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職業としての小説家 (新潮文庫) 文庫 – 2016/9/28

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商品の説明

内容紹介

いま、村上春樹が語り始める――小説家は寛容な人種なのか……。村上さんは小説家になった頃を振り返り、文学賞について、オリジナリティーについて深く考えます。さて、何を書けばいいのか? どんな人物を登場させようか? 誰のために書くのか? と問いかけ、時間を味方につけて長編小説を書くこと、小説とはどこまでも個人的でフィジカルな営みなのだと具体的に語ります。小説が翻訳され、海外へ出て行って新しいフロンティアを切り拓いた体験、学校について思うこと、故・河合隼雄先生との出会いや物語論など、この本には小説家村上春樹の生きる姿勢、アイデンティティーの在り処がすべて刻印されています。生き生きと、真摯に誠実に――。

内容(「BOOK」データベースより)

「村上春樹」は小説家としてどう歩んで来たか―作家デビューから現在までの軌跡、長編小説の書き方や文章を書き続ける姿勢などを、著者自身が豊富な具体例とエピソードを交えて語り尽くす。文学賞についてオリジナリティーとは何か、学校について、海外で翻訳されること、河合隼雄氏との出会い…読者の心の壁に新しい窓を開け、新鮮な空気を吹き込んできた作家の稀有な一冊。

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登録情報

  • 文庫: 346ページ
  • 出版社: 新潮社 (2016/9/28)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4101001693
  • ISBN-13: 978-4101001692
  • 発売日: 2016/9/28
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1 132件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 hiroshi トップ500レビュアーVINE メンバー 投稿日 2015/9/22
形式: ハードカバー Amazonで購入
若い頃、千駄ヶ谷に住んだことがある。商店街の一角に「ピーター・キャット」という名の粗末な小屋のようなジャズ・バーがあって、群像新人賞を獲ったばかりの村上春樹さんが店主をしていた。受賞作の「風の歌を聴け」を読んで気にいった私は、店の前を通るたびに彼に出会えたらと願った。めったに会えなかったが、それでも何度かチノパンにセーター姿の村上さんを見かけた。いかにも無口で、実直で、人見知りしそうな若者だった。そんな彼に、いつか大物になって欲しいと私は密かに願っていた。

第二回「小説家になった頃」に作家デビューまでのいきさつが綴られている。この章が本書でもっとも読み応えのある部分であった。就職が嫌で、好きな音楽で食べていきたいと考えて、多額の借金を背負って店を開店したこと。何とかやって行けそうになったある日、神宮球場の外野の芝生に寝転んでビールを飲んでいて「小説を書こう」と思いついたこと。プロットを考えずに書き出したこと。仕事を終えてから台所のテーブルで明け方まで毎晩書いたこと。書いた文章をいったん英語に直し、さらに日本語に「翻訳」し直した。小説を書いているとき、「文章を書いている」というよりは「音楽を演奏している」というのに近い感覚があった。その感覚をいまも大事に保っていると言う。文章を書くことに対する彼の姿勢は当時から一貫している。この時期に作家・村上春樹のスタイルが形
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形式: ハードカバー
昔どこかで、村上さんの翻訳調の文体は、いったん英文で書いたものを翻訳しているからと読んだことがあって、「いやいや、さすがに盛り過ぎでしょ」なんて思っていたけれど、本当だったんだ(風の歌を聴けの一部だけだけど)。疑ってすみませんでした。自身の小説家としての歩みを、あり方を、いつものユーモアは控え、丁寧に、真摯に書きつづった一冊。芥川賞や日本の文壇、海外進出の話など、これまで触れてこなかった話題もたくさんあっておもしろい。でも基本的にファン向けだよね。
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形式: ハードカバー
 昨年の発売当初、紀伊国屋書店が大半を買い占めるという話題が注目された村上春樹の『職業としての小説家』を今頃読み終えました。本の帯には「自伝的エッセー」とありますが、村上春樹は冒頭で
「小説について語ります、というと最初から話の間口が広くなりすぎてしまいそうなので、まずとりあえず小説家というものについて語ります」 
 と書いています。
 確かに自伝的エッセーではありますが、村上春樹が小説を書くためにやってきたことが、かなり細かに表現されています。エッセーとしても読めますが、小説を書くための具体的な方法論を語ったいわゆるノウハウとしても読めます。
 小説を書いたことはないのに、これまで何冊か小説の書き方についての本を読みました。その中でも『職業としての小説家』はいちばん参考になる本ではないか、と思うほど示唆に富んでいます。これで小説が書けそう、と思い始めました。そんな簡単ではありませんが(笑)。
 12の章で構成されていますが、その第11回「海外に出て行く。新しいフロンティア」はとても興味深い内容です。村上春樹がアメリカのマーケットを開拓する過程が書かれています。毎年ノーベル賞候補として騒がれる村上ですが、それは村上春樹本人のアメリカでの活動があってのことだという事実がよくわかります。
 村上春樹のファンはもとより、小説を読んだことのない人にもおすすめの一冊です。
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投稿者 コロン 投稿日 2016/2/20
形式: ハードカバー
このような本を書いてくれたことに、感謝したい。

村上春樹ファンでも、そうでなくても
彼の書くものが好きでも、そうでなくても
小説家という職業に興味があってもなくても、
自分を生きるということを考えるにおいて、
多くの人に役立つ一冊ではないかと思う。

たくさん線を引きながら読みました。
ずっととっておきたい本です。
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形式: ハードカバー
アラーキー撮影の表紙ポートレートがあまりにかっこ良くて、CDのジャケ買い(ちょっと古いですね)に近い感覚で衝動買いしてしまった。村上春樹さんの著書は数冊読んだくらいの自分にとって、そこまで興味を持って読み始めた訳ではなかった。が、良い意味で裏切られた。なんていうんだろ?自分を淡々と客観的に捉えながら、その深いところで沸々と燃える小説への熱い思いが漲っていて、こちらまで引っ張られる感じなのだ。十全に生きる大切さ。物事を複眼的に捉え世界を狭めないことの大切さ。人生のヤなことも小説という最愛の仕事に活かそうとするチャーミングさ。智慧の実のような一冊でした。私のようにハルキスト(この呼び方、ご本人はお嫌いなんでしたっけ?)じゃない人は、この一冊から、再び村上春樹ワールドに突入する可能性、高いんじゃないでしょうか?私は、飛び込む所存です。
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