自動車社会への懐疑。
成長が重視される20世紀の経済において、考慮されにくかったその負の面を堂々と列挙している。
自動車は毎年2万人の人を殺している。
自動車は継続的な環境破壊にも加担している。
さらに、豊かな暮らしをおくれる街作りにも悪影響を与えている。
自動車の在り方が完全に変化する可能性も見えてきた今、自動車というたった100年程の一時的な流行が残した爪痕と考えると、その費用は重い。
経済学者である著者は、人類の大きな教訓として捉えているのだ。
40年以上前に書かれた本でありながら、今こそ価値を持つ。
自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47) (日本語) 新書 – 1974/6/20
宇沢 弘文
(著)
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本の長さ180ページ
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言語日本語
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出版社岩波書店
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発売日1974/6/20
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ISBN-104004110475
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ISBN-13978-4004110477
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2017年8月27日に日本でレビュー済み
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26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年9月11日に日本でレビュー済み
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この本に書かれていることを,もう少し発展し,そして著者が長生きをしていればノーベル経済学賞に値するように思います.
経産省,国土交通省,環境省の官僚の方々にとって必読の書ではないだろうか.国民の税金で造った道路の上を,製造・販売した製品を走らせて毎年1兆円規模の利益を出されている自動車会社の経営者の皆さんも同様です.本書を胸に当ててみんなで考えましょう.
経産省,国土交通省,環境省の官僚の方々にとって必読の書ではないだろうか.国民の税金で造った道路の上を,製造・販売した製品を走らせて毎年1兆円規模の利益を出されている自動車会社の経営者の皆さんも同様です.本書を胸に当ててみんなで考えましょう.
2020年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表現はやさしいのですが、完全に理解しようとすると、かなり難しいです。
書かれたのが1970年頃なので、自動車をめぐる環境はかなり変わっていますが、本質的な部分は変わっていません。
新しく作られた歩道橋はあまり見てませんが、歩道橋はまだかなりあります。
歩道と車道の分離がない道路はかなりあるでしょう。
宇沢さんの主張の本質的なことが書かれた本だと思います。宇沢さんの主張に興味を持たれた方は最初に読むべき本と思います。
書かれたのが1970年頃なので、自動車をめぐる環境はかなり変わっていますが、本質的な部分は変わっていません。
新しく作られた歩道橋はあまり見てませんが、歩道橋はまだかなりあります。
歩道と車道の分離がない道路はかなりあるでしょう。
宇沢さんの主張の本質的なことが書かれた本だと思います。宇沢さんの主張に興味を持たれた方は最初に読むべき本と思います。
2020年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
半世紀近く前に書かれた本だが、訴求されているポイントは今でも十分に有効だと思います。