本書に随所に盛り込まれているような、深い考察の下で画像診断を行っている先生に対峙すると、我々(ごくごく普通の凡人)の今まで行ってきた画像診断は単なる生業としての画像診断業務でしかなかったように思います。
この先生のお弟子さんたち、あるいはこの書籍の読者が画像診断で活躍するようになるなら、我々は店をたたむ準備を始めないといけないかもしれませんね。
・予断を持って診断する
・限界効用逓減の法則
などなど、これまでのご講演にもちりばめられていた様々なエッセンスを集約したのが本書だと思いました。
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脳・脊髄の連想画像診断−画像に見えないものを診る 単行本 – 2013/4/12
森 墾
(著)
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読影に臨む2人の研修医と指導医の軽妙でユーモアあふれる問答により,中枢神経,脊髄疾患の画像診断についてわかりやすく解説。絵合わせだけでなく,診断に至る論理を問答形式で解明する。疾患の診断はもとより,CT・MRIとは何か,画像診断報告書の機微と落とし穴,そもそも画像診断とは何なのかを言語学や行動経済学を交えて解き明かす。画像診断に臨む際の心理にも踏み込んだ意欲作。症例画像に見える所見から,別のスライス画像に隠れた所見を連想し,さらに画像の向こう側の病態,患者さんの症状まで思いをはせる。そんな放射線科医の診断の醍醐味を軽快にそして奥深く追求した書籍。
- 本の長さ235ページ
- 言語日本語
- 出版社メジカルビュー社
- 発売日2013/4/12
- 寸法19.2 x 1.4 x 25.7 cm
- ISBN-104758308934
- ISBN-13978-4758308939
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商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森/墾
平成9年東京大学医学部卒。平成12年東京大学医学部附属病院放射線科助手。平成13~18年同放射線部医局長。平成18~21年同放射線科医局長。平成21年東京大学医学部附属病院放射線科講師。平成22年同大学院医学系研究科放射線医学講座専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
平成9年東京大学医学部卒。平成12年東京大学医学部附属病院放射線科助手。平成13~18年同放射線部医局長。平成18~21年同放射線科医局長。平成21年東京大学医学部附属病院放射線科講師。平成22年同大学院医学系研究科放射線医学講座専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : メジカルビュー社 (2013/4/12)
- 発売日 : 2013/4/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 235ページ
- ISBN-10 : 4758308934
- ISBN-13 : 978-4758308939
- 寸法 : 19.2 x 1.4 x 25.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 574,833位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 490位画像医学・超音波医学
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月5日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
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役に立った
2016年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近よくある指導医と研修医の会話形式。
それはそれでいいのですが、この指導医の話しっぷりが気になるというか鼻につくというか・・・。
コンスタティブとかパフォーマティブとか当たり前の様に(得意げに?)話していますが、そういう言葉を知らない私が無知だということでしょうか。
著者の方が普段からこう話してはいないと思いたいが、こういう人がもし上司でいたらちょっと嫌だ。
内容自体は基本的なことから丁寧に解説されてあってとても素晴らしいのですが、文体でマイナス1になりました。
それはそれでいいのですが、この指導医の話しっぷりが気になるというか鼻につくというか・・・。
コンスタティブとかパフォーマティブとか当たり前の様に(得意げに?)話していますが、そういう言葉を知らない私が無知だということでしょうか。
著者の方が普段からこう話してはいないと思いたいが、こういう人がもし上司でいたらちょっと嫌だ。
内容自体は基本的なことから丁寧に解説されてあってとても素晴らしいのですが、文体でマイナス1になりました。
VINEメンバー
前書きに意思決定におけるカーネマンの二重過程理論が紹介されている。
実際、彼はトラベスキーと共に医学的意思決定においても業績がかなりある。
この時点で面白そうな本との期待で購入。
本書は実践編と基礎編に分かれており、実践編は通常の読影のtipsが豊富に述べられている。
一方、基礎編は診断論理学とも言うべき内容で本書の特徴はこちらの方にあると思われる。
トラベスキーに始まり、言語とは何かとソシュールが出てきたり、絶対的真理とはと言った哲学的な内容まで踏み込んでいく。著者の論理的診断追求の、苦闘の足跡なのであろう。
“脳脊髄の”と題がついているが、神経放射線以外の診断過程そのものに興味のある人にも読んでもらいたい本である。
実際、彼はトラベスキーと共に医学的意思決定においても業績がかなりある。
この時点で面白そうな本との期待で購入。
本書は実践編と基礎編に分かれており、実践編は通常の読影のtipsが豊富に述べられている。
一方、基礎編は診断論理学とも言うべき内容で本書の特徴はこちらの方にあると思われる。
トラベスキーに始まり、言語とは何かとソシュールが出てきたり、絶対的真理とはと言った哲学的な内容まで踏み込んでいく。著者の論理的診断追求の、苦闘の足跡なのであろう。
“脳脊髄の”と題がついているが、神経放射線以外の診断過程そのものに興味のある人にも読んでもらいたい本である。
2013年4月16日に日本でレビュー済み
読影に臨む2人の研修医と指導医の軽妙でユーモアあふれる問答により,中枢神経,脊髄疾患の画像診断についてわかりやすく解説。絵合わせだけでなく,診断に至る論理を問答形式で解明する。
疾患の診断はもとより,CT・MRIとは何か,画像診断報告書の機微と落とし穴,そもそも画像診断とは何なのかを言語学や行動経済学を交えて解き明かす。画像診断に臨む際の心理にも踏み込んだ意欲作。症例画像に見える所見から,別のスライス画像に隠れた所見を連想し,さらに画像の向こう側の病態,患者さんの症状まで思いをはせる...。そんな放射線科医の診断の醍醐味を軽快にそして奥深く追求した書籍。
疾患の診断はもとより,CT・MRIとは何か,画像診断報告書の機微と落とし穴,そもそも画像診断とは何なのかを言語学や行動経済学を交えて解き明かす。画像診断に臨む際の心理にも踏み込んだ意欲作。症例画像に見える所見から,別のスライス画像に隠れた所見を連想し,さらに画像の向こう側の病態,患者さんの症状まで思いをはせる...。そんな放射線科医の診断の醍醐味を軽快にそして奥深く追求した書籍。