「食」の図書館シリーズは、人間が食べてきたもの各々の、どちらかというと文系的な歴史を記載したシリーズです。が、この一冊の著者は、理系的な知識もしっかり正確にあり、「脂肪」が食品として、人にとってどういう意味があったのか、そして今では、どういう意味を持つのかについて、総合的に記載してあります。
このシリーズでは、ダントツに面白く、読み応えのあった一冊です。
今や病気の元、食べてはいけない物の代表である「脂肪」が、過去の人類にとってどういう意味があったのか、文系の人から見れば知らなかった生物学的意味を、理系の人から見れば知らなかった社会学的な意味を知ることができます。
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
脂肪の歴史 (「食」の図書館) 単行本 – 2016/10/21
ミシェル フィリポフ
(著),
服部 千佳子
(翻訳)
購入を強化する
絶対に必要だが嫌われ者…脂肪。
油、バター、ラードほか、おいしさの要であるだけでなく、「豊かさ」(同時に「退廃」)の象徴でもある脂肪の驚きの歴史。
良い脂肪/悪い脂肪論や脂肪「代替品」の歴史にもふれる。レシピ付。
■目次■
はじめに
序 章 脂肪――さまざまなイメージの複合体
第1章 権利と特権――脂肪の歴史
高い栄養価/権力の象徴/古代の脂肪/中世の脂肪/料理法の変化/オート・キュイジーヌ/美食のパラダイス/宗教との関係/キリスト教と脂肪/アジアの宗教と脂肪
第2章 脂肪はおいしい
防腐剤としての脂肪/重労働を支える「故郷の味」/独特の食感/まろやかな舌ざわり/刺激と「こく」/炒める 揚げる/ファストフード
第3章 栄養学対脂肪
飽和脂肪酸「悪魔」説の誕生/新たな「悪魔」――トランス脂肪酸/不信感/ローカーボ(低炭水化物)ダイエット/善悪二元論への疑問
第4章 代替品と本物
マーガリン/ショートニング/「トランス脂肪ゼロ」の代替品/「低脂肪」製品の失敗/新たな代替品/「本物」の復活
第5章 大衆文化の中の脂肪
児童文学と脂肪/『ピノキオ』『ヘンゼルとグレーテル』『ちびくろサンボ』/ブレア・ラビット/映画と小説の中の脂肪/テレビアニメの中の脂肪/現代美術の中の脂肪/テレビの中の脂肪
謝辞
訳者あとがき
写真ならびに図版への謝辞
参考文献
レシピ集
注
■著者略歴
ミシェル・フィリポフ(Michelle Phillipov)
タスマニア大学のジャーナリズム、メディア、コミュニケーションのDECRA(オーストラリア政府の若手研究者支援プログラム)主任研究員兼上級講師。
食・健康・音楽とマスメディアとの関係に関する研究を行う。著書に『デス・メタルと音楽評論:極限における分析 Death Metal and Music Criticism: Analysis at the Limits』(2012年)がある。
油、バター、ラードほか、おいしさの要であるだけでなく、「豊かさ」(同時に「退廃」)の象徴でもある脂肪の驚きの歴史。
良い脂肪/悪い脂肪論や脂肪「代替品」の歴史にもふれる。レシピ付。
■目次■
はじめに
序 章 脂肪――さまざまなイメージの複合体
第1章 権利と特権――脂肪の歴史
高い栄養価/権力の象徴/古代の脂肪/中世の脂肪/料理法の変化/オート・キュイジーヌ/美食のパラダイス/宗教との関係/キリスト教と脂肪/アジアの宗教と脂肪
第2章 脂肪はおいしい
防腐剤としての脂肪/重労働を支える「故郷の味」/独特の食感/まろやかな舌ざわり/刺激と「こく」/炒める 揚げる/ファストフード
第3章 栄養学対脂肪
飽和脂肪酸「悪魔」説の誕生/新たな「悪魔」――トランス脂肪酸/不信感/ローカーボ(低炭水化物)ダイエット/善悪二元論への疑問
第4章 代替品と本物
マーガリン/ショートニング/「トランス脂肪ゼロ」の代替品/「低脂肪」製品の失敗/新たな代替品/「本物」の復活
第5章 大衆文化の中の脂肪
児童文学と脂肪/『ピノキオ』『ヘンゼルとグレーテル』『ちびくろサンボ』/ブレア・ラビット/映画と小説の中の脂肪/テレビアニメの中の脂肪/現代美術の中の脂肪/テレビの中の脂肪
謝辞
訳者あとがき
写真ならびに図版への謝辞
参考文献
レシピ集
注
■著者略歴
ミシェル・フィリポフ(Michelle Phillipov)
タスマニア大学のジャーナリズム、メディア、コミュニケーションのDECRA(オーストラリア政府の若手研究者支援プログラム)主任研究員兼上級講師。
食・健康・音楽とマスメディアとの関係に関する研究を行う。著書に『デス・メタルと音楽評論:極限における分析 Death Metal and Music Criticism: Analysis at the Limits』(2012年)がある。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日2016/10/21
- ISBN-104562053283
- ISBN-13978-4562053285
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
絶対に必要だが嫌われ者―脂肪。油、バター、ラードほか、おいしさの要であるだけでなく、「豊かさ」(同時に「退廃」)の象徴でもある脂肪の驚きの歴史。良い脂肪/悪い脂肪論や脂肪「代替品」の歴史にもふれる。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
フィリポフ,ミシェル
タスマニア大学のジャーナリズム、メディア、コミュニケーションのDECRA(オーストラリア政府の若手研究者支援プログラム)主任研究員兼上級講師。食・健康・音楽とマスメディアとの関係に関する研究を行なう
服部/千佳子
同志社大学文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
タスマニア大学のジャーナリズム、メディア、コミュニケーションのDECRA(オーストラリア政府の若手研究者支援プログラム)主任研究員兼上級講師。食・健康・音楽とマスメディアとの関係に関する研究を行なう
服部/千佳子
同志社大学文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Fashion x Sports タイムセール祭り開催中 5/16[月]23:59まで
期間限定で人気商品がお買い得。最大10%ポイント還元のポイントアップキャンペーンも同時開催中。 今すぐチェック
登録情報
- 出版社 : 原書房 (2016/10/21)
- 発売日 : 2016/10/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 176ページ
- ISBN-10 : 4562053283
- ISBN-13 : 978-4562053285
- Amazon 売れ筋ランキング: - 754,761位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 421位肥満・メタボリックシンドローム
- - 3,539位グルメ (本)
- - 3,855位食・栄養
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
2 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
VINEメンバー
原著は、本年2016年イギリスで出版された。著者はタスマニア大学でマスメディアにおけるフード・ポリティクスを研究している。脂肪のイメージは、さまざまだが、グローバルな視点から、その文化・歴史が記されていく。「ウィンディゴ精神病」「「コケイン神話」「ドイツのシュマルツ」「肉のコンフィ」「イタリア料理のラルド:ホワイト・プロシュット」「メイラード反応」「トランス脂肪酸」論議、マーガリンの誕生とその後の展開など興味深い。
序章において、「脂肪が単なる栄養素であるというだけでなく、文化的・象徴的な意味合いも持っている」ことに触れたのち、「本書では体内に蓄積される脂肪ではなく、食用脂肪、すなわち消化される脂肪の使用と意味について考察する。三大栄養素のひとつである脂肪は、地球上の人間が暮らすあらゆる場所で使われ、陸生・海洋動物、種子、果物、ナッツ類などのさまざまな食材の中に、数えきれないほどの形態で存在する。・・略・・ありふれていながら、卓越し、陳腐かといえばさまざまな意味を内包するという、食用油脂の驚くべき正体をさぐっていく」と記される。
目次は、序章 脂肪ーーさまざまなイメージの複合体 第1章 権力と特権ーー脂肪の歴史(高い栄養価、権力の象徴、古代の脂肪、中世の脂肪、料理法の変化、オート・キュイジーヌ、美食のパラダイス、宗教との関係、キリスト教と脂肪、アジアの宗教と脂肪) 第2章 脂肪はおいしい(防腐剤としての脂肪、重労働を支える「故郷の味」、独特の食感、まろやかな舌ざわり、刺激と「こく」、炒める 揚げる、ファストフード) 第3章 栄養学 対 脂肪(飽和脂肪酸「悪魔」説の誕生、新たな「悪魔」-トランス脂肪酸、不信感、ローカーボ〈低炭水化物)ダイエット、善悪二元論への疑問) 第4章 代替品と本物(マーガリン、ショートニング、「トランス脂肪酸ゼロ」の代替品、「低脂肪」製品の失敗、新たな代替品) 第5章 大衆文化の中の脂肪(児童文学と脂肪、『ピノキオ』『ヘンゼルとグレーテル』『ちびくろサンボ』、ブレア・ラビット、映画と小説の中の脂肪、テレビアニメの中の脂肪、現代美術の中の脂肪、テレビの中の脂肪) 謝辞、訳者あとがき、・・参考文献、レシピ集、注
序章において、「脂肪が単なる栄養素であるというだけでなく、文化的・象徴的な意味合いも持っている」ことに触れたのち、「本書では体内に蓄積される脂肪ではなく、食用脂肪、すなわち消化される脂肪の使用と意味について考察する。三大栄養素のひとつである脂肪は、地球上の人間が暮らすあらゆる場所で使われ、陸生・海洋動物、種子、果物、ナッツ類などのさまざまな食材の中に、数えきれないほどの形態で存在する。・・略・・ありふれていながら、卓越し、陳腐かといえばさまざまな意味を内包するという、食用油脂の驚くべき正体をさぐっていく」と記される。
目次は、序章 脂肪ーーさまざまなイメージの複合体 第1章 権力と特権ーー脂肪の歴史(高い栄養価、権力の象徴、古代の脂肪、中世の脂肪、料理法の変化、オート・キュイジーヌ、美食のパラダイス、宗教との関係、キリスト教と脂肪、アジアの宗教と脂肪) 第2章 脂肪はおいしい(防腐剤としての脂肪、重労働を支える「故郷の味」、独特の食感、まろやかな舌ざわり、刺激と「こく」、炒める 揚げる、ファストフード) 第3章 栄養学 対 脂肪(飽和脂肪酸「悪魔」説の誕生、新たな「悪魔」-トランス脂肪酸、不信感、ローカーボ〈低炭水化物)ダイエット、善悪二元論への疑問) 第4章 代替品と本物(マーガリン、ショートニング、「トランス脂肪酸ゼロ」の代替品、「低脂肪」製品の失敗、新たな代替品) 第5章 大衆文化の中の脂肪(児童文学と脂肪、『ピノキオ』『ヘンゼルとグレーテル』『ちびくろサンボ』、ブレア・ラビット、映画と小説の中の脂肪、テレビアニメの中の脂肪、現代美術の中の脂肪、テレビの中の脂肪) 謝辞、訳者あとがき、・・参考文献、レシピ集、注