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自分を好きになる方法 単行本 – 2013/7/26

5つ星のうち 3.0 16件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

一人の女性の一生を、3歳、16歳、28歳、34歳、47歳、63歳のそれぞれ一日を描いた6編を連ねて構成する長編小説。「いつか自分が心から一緒にいたいと思える相手に出会えることを夢見て生きる女性の人生を、「6日間」で鮮やかに切りとる。前作『嵐のピクニック』で大江健三郎賞を受賞、いま最も注目される新鋭女性作家の最新作!

内容(「BOOK」データベースより)

16歳のランチタイム、28歳のプロポーズ前夜、34歳の結婚記念日、47歳のクリスマス、3歳のお昼寝時間、63歳の何も起こらない一日…ささやかな孤独と願いを抱いて生きる女性の一生を「6日間」で描く、新境地長篇小説!

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 単行本: 194ページ
  • 出版社: 講談社 (2013/7/26)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062184559
  • ISBN-13: 978-4062184557
  • 発売日: 2013/7/26
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0 16件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 155,489位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 INAVI トップ500レビュアーVINE メンバー 投稿日 2013/8/15
形式: 単行本
本作は、リンデという女性の6つの一日を各々短編で綴ったもので、連作集ではなく「長編」と位置付けられている。
各々の一日は、16歳、28歳、34歳、47歳、3歳、63歳と、ほぼ年齢順になっており、3歳が5番目というか、最も年齢差のある47歳と63歳の間に置かれたことは、非常に効果的な構成を創り出してる。

非常に雑駁にいえば「嫌われ松子の一生」的な要素が少なからずあるのだが、松子がクロニクルであり大河小説的な骨格を持つのに対して、本作は60年以上の人生の断片を切り出す形でリンデという女性を描き出していくものであり、似て異なるものといえる。

過去の本谷作品の多くでは、突拍子もない登場人物のキャラや言動というのが、作品を動かしていた感がある。これに対し、本作においてリンデはごく普通の平凡な女性として描かれるところから始まっている。16歳や28歳での彼女のエピソードには、同世代女性ならずとも心の小さな痛みを共有させられるような機微を巧みに揺さぶるものが続く。
しかし、そうしたリンデの印象は、章を追うごとに変わっていく。いや、その言い方は適切ではないのかもしれない。私は、途中で自分とリンデは違うと思うに至ったが、最後までリンデと自分を切り離せない読者もいるだろう。47歳と63歳のリンデを結ぶ一つの小物−宅配便の不在連絡票−は作品全
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形式: 単行本 Amazonで購入
リンデの10代からはじまる人生描写。
最初はなんとなくクラス内でできたグループに違和感を覚え、本当に一緒にいたいのはこの友達じゃない、と離れる。リンデがつまらないと思う理由は至極まっとうで、何故なら共通の話題は「今日見た夢の話」だから。3大つまらない話ってある。夢、家族、自慢話。
十代の頃のグループ替えで悩んだ女の子って多いと思う。でも60代になったリンデが、仕立て屋さんで、この色とりどりの機微について話したい、でもそんな相手はいない、と思う。10代の頃に切り捨てた、退屈な夢の話でも真面目に聴いてくれた友達だったら聴いてくれるかもしれない。
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形式: Kindle版
誰でも本を読むときタイトルを見ます。そして知らず知らずタイトルによって期待するものを持ってしまいます。
このタイトルに期待するものはこの本を読めば自分を好きになる方法がわかるかも。または自分を好きになる方法が一つは載っているだろう。
というのが一般的だと思います。
でも、この本は違うんです。一言で言ってしまうと反面教師的な書き方です。
主人公はちっとも幸せになりません。自分は幸せになれるはず、なるだろうと思い込んでいます。
47歳の時の話がこの本の基本のように感じます。主人公は妹に言います。こんなに恵まれてるのに満足出来ないなんて。
まさに岡目八目、自分のことはわからないということです。
いつまでも求め続けていても幸せにはなれないのは、貧乏な国の大統領の言葉のとおり。
それに気が付かないために、晩年は見るも悲しい孤独になります。
主人公の悲しいところは強がりながらもその孤独に諦めていないところ。
さりとて努力もしないで期待を持ち続けいるだけだから失望の連続。それを耐えるための妄想と他人事のように見る俯瞰。
個人的にはこれほど一般的であり、悲しい主人公を小説にする必要があるのかと思います。
登場人物がどの人間も幸せでは無いところが皮肉すぎます。実験かもしれませんが。
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形式: 単行本
他者不要でつつがなく生涯を終えることのできる人というのは、います。
リンデもその一人でしょう。
勁いとか、人間嫌いとか、孤独が好きとかいうのとは、ちょっと違うんですよね。
人間、嫌いじゃないんです。
あたたかいコニュニケーションを思い描いたりはするんです。
でも本当には必要としていない…。
老後の独居生活に必要なのは、不在票を置いていく宅配便の若者くらいでちょうどいい。
それ以上の存在じゃこまるんです、きっと…。

この作品が読み終わって胸を打つのは、
共同体の外で、共同幻想など持たなくても人生を送れる現代社会に生きている私たちには、
誰しも内部に大なり小なりそういう要素を抱えて生きているからなのだと思います。
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