ふと時計の針に目を見やると、秒針が止まったような、1秒が長く感ぜられる、そんな瞬間は誰しも経験があるだろう。
この錯覚を本書では「秒針の動きの一時停止が、脳の考える一秒の長さなるものよりも長いと感じるから」で、「原因は、一秒以下という短いスケールでは自分自身の動作、この場合は視線の移動が、時間の感覚をゆがめうるという事実にあるようだ」と文献引用して述べ「我々の主観的な時間感覚はまさに文字通りに主観的でーー客観的ではないということである」と結んでいる。
そこからスローモーション効果について続けて論じている。
決して平易ではない文章ではあるが、時間という身近ながらもなんだかよく分からなくも存在するものに挑んだ興味深い一冊である。
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