タイトルの通り、現在最もホームブルーイングに役立つ本と思われます。
酒税法や消費者のビールに対する認識不足もあり、我が国においてはホームブルーイングはまだまだ趣味として定着していません。
ところが、公共図書館の蔵書を検索してみるとチラホラそれに関わる本は収められているものです。
ただやはり手軽に読める、薄くて入門以前の解説に終始したものばかりです。
そんな中、この本も私が図書館の蔵書中に見つけたものの一つでした。
借りて読んでみると、ビール造りのレシピに出てくる単位、原料・副原料の選び方、道具の揃え方・扱い方、各地方のビール文化と味の特徴、各種レシピ等々・・・。
難易度も入門編から上級編まで押さえており、読む人のレベルによって何度でも見返す価値があります。
やや高めの価格設定ですが十分楽しめ、ホームブルーイングに興味のある方なら是非一冊持っておきたい内容です。
実際、Amazon以外のサイトで「絶版」との表示があり私はあわててこちらで購入しました。
難点は誤字や表に不備がある点でしょうか。
出版社のホームページ(http://gihodobooks.jp/book/4226-2.html)に依ると現在販売されている版ではなおされているとの事ですが、軽い誤字はまだあります。
また、訂正済みとされている表にもまだなおされていない部分があるので、念のため正誤表はプリントアウトの上、チェックした方がよさそうです。
ややアバウトなところもある本書ですが、類書にない網羅性を考えれば多少のミスは気にするほどの物ではないと思われます。
本書を通じてホームブルーイングや酒文化に興味を持つ方が増え、すでに造っている方はより知識を深められる事を期待しています。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
