ヒロインは両親が借金のために夜逃げする途中に事故死してしまい、天涯孤独の身の上になります。
たった一人4歳で遺された彼女を母親の姉は引き取ることに難色を示し、父の友人で
金髪の見るからにカタギとは思えない風体の25歳のヒーローが引き取ることになります。
ヒロインは法的には母親の姉の養女となりますが、実質ヒーローが引き取って育てます。
ヒロインはヒーローに面倒を掛けたくないと高校卒業後は進学もせず、アルバイトを
してヒーローと二人暮らしをしています。
40歳を越えたヒーローは結婚や彼女の存在もなく、ヒロインを育てますが、
ヒロインは育ててくれたヒーローに感謝の想いと淡い恋心を抱いています。
ヒーローは若い頃は金髪でしたが、今は歳相応になり、ただ背中に筋彫りがあり
カタギではなく真っ当な仕事をしていないのではないかとヒロインは思っています。
以下はあらすじを深く知りたくない方は読まないでください。
ヒーローの竜児は元は借金取りで借金の取り立てでヒロインの父と知り合い、お人よしで
善良な人柄の夫妻が会社に騙されて作った借金について同情して、肩代わりしようと
債権を集めますが、失敗してしまい、追い詰められたヒロイン両親が迷惑を掛けたくないと
夜逃げの末事故死してしまいます。
ヒロインは両親が死んだ経緯を幼かったのであまり知らず、ヒーローが借金取りで
元はヤクザでしたが、ヒロインを引き取って育てるにあたって、組を抜けて
消費者金融大手の会社社長になっていることもヒロインは知りませんでした。
基本的にヒロインはヒーローの抱えた事情や過去を知らず、後ろ暗い職業を
していると勘違いしていますが、消費者金融の社長をしていることも教えないのは
少し秘密主義すぎないかなぁと読んでいて少し疑問に思いました。
このカップルはヒーローやヒロインに横恋慕する恋敵らしい存在もいませんし、
(ヒロインのバイト先でヒロインに好意を抱いているらしい男のバイトはいます)
ヒーローの職業も消費者金融の社長であるだけで、職業絡みの妨害もなく、
ヒーローの昔いた組の若頭にあたる人物がなかなかまとまらないカップルの後押しを
する感じで気持ちを伝えあってまとまったカップルです。
このヒロインとヒーローの恋の後押しをする若頭は粋な人物で、なかなか煮え切らない
ヒーローの後押しをし、ヒロインにも優しく接してくれる好人物でした。
挿絵のこのキャラが若干歳を取っているように描かれたのが少し不満でした。
挿絵はヒーローは歳相応で精悍に、ヒロインは歳の差があるように若干幼く描かれて
いますが、及第点ではないでしょうか?
もう少し世間的なしがらみや、ヒーロー・ヒロインに横恋慕しているキャラなどを
登場させてじれじれした恋の進展を描いたほうが話が深まったような気がします。
ヒーロー・ヒロインはお互いに一途だったので、その点は良かったです。
評価は平均的に☆3で評価させていただきます。
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義父 (オパール文庫) 文庫 – 2019/4/4
- Kindle版 (電子書籍)
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「おまえはもう娘じゃない。俺の女だ」
父親代わりの竜児から情熱的なキスを受けた未亜。
私もずっと好きだった――。
「抱き尽くして俺だけのものにしたい」
熱い囁きに下腹部は甘く疼き、
屹立した雄槍で穿たれると、
全身が震えるほどの快感に襲われる……。
一線を越えたふたりは男女の情愛に溺れて。
17年想い続けた“父親”からのプロポーズに
幸せの涙が溢れる禁断ラブ!
父親代わりの竜児から情熱的なキスを受けた未亜。
私もずっと好きだった――。
「抱き尽くして俺だけのものにしたい」
熱い囁きに下腹部は甘く疼き、
屹立した雄槍で穿たれると、
全身が震えるほどの快感に襲われる……。
一線を越えたふたりは男女の情愛に溺れて。
17年想い続けた“父親”からのプロポーズに
幸せの涙が溢れる禁断ラブ!
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社プランタン出版
- 発売日2019/4/4
- ISBN-104829683724
- ISBN-13978-4829683729
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「まおえはもう娘じゃない。俺の女だ」父親代わりの竜児から情熱的なキスを受けた未亜。私もずっと好きだった―。「抱き尽くして俺だけのものにしたい」熱い囁きに下腹部は甘く疼き、屹立した雄槍で穿たれると、全身が震えるほどの快感に襲われる…。一線を越えたふたりは男女の情愛に溺れて。17年想い続けた“父親”からのプロポーズに幸せの涙が溢れる禁断ラブ!
登録情報
- 出版社 : プランタン出版 (2019/4/4)
- 発売日 : 2019/4/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4829683724
- ISBN-13 : 978-4829683729
- Amazon 売れ筋ランキング: - 206,388位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 51,215位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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2011年『Love me do!』でデビュー。主に女性向け恋愛ジャンルで小説を執筆。夏が苦手な夏生まれ。オパール文庫、ガブリエラブックス(文庫)、ヴァニラ文庫等およそ70冊ほど刊行(2021年10月現在)
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
63 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年4月14日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです。
作者が好きで、この本をすぐ買おうと思いましたが、表紙が独特すぎて買おうかどうか迷いましたw
散々悩んだ結果、やっぱり買いました。
内容は別の方が書いているのでさらっと。
事故死した両親と友達だったということで血縁でもないヒロインを育てたヒーロー。そのヒーローに恋をしたヒロインの悩みとヒロインから好かれることで悩むヒーローの話です。
家族がいない2人が、暮らしていくうちに擬似家族となり、本物の家族になる、優しいいい話です。
ヒーローの、ちょっとどころではないヤクザ感や、知り合いにもそういう人が多い中で育ちますが、ヒロインはヒーローの根は優しいところを養分として純粋に育ち、そのまま愛します。ヒーローはやさぐれていた時を経て、ヒロインのために更生し、その間もずっと愛を与え続けます。お互いがお互いしか見えていない状態なので、横槍は少しありますが全く問題になりません。そういうところが良くもあり、山らしい山がない、良くないところでもあります。
ただ、それでも作者の腕により、ダラダラとした流れにはなっていません。ヒロインを探すヒーローの必死なところは、ヒーローの焦りにより盛り上がりを見せていますし、ヒーローはおじさんですが、それよりもおじさんが出てきて大人らしく嗜めるあたりが、ヒーローを思ったよりも若く感じさせていると思います。ただ、NGワードとして、ヤクザ、借金取り、交通事故死、取り立て、(血のつながりも全くありませんが)育ててもらった人との恋、金貸し、などが気になる方は読まないほうがいいかもしれません。
イラストレーターさんは結構好きな方ですが、表紙が渋すぎることと中でも少しヒーローを年取って書いている気がします。気持ちもうちょっと若めでもよかったかなと。まあでも減点するほどではありませんでした。
表紙はちょっと買いづらいものになっていますが、作品的には一途な恋が好きな私は結構好きでした。他の方でコメントなしで評価を1にしている方がいるみたいですが、少なくともそんな評価になる作品ではないと思います。星3〜4といったところが妥当だと思いました。
作者が好きで、この本をすぐ買おうと思いましたが、表紙が独特すぎて買おうかどうか迷いましたw
散々悩んだ結果、やっぱり買いました。
内容は別の方が書いているのでさらっと。
事故死した両親と友達だったということで血縁でもないヒロインを育てたヒーロー。そのヒーローに恋をしたヒロインの悩みとヒロインから好かれることで悩むヒーローの話です。
家族がいない2人が、暮らしていくうちに擬似家族となり、本物の家族になる、優しいいい話です。
ヒーローの、ちょっとどころではないヤクザ感や、知り合いにもそういう人が多い中で育ちますが、ヒロインはヒーローの根は優しいところを養分として純粋に育ち、そのまま愛します。ヒーローはやさぐれていた時を経て、ヒロインのために更生し、その間もずっと愛を与え続けます。お互いがお互いしか見えていない状態なので、横槍は少しありますが全く問題になりません。そういうところが良くもあり、山らしい山がない、良くないところでもあります。
ただ、それでも作者の腕により、ダラダラとした流れにはなっていません。ヒロインを探すヒーローの必死なところは、ヒーローの焦りにより盛り上がりを見せていますし、ヒーローはおじさんですが、それよりもおじさんが出てきて大人らしく嗜めるあたりが、ヒーローを思ったよりも若く感じさせていると思います。ただ、NGワードとして、ヤクザ、借金取り、交通事故死、取り立て、(血のつながりも全くありませんが)育ててもらった人との恋、金貸し、などが気になる方は読まないほうがいいかもしれません。
イラストレーターさんは結構好きな方ですが、表紙が渋すぎることと中でも少しヒーローを年取って書いている気がします。気持ちもうちょっと若めでもよかったかなと。まあでも減点するほどではありませんでした。
表紙はちょっと買いづらいものになっていますが、作品的には一途な恋が好きな私は結構好きでした。他の方でコメントなしで評価を1にしている方がいるみたいですが、少なくともそんな評価になる作品ではないと思います。星3〜4といったところが妥当だと思いました。
2021年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて引っかかった部分が多かったので物語に集中できなったです。
引っかかった部分を書いていきます。
プロローグでモノクロの遺影が出てきたが、令和ではもちろん、平成の葬儀でもモノクロの遺影は使わない。昭和か?
ヒーローが自分も昔いろいろな髪形をしたと、流行りのロン毛。ロン毛が流行ったのっていつの時代???ヒーローの若い頃だからセーフなんだろうけど、古くさい。
ヒロインが何も言わなくても家事を手伝ういい子と表現したかったのだろうけど、食洗機に食器入れただけですごい褒めようで引いた。食器を洗うのは機械で、ヒロインが手洗いしてるわけじゃない。
秘書の経歴がすごいアピールして消費者金融をヤクザのやる仕事と下に見てるように感じた。金融機関は頭のいい人じゃないと無理だと思うのに、こんな会社に居るなと秘書に言うのは職業差別してるようにも見えた。
自宅のセキュリティを最高レベルと言って、安易に窓が開けられないと書いていたが、最高レベルのセキュリティが窓のセンサー一つで大騒ぎするのはおかしい。それとも窓に鉄格子でもはめているのか?
家の間取りがおかしい。1階にバスルーム、2階に洗面所と洗濯場、3階に寝室は動線が変。住みにくい。
本文にも出てきたがバスルームでイチャついて2階の洗面所で髪の毛乾かして3階の寝室に行くって面倒過ぎない?
その逆も。寝室でイチャついてから1階のバスルームで洗うとか大変でしょ。
ヒロインを養うために反社会的勢力から抜けて真っ当な会社をやっているのに個人的とはいえ、ヤクザの若頭と付き合いあるのは完全に足を洗ったとは言わないし、現在進行形で付き合いあるのは一般的にアウト。
そういう意味で全然ヒロインを守ってない。
都々逸が出てきて驚いた。都々逸って、今の二十代三十代は知らない。
思わず調べたわ。
何かを喩えるのにチラチラ出てくる教養が時代小説っぽい。おっさん臭いを通り越しておじいちゃん。おかげでティーンズラブ小説なのに全くキラキラしてない。
ヒロインが豪華な朝食を用意するシーンで料理を出してるのにいきなり木製スプーンが出てきて意味が分からなかった。
ヒロインの両親の墓参りで墓の横に名前を書いてると描写していたが、墓の横???
墓誌に彫るではないのか。
当て馬のバイトの男の子、守銭奴で性格の悪い伯母が物語を引っ掻き回すかと思ったら出た意味あるの?と言うくらい何も役に立たなかった。
以上、大きな山も谷もなく正直何も残らなかったです。
引っかかった部分を書いていきます。
プロローグでモノクロの遺影が出てきたが、令和ではもちろん、平成の葬儀でもモノクロの遺影は使わない。昭和か?
ヒーローが自分も昔いろいろな髪形をしたと、流行りのロン毛。ロン毛が流行ったのっていつの時代???ヒーローの若い頃だからセーフなんだろうけど、古くさい。
ヒロインが何も言わなくても家事を手伝ういい子と表現したかったのだろうけど、食洗機に食器入れただけですごい褒めようで引いた。食器を洗うのは機械で、ヒロインが手洗いしてるわけじゃない。
秘書の経歴がすごいアピールして消費者金融をヤクザのやる仕事と下に見てるように感じた。金融機関は頭のいい人じゃないと無理だと思うのに、こんな会社に居るなと秘書に言うのは職業差別してるようにも見えた。
自宅のセキュリティを最高レベルと言って、安易に窓が開けられないと書いていたが、最高レベルのセキュリティが窓のセンサー一つで大騒ぎするのはおかしい。それとも窓に鉄格子でもはめているのか?
家の間取りがおかしい。1階にバスルーム、2階に洗面所と洗濯場、3階に寝室は動線が変。住みにくい。
本文にも出てきたがバスルームでイチャついて2階の洗面所で髪の毛乾かして3階の寝室に行くって面倒過ぎない?
その逆も。寝室でイチャついてから1階のバスルームで洗うとか大変でしょ。
ヒロインを養うために反社会的勢力から抜けて真っ当な会社をやっているのに個人的とはいえ、ヤクザの若頭と付き合いあるのは完全に足を洗ったとは言わないし、現在進行形で付き合いあるのは一般的にアウト。
そういう意味で全然ヒロインを守ってない。
都々逸が出てきて驚いた。都々逸って、今の二十代三十代は知らない。
思わず調べたわ。
何かを喩えるのにチラチラ出てくる教養が時代小説っぽい。おっさん臭いを通り越しておじいちゃん。おかげでティーンズラブ小説なのに全くキラキラしてない。
ヒロインが豪華な朝食を用意するシーンで料理を出してるのにいきなり木製スプーンが出てきて意味が分からなかった。
ヒロインの両親の墓参りで墓の横に名前を書いてると描写していたが、墓の横???
墓誌に彫るではないのか。
当て馬のバイトの男の子、守銭奴で性格の悪い伯母が物語を引っ掻き回すかと思ったら出た意味あるの?と言うくらい何も役に立たなかった。
以上、大きな山も谷もなく正直何も残らなかったです。
2020年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトル通り義父ヒーローですが、血の繋がっていない年の差カップルならともかく、血は繋がっていなくても家族として過ごしていた二人が男女の仲になるのは抵抗がありました。
ヒーローの友人の大地は魅力的なキャラだと思いますが、ヒーローと大地がヒロインの話をしていて、おじさんと言える年齢の男二人が若い女の子(子供同然の存在)を女として見ているのが気持ち悪かったです。
決して近親相姦が苦手という訳ではないのですが、男性がロリコンというシチュエーションが自分は駄目なようです。
文章は割と読みやすかったですが、「~のようで。」という文章の止め方が気になったり、話の区切りに使われていた音符の入ったキラキラ絵文字が、しっとりとした話の雰囲気を損ねているように思えました。
文庫の半分ぐらいで二人が初めてのせっせをしますが、途中で気持ち悪くなり脱落しました。
ヒーローの友人の大地は魅力的なキャラだと思いますが、ヒーローと大地がヒロインの話をしていて、おじさんと言える年齢の男二人が若い女の子(子供同然の存在)を女として見ているのが気持ち悪かったです。
決して近親相姦が苦手という訳ではないのですが、男性がロリコンというシチュエーションが自分は駄目なようです。
文章は割と読みやすかったですが、「~のようで。」という文章の止め方が気になったり、話の区切りに使われていた音符の入ったキラキラ絵文字が、しっとりとした話の雰囲気を損ねているように思えました。
文庫の半分ぐらいで二人が初めてのせっせをしますが、途中で気持ち悪くなり脱落しました。