アジア諸国の中で何故日本人のノーベル賞受賞者が多いのか?について、白川博士は「アジアの学生の(科学)教育が英語で行われ、しかし、普段は母国語を使うのに比べて、日本人は母国語である日本語で教育を受け、母国語である日本語で科学を学ぶことができる」、「学術や芸術を学び想像するということは生活と一体化した行為なのではないか」、「論文を発表するために英語を学ぶのは必要だが、それよりもまず日本語でしっかり考え、理解し、的確に伝達できる力を身に付けるべきである」、「日本の科学・技術を支えてきたものは、先人が蘭書や洋書の翻訳や直感的に理解ができる科学用語の創出の努力によって今の時代に受け継いできた日本語ではないか」という趣旨のことが強調されている。
その他面白いと思った内容に吉野彰博士が影響を受けた本として一躍有名になったファラデーの「ロウソクの科学」を白川博士も愛読していたことが読み取れることなどがあった。
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