警察と自衛隊の職務連携に関する詰めの甘さ、省庁間の壁、撃たなければいけない時に
撃てないし施設警備もできないという法律の壁等、国防に当たって問題が山積し、米軍と
共に戦える立ち位置に立てているとは言い難い日本の状況が良く理解でき、近代化した
日本であるが、戦前の組織の問題点はそのまま残っているように見えた。
約10年程前に書かれた本であるが、国連による経済制裁後の動向や原発を狙ったテロの
シミュレーションなど、ほとんど現在にも通じるものがあり、いくつか対策、改善が成されては
いるが基本的な状況はなんら変わっていない事が読み取れる。朝鮮戦争が再開した場合の
北朝鮮からの戦争難民、弾道ミサイル、北朝鮮特殊部隊によるテロ活動、これらに加えて
東日本大震災のような天災が同時に発生した場合、果たして現在の政治空白の状況で
どれだけ対処できるのか不安を感じざるを得ない。
一番印象に残ったのは、喜界島で自衛隊基地建設に反対している人達の中に、意外にも元
防衛庁職員が混ざっていて、理由は「戦争になればまっ先に攻撃されるから」という事である。
この事は沖縄問題にも通じていて、基地があるので戦争になれば真っ先に狙われるかも
しれないリスクも考慮して、沖縄戦で玉砕した牛島満中将の遺言通り、長年基地と共存を
強いられている沖縄県に経済的優遇策が施される事を強く願いたい。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
自衛隊vs.北朝鮮 (新潮新書 27) 新書 – 2003/8/1
半田 滋
(著)
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/8/1
- ISBN-104106100274
- ISBN-13978-4106100277
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
「やっちまえ!」と言うまえに
拉致問題といい、核開発問題といい、北朝鮮に頭にいていない日本人は少ないでしょう。大ぴらには言わなくても、「あんな国、米軍が攻めてくれればいいのに」と思う人も多いのではないでしょうか。
では、実際にそうなったら、つまり米韓が北朝鮮を攻めて、「第二次朝鮮戦争」が勃発したら、一体どうなるのか。日本はどんなことになるのか。この本では、防衛庁の内部資料をもとに、この問題を細かく検討していきます。
単に戦力の問題でいえば、世界最強の米軍が北朝鮮に負けるということは考えられません。しかし、防衛庁の内部資料は、そんな単純な「勝ち負け」とは別のあらゆる問題が起こることを想定しています。
たとえば、戦争が近いとなった時点で、大量の難民が日本に押し寄せる可能性があります。その数は20万人以上とも言われています。そんなに多くの人間をどこに置いて、誰が管理するのか。もしもその中に難民に偽装したテロリストがいたらどうなるのか。そして彼らが原発を攻撃してきたらどうなるのか。
また、ミサイルが飛んできたときに、本当に現行のミサイル防衛で対処できるのか。迎撃ミサイルが外れた場合には、自国のミサイルが自国を攻撃してしまうことにならないか。 様々な問題が生じたとき、自衛隊はどこまで私たちを守ることが出来るのでしょうか。この本では、それをシミュレートして分析しています。
「あんな国、やっちまえ!」と思う前に知っておくべきことが沢山あるはずなのです。
拉致問題といい、核開発問題といい、北朝鮮に頭にいていない日本人は少ないでしょう。大ぴらには言わなくても、「あんな国、米軍が攻めてくれればいいのに」と思う人も多いのではないでしょうか。
では、実際にそうなったら、つまり米韓が北朝鮮を攻めて、「第二次朝鮮戦争」が勃発したら、一体どうなるのか。日本はどんなことになるのか。この本では、防衛庁の内部資料をもとに、この問題を細かく検討していきます。
単に戦力の問題でいえば、世界最強の米軍が北朝鮮に負けるということは考えられません。しかし、防衛庁の内部資料は、そんな単純な「勝ち負け」とは別のあらゆる問題が起こることを想定しています。
たとえば、戦争が近いとなった時点で、大量の難民が日本に押し寄せる可能性があります。その数は20万人以上とも言われています。そんなに多くの人間をどこに置いて、誰が管理するのか。もしもその中に難民に偽装したテロリストがいたらどうなるのか。そして彼らが原発を攻撃してきたらどうなるのか。
また、ミサイルが飛んできたときに、本当に現行のミサイル防衛で対処できるのか。迎撃ミサイルが外れた場合には、自国のミサイルが自国を攻撃してしまうことにならないか。 様々な問題が生じたとき、自衛隊はどこまで私たちを守ることが出来るのでしょうか。この本では、それをシミュレートして分析しています。
「あんな国、やっちまえ!」と思う前に知っておくべきことが沢山あるはずなのです。
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の国防問題は、日米同盟のみ、もう少しいうと米軍がいざとなったら守ってくれると多くの国民は思ってきたのではないだろうか。そのため、国防について理解している人は少ないと思う。
なぜ2017年度予算で防衛省が過去最大の約5兆円を出してきたのか。大学進学者が奨学金返済に苦しむ中、あるいは子どもの貧困が問題となる中、その防衛費はどこまで正当なものなのか。それらを考える上でも、防衛庁が作成した極秘文書『K半島事態対処計画』にツッコミを入れながら防衛上の問題点を浮き彫りにした本書は読む価値があると思う。
国防と謳ったときに、多くの人は国家を守るためならばということでその政治姿勢を支持し、そのデメリットは考えないだろう。しかし、結局そのデメリットを引き受けるのは私たち国民である。
戦争は外交の延長線上にあると言われているが、それは私たち国民に直結している。戦争とは何なのかということを少しでもリアルに考えるきっかけになったと思う。
なぜ2017年度予算で防衛省が過去最大の約5兆円を出してきたのか。大学進学者が奨学金返済に苦しむ中、あるいは子どもの貧困が問題となる中、その防衛費はどこまで正当なものなのか。それらを考える上でも、防衛庁が作成した極秘文書『K半島事態対処計画』にツッコミを入れながら防衛上の問題点を浮き彫りにした本書は読む価値があると思う。
国防と謳ったときに、多くの人は国家を守るためならばということでその政治姿勢を支持し、そのデメリットは考えないだろう。しかし、結局そのデメリットを引き受けるのは私たち国民である。
戦争は外交の延長線上にあると言われているが、それは私たち国民に直結している。戦争とは何なのかということを少しでもリアルに考えるきっかけになったと思う。
2017年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
具体的で迫真性に富み、身が引き締まる思い、自身を含め、多くの国民が全方位感覚(危機意識)を研ぎ澄ます必要を痛感します。
2007年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、北朝鮮と言うよりも朝鮮民族が、日本に戦争を仕掛けてくることはないと楽観視している。なぜなら、そんなことが出来る民族性ならば、日本のみならず、中国やロシアへもすでに何度か戦争を仕掛けていたはずだからである。したがって、「自衛隊vs.北朝鮮」の可能性への言及に対してはほとんど興味が湧かない。
しかし、正規軍の戦闘のみならず、情報戦や対テロ戦、在留邦人救出、難民対策など、日本の国家防衛上のあらゆる項目を検討せざるを得ないので、「自衛隊vs.北朝鮮」を想定することは有意義である。そうすることによって浮かび上がる、それらの項目に対する日本の戦略の脆さを知る上で、本書は最適な一冊と言えるだろう。
しかし、正規軍の戦闘のみならず、情報戦や対テロ戦、在留邦人救出、難民対策など、日本の国家防衛上のあらゆる項目を検討せざるを得ないので、「自衛隊vs.北朝鮮」を想定することは有意義である。そうすることによって浮かび上がる、それらの項目に対する日本の戦略の脆さを知る上で、本書は最適な一冊と言えるだろう。
2005年3月11日に日本でレビュー済み
題名にあるとおり、自衛隊(日本)が北朝鮮と闘うシュミレーションです。
予想どおり自衛隊はほとんどなんの役にもたたず、米韓国軍のおかげで
日本はなんとか助かるという、いやな結果のみが残ります。
でも自衛隊自身にもハードのみを装備を優先してきたという問題はあるが
防衛問題を真面目に考えてこなかった日本がツケを払うだけだということでしょう。
軍事的オプションがない経済制裁なぞ、何の意味もないとわからせてくれます。
予想どおり自衛隊はほとんどなんの役にもたたず、米韓国軍のおかげで
日本はなんとか助かるという、いやな結果のみが残ります。
でも自衛隊自身にもハードのみを装備を優先してきたという問題はあるが
防衛問題を真面目に考えてこなかった日本がツケを払うだけだということでしょう。
軍事的オプションがない経済制裁なぞ、何の意味もないとわからせてくれます。
2003年11月19日に日本でレビュー済み
題名を初めて見たときは、過激な題名だなと思いましたが
内容は北朝鮮有事を想定したまじめな本です。
軍事的な思考法に、相手がある前提で取り得る可能性を
盤上でシミュレートする机上演習というやり方があります
この本は「K半島事態対処計画」との文書をたたき台にして、自衛隊の取り得る行動や警察・外務省などの行動を現在の法体系などを元にし
想定するシミュレーション部分と、解説の部分に分かれています。
「このままでは、最悪の事態が起こった場合日本は無傷でいられない」
との問題提議を行う本です。
内容は北朝鮮有事を想定したまじめな本です。
軍事的な思考法に、相手がある前提で取り得る可能性を
盤上でシミュレートする机上演習というやり方があります
この本は「K半島事態対処計画」との文書をたたき台にして、自衛隊の取り得る行動や警察・外務省などの行動を現在の法体系などを元にし
想定するシミュレーション部分と、解説の部分に分かれています。
「このままでは、最悪の事態が起こった場合日本は無傷でいられない」
との問題提議を行う本です。
2006年5月7日に日本でレビュー済み
この本の主題は、朝鮮半島で有事があったときに日本(自衛隊中心)に何が出来て出来ないのか、1993年に自衛体内で検討された「K半島事態対処計画」を基にルポされている。 1993年時点で、タブーを配して起こりうる可能性に対してシュミレーションされていたことは、価値のあることと考えますが、結局、関係省庁間の縄張り争い、関係法規の不備等、が明らかにされており、本当に問題が発生した時お手上げ状態に成らざる負えない現状が明らかにされている。 著者はその原因を政治の貧困に求める。 それ以外に、昨今の米軍との統合運用にみられる様に自衛隊の組織が米軍に絡め取られつつあるのではとの危惧を滲ませている。 国として国防にたいする戦略がしっかり出来ていないのが本当の問題だと思えます。 この本自体、読みやすくよくまとまっていますので、防衛関係に関心のある方は入門として読むには良いのではと思います。
2006年3月25日に日本でレビュー済み
防衛庁極秘文書「K半島事態対処計画」をもとに第二次朝鮮戦争に備える自衛隊の指針・実力について解説されていた。第二次朝鮮戦争が勃発するとき、「情報収集」、「邦人救出」、「日米韓連携」および「難民対策」など戦争以外にも多くの課題(法整備など)が山積されていることを理解できた。興味深く読めたのは、シュミレーションやエピソードを中心に説明されていたこと。これによって防衛庁極秘文書内容をドキュメンタリ形式でイメージできたため、理解の助けになったと思う。





