背中の蜘蛛 (日本語) 単行本 – 2019/10/16
誉田 哲也
(著)
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本の長さ456ページ
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言語日本語
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出版社双葉社
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発売日2019/10/16
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寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
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ISBN-104575242144
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ISBN-13978-4575242140
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
東京・池袋で男の刺殺体が発見された。捜査にあたる警視庁池袋署刑事課長の本宮はある日、捜査一課長から「あること」に端を発した捜査を頼まれる。それから約半年後―。東京・新木場で爆殺傷事件が発生。再び「あること」により容疑者が浮かぶが、捜査に携わる警視庁組織犯罪対策部の植木は、その唐突な容疑者の浮上に違和感を抱く。そしてもう一人、植木と同じように腑に落ちない思いを抱える警察官がいた。捜査一課の管理官になった本宮だった…。「あること」とは何なのか?池袋と新木場。二つの事件の真相を解き明かすとともに、今、この時代の警察捜査を濃密に描いた驚愕の警察小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
誉田/哲也
1969年東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1969年東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より

ブックレビュー:小説推理2019年12月号掲載

登録情報
- 出版社 : 双葉社 (2019/10/16)
- 発売日 : 2019/10/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 456ページ
- ISBN-10 : 4575242144
- ISBN-13 : 978-4575242140
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 48,971位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 971位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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殿堂入りベスト10レビュアー
Amazonで購入
うーん、好き嫌いがハッキリする作品だと思います。この作品は3章から構成されており、1章、2章、に繋がりが見出せないまま、3章へと続いていきます。しかも、登場人物が多いので、途中で誰が主人公なのか?誰がどんな過去を持っているのか、ちょっと迷子になりかけました。確かに新しい警察小説にしようとサイバー関連を題材にしていますが、根底には人間って何なのだろうか、人を繋ぐものは何なのだろうかと言うことを問われたような感じで、そこに私的ですが落差がありすぎて、正直、盛り上がりに欠ける作品に感じました。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しませんが、何となく終盤にかけてラストの顛末はわかってしまいます。しかし、正直、胸糞悪いそして哀しい展開には正直、驚きながらも、やっぱり気分悪いです。心の闇が伝染させられたような作品なので、読後、思いっきり疲れました。暗くなりました。本当のラストは、未来に対する正義感を胸に警察組織は発展していくべきだと言うように持っていきたいのだろうとは思いましたが、私には誰が救われたのか?サッパリ不明でした。個人的には☆の付けにくい作品ですが、読み手の方や性別年齢によって読後、大きく違って見える小説だと思い☆3つにしました。ご参考までに!
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト100レビュアー
Amazonで購入
「背中の蜘蛛」(誉田哲也 双葉社)を読みました。
池袋で起きた刺殺事件が、あるタレコミによって解決。また、新木場で起きた爆殺事件も似たようなタレコミによって捜査陣は解決の糸口をつかみます。捜査側の管理官、本宮の視点、同じ警察側、上山の視点。そして次第に暗い姿を現しはじめる地球規模の<闇>。
<第一部・裏切りの日々>は少し古風な雰囲気で始まり、紋切り型の登場人物がウロチョロして途中で読むのを止めることも考えましたが(笑)、次第に読ませる警察小説に変化していきました。「巧み」だと思います。
ストーリーの根幹を書き進めてしまうとこの小説の持つテーマを暴露しかねませんので、難しい。この国のスリラーは、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を嚆矢として緩慢ながら変化していっているのだと思います。警察捜査もDNAにはじまり、ドローン、GPSなどのテクノロジーを抜きにして語ることはできなくなっていますね。今回は、現実世界を覆い尽くす「雲」、あるいはメタ・データがその主題にあり、そのことが引き起こす別の主題と向き合いながら、そのことへの「橋渡し」がうまく描かれているような気がします。その主題は誰もが「蔑ろ」にはできません。昨今の欧米のスリラーあるいはエスピオナージュではある意味当たり前に描写されている<小道具>に焦点を当てて、キレがいいUp-to-dateな警察小説に仕上がっていると思います。
ディーン・クーンツの著作に沿って「闇が光として通用するこの危険な時代には、正義も不正も同じ顔をしている」と表される世界の中の「日本」という国もまた、<サイレント・コーナー>ではいられない時を迎えたことへの「警告の書」として読むこともできます。
池袋で起きた刺殺事件が、あるタレコミによって解決。また、新木場で起きた爆殺事件も似たようなタレコミによって捜査陣は解決の糸口をつかみます。捜査側の管理官、本宮の視点、同じ警察側、上山の視点。そして次第に暗い姿を現しはじめる地球規模の<闇>。
<第一部・裏切りの日々>は少し古風な雰囲気で始まり、紋切り型の登場人物がウロチョロして途中で読むのを止めることも考えましたが(笑)、次第に読ませる警察小説に変化していきました。「巧み」だと思います。
ストーリーの根幹を書き進めてしまうとこの小説の持つテーマを暴露しかねませんので、難しい。この国のスリラーは、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を嚆矢として緩慢ながら変化していっているのだと思います。警察捜査もDNAにはじまり、ドローン、GPSなどのテクノロジーを抜きにして語ることはできなくなっていますね。今回は、現実世界を覆い尽くす「雲」、あるいはメタ・データがその主題にあり、そのことが引き起こす別の主題と向き合いながら、そのことへの「橋渡し」がうまく描かれているような気がします。その主題は誰もが「蔑ろ」にはできません。昨今の欧米のスリラーあるいはエスピオナージュではある意味当たり前に描写されている<小道具>に焦点を当てて、キレがいいUp-to-dateな警察小説に仕上がっていると思います。
ディーン・クーンツの著作に沿って「闇が光として通用するこの危険な時代には、正義も不正も同じ顔をしている」と表される世界の中の「日本」という国もまた、<サイレント・コーナー>ではいられない時を迎えたことへの「警告の書」として読むこともできます。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
誉田哲也さんの作品はどれも面白いのですが時々、重い部分と軽い/メチャメチャな部分のバランスが悪くなることがあるのがたまにキズだと感じていました。
その点、本作はそのバランスが取れていて、最後までストレスなく一気に読み通せます。
上山が所属するサイバー捜査部門が現実にどこまでこの作品に描かれたものと近いのかは私には分かりませんが、ある理想の下に作られたシステムとそれを運用する人間との間に生じる対立、矛盾は普遍的なテーマであり、それを主題とする本作は骨太で読み応えのある作品に仕上がっていると感じました。
人間描写も細かく、いつかこの作家の大長編を読んでみたいと思いました。
その点、本作はそのバランスが取れていて、最後までストレスなく一気に読み通せます。
上山が所属するサイバー捜査部門が現実にどこまでこの作品に描かれたものと近いのかは私には分かりませんが、ある理想の下に作られたシステムとそれを運用する人間との間に生じる対立、矛盾は普遍的なテーマであり、それを主題とする本作は骨太で読み応えのある作品に仕上がっていると感じました。
人間描写も細かく、いつかこの作家の大長編を読んでみたいと思いました。
2020年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
う~ん。感想が難しい。誉田哲也氏は一番何が言いたかったのか?
スマホ持っちゃえば、もう個人情報はだだ漏れだよ。って事かな?
唯、今迄の氏の作品のファンからすると、物語に隠れた裏が浅い。
テンポも悪い。驚く様な展開が無い。いつものグロテスクな場面が少ないせいか、読者のドキドキが無い。
ほぼ男性しか主要人物として出て来なかったのも、寂しい。
おそらくあるかもしれない、いや、おそらく現実化するであろうほんの少し先の未来を、警察機構を通して警鐘を鳴らしただと思うんだけど。
物語としては起承転転となって終った感じがします。
次回作に期待‼
スマホ持っちゃえば、もう個人情報はだだ漏れだよ。って事かな?
唯、今迄の氏の作品のファンからすると、物語に隠れた裏が浅い。
テンポも悪い。驚く様な展開が無い。いつものグロテスクな場面が少ないせいか、読者のドキドキが無い。
ほぼ男性しか主要人物として出て来なかったのも、寂しい。
おそらくあるかもしれない、いや、おそらく現実化するであろうほんの少し先の未来を、警察機構を通して警鐘を鳴らしただと思うんだけど。
物語としては起承転転となって終った感じがします。
次回作に期待‼
2021年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いいと思います。
今すぐにでもこういうシステムを構築して欲しい。
まあ、無理でしょうけど。反対する人多そうだしね。
でも最低限、防犯カメラの数を今の1,000倍くらいに増やして欲しいな。
どんな話かは他の人のレビューを参考にしてね。
今すぐにでもこういうシステムを構築して欲しい。
まあ、無理でしょうけど。反対する人多そうだしね。
でも最低限、防犯カメラの数を今の1,000倍くらいに増やして欲しいな。
どんな話かは他の人のレビューを参考にしてね。