色彩に関する本について、読み応えがあり、それでいてわかりやすく読みやすい本を探していたのだが、それにようやく出会ったという感じがする。
以前、仕事において色を数値で比較し実験データにまとめようとしたのだが、どうしても上手くいかず断念したことがあった。
それ以来、色彩関係の本には興味があったのだが、この本は本屋でパラパラッと見て興味をもち購入した。
色の姿がさまざまな方向から具体的に書かれているのがわかりやすかった。システムと色の矛盾、文化の中の色など、納得させられることも多かったが、特におもしろかったのは、どうして自分自身が、ある特定の色にこだわっていたのかに気づいたことである。
読み終わって色のすべてがわかったとは言わないが、読んだ価値は充分にあった。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
