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胃袋の近代―食と人びとの日常史― 単行本 – 2018/6/26

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商品の説明

内容紹介

人びとは何をどのように食べて、空腹を満たしてきたのか。一膳飯屋、残飯屋、共同炊事など、都市の雑踏や工場の喧騒のなかで始まった外食の営みを、日々生きるための〈食〉の視点から活写、農村にもおよぶ広範な社会と経済の変化をとらえ、日本近代史を書き換える。

【自著紹介】湯澤規子“『胃袋の近代 —— 食と人びとの日常史』の刊行によせて"

なぜ、「人々」ではなく、「人びと」なんですか?
その日初めて私の研究室を訪ねてきた学生は、できたばかりの本の表紙を見てそう言った。正鵠を射る、とはこのことである。
私は今から約100年前、「近代」とよばれる時代の都市の街路や市場の雑踏、田んぼの畦道や大根畑の脇道を歩き、新しく登場した織物工場や寄宿舎にもぐり込み、そこを行き交う人びとの声や足音、工場の喧騒に耳をすませ、絶えず鼻をつく食べものや汗や土のにおいをかぎ、時に彼らと寝食を共にした。と書くと、大げさに聞こえるかもしれない。また、学術研究をする身としては、あまりにも客観性に欠けると批判されるかもしれない。
しかし、膨大な史料に埋もれながらその解読に没頭する過程で、また、フィールドを歩き、喜怒哀楽に彩られた多くの人の昔語りに耳を傾ける中で、私は「確かに今、100年前の人びとと共にいて、その雑踏の中に身を置いている」、と思わずにはいられない瞬間を幾度となく経験することになった。これが歴史を「追体験する」ということなのだろう。おそらく、今後の研究人生の中でこのような経験をすることはもう二度とない、とさえ思える、貴重で不思議な体験であった。
そのような体験のなかで、私には、「近代という時代を行き交う雑踏のなかには実にさまざまな人びとがいて、誰もが時代の担い手」(本書3頁)であるように思えてならなかった。冒頭の問いに戻れば、人々の「々」は「同じ」、あるいは「くりかえし」という意味であるため、「さまざまな人」、かつ彼らのそれぞれが近代という舞台に立つ唯一無二の固有の存在であると言うためには、「々」ではなく、あえて「びと」とする必要があったのである。タイトルを印象付ける「胃袋」という言葉と同じくらい、いやじつはそれ以上に、私はサブタイトルにさり気なく佇む「人びと」という言葉に意味を込めた。「人びと」という言葉は、本書に登場し、交錯する、じつに多様で豊かな人生をみずみずしく、かつ躍動的に描くためには欠かせない、本書の底流となる重要な水脈なのである。
こうして五感を研ぎ澄ませて知り得たさまざまな事象が徐々に、しかし、くっきりと像を結び始めた時、それがまるでひと続きの物語のように見えてきたことも、私にとってはさらなる驚きであった。この像がほどけてしまいませんように・・・・・・、と祈るような気持ちで夢中で書き留めた内容の全貌が本書、『胃袋の近代 —— 食と人びとの日常史』である。
はじめは何の関係もないように見える事象、別々の場所で出会った史料、活躍の場も立場も異なる人びとの人生や志が思わぬところで結び合い、共鳴し合うことになったのは、本書が人間の多様性への理解に重きを置く一方で、「胃袋」という誰もが持っている身体の一部に着目し、誰もが経験している「食べる」という行為を、歴史を描く視点に据えたからだと思えてならない。その意味で、「胃袋」から、つまり「食べること」から歴史を描くことは、歴史学の一つの可能性と新しい方向性をあわせ持っているといえる。しかし、そうだとするならば、なぜ、これまで胃袋から見た歴史は存在しなかったのだろうか。
それは「食べること」があまりにも当たり前の日常の出来事であるがために、とりたてて記録され、論じられることがほとんどなかっただけでなく、経済活動の中でも生産活動への注目に偏ってきたこれまでの研究のなかでは、生活をめぐる諸事象は歴史化されないまま残されてきたからである。しかし、幸運なことに、近代という時代には、急速に拡大する都市へと集まる労働者たちの胃袋を満たすための集団喫食のシステムや、食料の体系的な生産と流通のしくみが整えられたために、それに関わる史料が各地に残されるようになった。つまり、歴史を描くうえで「食べること」に注目することは重要である、と自覚できさえすれば、史料がおのずと語りだす準備はできていたのである。
食べることは人間にとって、最も重要かつ日々逃れられない性のひとつである。それはいかに飽食の時代になろうとも変わることがない。本書ではそれを注意深く見つめることで、私たちが「生きる」とはどういうことかを考えようとした。そのために、「食べる」というよりは「喰らう」というニュアンスに近い庶民の胃袋をめぐる経験と風景から、人びとの生きる姿と彼らの悲喜こもごもを、世相との関わりのなかで描いてみたつもりである。
その結果、胃袋から歴史をひもとくことは過去を知るということにとどまらず、私たちが生きる現代とその先の未来を考えることにもつながった。「食べるという行為は極めて『個人的』なものにみえて、じつは同時に極めて『社会的』なものなのである」(本書268頁)ということに気づき、「食べることに、本能としての食欲の充足以外の意味を付与するのは、人間が手に入れた一つの可能性である」(本書268頁)ということができたのは、歴史を学び、追究することが、自分以外の誰かを深く理解しようとする試みであるからにほかならない。過去の人びととの対話は、生きる世界や価値観の選択肢は決して一つではない、と気づくきっかけとなり、それは自分自身や現代を問い直す行為へとつながる。「誰が胃袋の心配をするのか」という問いに対しても、本書で描いた過去の出来事や人びとの実践に照らせば、私たちがこれまで考えてきた以上に柔軟で豊かな議論が展開できるかもしれない。
なぜ「人びと」なのか、と問いかけてくれた学生たちと一緒に、そして、本書を手にとってくださった皆さまと本書を囲み、「胃袋」から見えてきた歴史を通してこれからいったいどんな議論が展開するのか、皆さまの人生と本書がどのように共鳴し合うのか、それにじっくりと耳を傾けることが今からとても楽しみである。

【書評】
・『図書新聞』(2018年11月17日号、第3375号、評者:安井大輔氏) “胃袋を通してこそ、人びとはつながりを見出すことができる。そう確信させてくれる1冊"
・日本農業新聞(2018年10月21日付、評者:伊本克宜氏)
・日本経済新聞(2018年10月6日付、評者:井上章一氏)
“………… 共同炊事のひろがりは、どれだけ社会の諸局面と連動しあってきたか。読む者の目をひらかせてくれる1冊である。"(「日本経済新聞」2018年10月6日付読書欄から)
・『出版ニュース』(2018年9月中旬号)
・『週刊読書人』(2018年9月7日号、第3255号、評者:江原絢子氏)
・『都市問題』(2018年9月号、第109巻第9号)
“………… 単純ゆえに人間に直結した著者の問題意識は、人と社会のあり方の反映である現代の食事情にも示唆をもたらしてくれる。"(『都市問題』2018年9月号、105頁から)
・東京新聞、中日新聞(2018年9月2日付)
“…………小さな物語を積み重ねることにより、身近すぎて記録されにくい「食べる」という経済活動の全体像を描く。"(「東京新聞・中日新聞」2018年9月2日付から)
・河北新報(2018年8月19日付、評者:阿古真理氏)ほか4紙[山形新聞・神奈川新聞・神戸新聞・山陰中央新報:8月26日付、いずれも阿古真理氏評]
・北國新聞(2018年8月4日付、評者:阿古真理氏)ほか14紙[福島民友:8月4日付、秋田魁新報・北日本新聞・熊本日日新聞・南日本新聞・琉球新報:8月5日付、福島民報・沖縄タイムス:8月11日付、東奥日報・岩手日報・新潟日報・山陽新聞・中国新聞・宮崎日日新聞:8月12日付、いずれも阿古真理氏評]
・『週刊エコノミスト』(2018年8月14・21日合併号、特集「名編集者が選ぶ 目利きの本棚」、評者:増山修氏)
・毎日新聞(2018年8月5日付、評者:松原隆一郎氏) “職のたんなるネガではない胃袋の問題"
・読売新聞(2018年7月15日付、評者:尾崎真理子氏) “人々は満腹を夢見た"

内容(「BOOK」データベースより)

一膳飯屋、残飯屋、共同炊事など、都市の雑踏や工場の喧騒のなかで始まった外食の営みを活写。社会と個人とをつなぐ“食”の視点から日本近代史を書き換える。

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登録情報

  • 単行本: 354ページ
  • 出版社: 名古屋大学出版会 (2018/6/26)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 481580916X
  • ISBN-13: 978-4815809164
  • 発売日: 2018/6/26
  • 梱包サイズ: 19.2 x 13.8 x 2.2 cm
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2018年10月30日
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2018年11月13日