先住民と一緒に暮らしていた犬に始まり、入植者が連れてきた世界中の犬と彼らがどのように交雑し、あるいは純血種が確立されて行ったかをたどりつつ、現在アメリカで働く犬たちにスポットを当てている。
警察犬、盲導犬、探知犬、牧羊犬、橇犬・・みんな厳しい訓練を受けてそれぞれの能力にあった仕事を与えられている。特筆すべきは純血種だからといって全ての犬がその特性を生まれ持っているとは限らないことだ。仕事のできるできないはあくまでも個体差と訓練する人間の力量ということだ。
また著者はドッグショーについての苦言も呈している。本来なら猟犬は狩に使ってみて、牧畜犬なら家畜に対面させてみて初めてその犬種の特徴である「働く意欲」がわかる。しかし現代の純血種登録団体は、ショーなどで犬を審査するときに、その外面に重きを置く。いわゆる「見た目」で評価されることが多い。本来はその作業能力も十分考慮されなければいけないのにだ。
こうしたことの結果、その犬種が本来持ち合わせていた作業能力がどんどん衰退し、犬たちをダメにしていると著者は言う。無計画な繁殖、見た目だけで与えられるチャンピオンの称号、これらに著者は警鐘を鳴らしている。日本にも同じことが言えるのではないだろうか。犬が直面しているさまざまな問題をいま一度考え直すためによい一冊。
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美しい犬、働く犬―アメリカの犬たちはいま… 単行本 – 2001/10/1
犬の歴史に始まり、猟犬から愛玩犬、牧畜犬、警察犬、盲導犬、そり犬まで、アメリカの犬のすべてを描く。ケンネル・クラブを批判し、犬を健全な姿に戻せと説く。
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2001/10/1
- ISBN-104794210817
- ISBN-13978-4794210814
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
古代ギリシア、ローマ時代に根ざした中世ヨーロッパの伝統を受けつぐアメリカの豊かな「犬の文化」。これまで、わが国にはあまり紹介されなかった猟犬、牧畜犬、アラスカの橇犬など伝統的な犬のほか、新たな役割を担う警察犬、盲導犬、救助犬、介助犬などが、どのように役立てられているのか、その実情を詳しく描く。一方、不健全な犬をつくりだしているドッグ・ショーの世界を厳しく批判し、犬を本来の姿に戻せと説く。真の愛犬家に贈る。
内容(「MARC」データベースより)
犬と人間との絆をテーマに、アメリカン・ケンネル・クラブの不正の摘発からスーパードッグの紹介まで行う。犬のエキスパートによる、愛犬家はもちろんのこと、そうでない人も楽しめる本。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
デア,マーク
メリーランド州ボルティモアに生まれ、フロリダで育つ。ジョンズ・ホプキンズ大学卒。「ナチュラル・ヒストリー」「オーデュボン」など多くの雑誌に寄稿。アメリカン・ケンネル・クラブとショー・ドッグの世界を批判した「アトランティック・マンスリー」1990年3月号の記事は大反響を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
メリーランド州ボルティモアに生まれ、フロリダで育つ。ジョンズ・ホプキンズ大学卒。「ナチュラル・ヒストリー」「オーデュボン」など多くの雑誌に寄稿。アメリカン・ケンネル・クラブとショー・ドッグの世界を批判した「アトランティック・マンスリー」1990年3月号の記事は大反響を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2001/10/1)
- 発売日 : 2001/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 281ページ
- ISBN-10 : 4794210817
- ISBN-13 : 978-4794210814
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,850,979位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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