かって凄腕の忍びだった杉宿総覇は怪我で引退して、忍びの教師として、美少女たちを教え子に過ごしていた。
その教え子たちの事件にまきこまれ解決しようと東奔西走する物語。
近未来の世界で、忍びはハイテク技術と体術などを駆使する人間となっていて、ぶっちゃけスパイアクションものの話です。
主人公の性格はなんというか上条さんで、やるきなさそうに見えて、おかしいくらいのお人好しです。
話そのものはこの一巻でよくまとめてあるものの、ヒロインが7人も登場しますし、スパイものぽく、事態が二転三転し、アクション説明も度々入るので、文章で読むとゴチャゴチャして疲れを感じます。
最後にちょっと説教臭いのもあります。
まあこの人はとあるの頃からそんな感じではありますから、覚悟して読んでいたら気にならないかもしれません。
ちなみにハイテクな技術や戦闘の理屈に関しては「ゆでたまご理論」だと思うので、マジにならないほうがいいかもしれません。読んでいるときになんとなく説得力あればいいので、問題はありません。
ヒロインが多いので、それを完全にいかしたとはいえませんが、破綻もないので、続きをかくぶんには問題ないでしょう。
文章で読むと少し疲れましたが、内容でならアクション映画にして映像でみたいと思わせるところがありました。
まあ二時間内のスパイアクション、美少女いっぱいという内容なので、ストーリーには期待していけないという類いですけど。
この内容やキャラを一冊に破綻なくまとめたのはすごいと思いますが、やはり少し無理があるというか詰め込みすぎて、読む人間には少し辛かったなという印象の作品でした。ただライン文庫という特性からしたら、こういう娯楽系作品は需要あるのでしょう。
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