に包まれた魅力的な空間を舞台にした短編から、次々に色の違う短編が展開します。
個々のストーリーは「凄い」「綺麗」と思うものから、「うーん、この色は好きじゃないなぁ」と思う物もあり、濃淡がある短編小説集だと思いました。最初の短編「色鉛筆専門店」が印象的なストーリーだったので、それぞれの短編が連作になっていないのは物足りなさを感じましたが、心に染みいるというよりは、ハートの端の方を小さな指で摘まれるように「キュンとする」「ツンとする」「気持ちが揺れる」素敵な小説集でした。
カバーイラストも素敵なのですが、本編の文字の色が全然タイトルにリンクしてないんですよね……もったいない。「透明の海」は色で表現できませんが、他の色だけでもリンクすればいいのになぁと感じました。
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第164回芥川賞・直木賞 受賞作決定
芥川賞は宇佐見りん『推し、燃ゆ』。直木賞は西條奈加『心淋し川』。
ほか、候補作品や過去の受賞作など、 >芥川賞・直木賞特集はこちら
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