脳ー心ー身体の境界を超える、最新にして最高に興味深い研究成果を、
名サイエンス・ライターがスリリングに描き出す。
*ベストセラー『脳のなかの幽霊』(共著)に続く超話題作!
*ワシントン・ポスト紙による2007年度 ベスト・ブック(科学・医学部門)
*脳科学界のリーダー、ラマチャンドラン、ダマシオ、ガザニガ各氏が称賛!
*内田樹さんも絶賛!
著者:サンドラ&マシュー・ブレイクスリー
サンドラは、NYタイムズなどに寄稿する著名なサイエンス・ライター。V・S・ラマチャンドランとの共著『脳のなかの幽霊』(角川21世紀叢書)、ジェフ・ホーキンスとの共著『考える脳 考えるコンピュータ』(ランダムハウス講談社)など、著書多数。マシューはサンドラの息子。サンディエゴ大学で認知科学の学位を取得後、サイエンス・ライターに。
::目次::
1章 身体の曼荼羅 ●どこもかしこもマップ、マップ
2章 脳の中の小人 ●あなたの男性のシンボルが自分で思うほど大きくないわけ
3章 ボディ・マップの決闘 ●減量に成功しても太っていると思うわけ
4章 脳も運動中 ●メンタル・トレーニングが良く効くわけ
5章 狂った可塑性 ●スポーツや音楽の達人がうまくいかなくなるわけ
6章 壊れたボディ・マップ ●博士が手を下ろしていられなかったわけ
7章 身体を包むシャボン玉 ●オーラが見えたり、体外離脱したりするわけ
8章 サルからサイボーグへ ●ビデオ・ゲームにはまるわけ
9章 鏡よ、鏡 ●あくびがうつるわけ
10章 心と身体が交わる場所 ●痛みが気分次第で変わるわけ
あとがき ●「私」とは錯覚なのか?
コラム
脂肪と脳・・体型と文化・・鼻がピノキオのように伸びる!・・
口に小石を詰め込んだ雄弁家・・盲目の画家は見ている・・
腕が散歩に行っている・・リハビリからポルノまで・・直感細胞と食べ物・・ほか
::レビュー::
驚嘆すべき本。ボディ・イメージと脳の可塑性に関する最近の画期的な発見についての素晴らしい展望とともに、多くの洞察にあふれている。
ーーV. S.ラマチャンドラン(『脳のなかの幽霊』の共著者)
身体は心の働きにおいて無垢な傍観者ではないことが、はっきりとわかるだろう。
ーーアントニオ・ダマシオ(『感じる脳』などの著者)
最新の最高にエキサイティングな発見を脳研究から取り出し、わかりやすく伝えてくれる。
ーーマイケル・S.ガザニガ(『脳のなかの倫理』などの著者)
当たり前のように体をもっているという私たちの認識に、ひじょうに興味深い洞察を提供してくれる。
ーーニューサイエンティスト誌
思考を大いに刺激する、広範な読者にアピールする本。
ーーネイチャー誌
私たちの身体、心、外の世界との境界がいかにあいまいかを教えてくれる。
ーーサイコロジー・トゥデイ誌
現在進んでいる研究をうまくまとめてあり、一般読者はもちろん、専門の神経科学者にとっても必読書である。
ーーニューロン誌