内容紹介
そんな彼を救いだしてくれたのは、大学生で探偵助手の、吉屋鷹臣だった。
興信所に居候することになった駿介は、急速に鷹臣にひかれてゆく。
いくつかの事件を経たのち、二人の心は通じ、結ばれる。
しかし、それを邪魔するかのように、興信所を長期不在にしていた所長が、戻ってきた。
彼の名は満潮音純。駿介の実の父ということだが、彼の思惑とは、いったい――?
シリアス年下攻BL、総集編第二部です。書きおろし「永遠の命」も収録、今回はオヤジ受もあり。
この一冊だけでも読めますが、第一部総集編『美少年興信所』と、あわせてどうぞ。
著者について
学生時代から推理小説系同人などで活躍、創作少女系同人誌などを経て、1996年春、「アニース」vol.2掲載「誘惑のマーメイド」(テラ出版)で“Narihara Akira”名で商業誌デビュー。2000年4月、幻想小説アンソロジー『血の12幻想』(エニックス)収録「お母さん」で、“鳴原あきら”名で再デビュー(同書は2002年4月、講談社文庫化)。
2008年夏、短編「ピンクの水」が、アメリカで出版された文学アンソロジー“SPARKLING RAIN: Fiction from Japan of Women Who Love Women”(New Victoria Publishers 2009年「Golden Crown Literary Award for Best Anthology」受賞)に収録され、海外デビュー。
その他、女性学年報での作品論考発表なども。
現在、翻訳家・柿沼瑛子の指導のもと、翻訳ワークショップを開催。