本屋で手にとってみればよかったと思った。
今日日ネット全盛で、近所の大型の本屋は漫画とベストセラー、参考書しか置いてないので。
悪い本ではないのだが、版が小さい。これにつきる。線画に手で彩色した図版などきれいなのだが、いかんせん版が小さいので
微妙なニュアンスなど伝わらない。インゼル文庫の図版なども載っているが、ぬめっとした感じに見えていまひとつクリアで冷たい鉱物の感じがしない。
こてこてと描き過ぎてなんだかグロテスクな描写になっている絵もある。
レビューがわかれていて迷ったが、低い評価のレビューも一理あると思わされた。一度現物を見てから買う事をおすすめしたい。
美しいアンティーク鉱物画の本 (日本語) 単行本 – 2016/7/21
山田 英春
(編集)
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本の長さ128ページ
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言語日本語
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出版社創元社
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発売日2016/7/21
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ISBN-104422440071
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ISBN-13978-4422440071
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
19世紀~20世紀初頭に刊行された鉱物図鑑、百科事典などの挿絵から、鉱物画の秀作を厳選。
著者について
1962年東京生まれ。国際基督教大学卒業。
出版社勤務を経て、現在書籍の装丁を専門にするデザイナー。
日本有数の瑪瑙コレクターとしても知られる。
著書に『不思議で美しい石の図鑑』(創元社)、
『インサイド・ザ・ストーン』(創元社)、
『巨石―イギリス・アイルランドの古代を歩く』(早川書房)、
『石の卵―たくさんのふしぎ傑作選』(福音館書店)がある。
出版社勤務を経て、現在書籍の装丁を専門にするデザイナー。
日本有数の瑪瑙コレクターとしても知られる。
著書に『不思議で美しい石の図鑑』(創元社)、
『インサイド・ザ・ストーン』(創元社)、
『巨石―イギリス・アイルランドの古代を歩く』(早川書房)、
『石の卵―たくさんのふしぎ傑作選』(福音館書店)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山田/英春
1962年東京生まれ。国際基督教大学卒業。出版社勤務を経て、現在書籍の装丁を専門にするデザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1962年東京生まれ。国際基督教大学卒業。出版社勤務を経て、現在書籍の装丁を専門にするデザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月4日に日本でレビュー済み
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2019年5月9日に日本でレビュー済み
ピカピカ光る紙に印刷されている鉱物写真図鑑は私の目には痛すぎて苦手なので、反射しないマットな紙にシックな色で描かれている本書を買った。こういったものは人それぞれ、好き好きでしかないので、中身をきちんと確かめてから買うことを薦めるが、私は値段相応の内容で良心的な価格設定だと感じた。
あとがきによれば、本書の鉱物画の技法は主にクロモリトグラフ(石版画多色印刷)または銅版画に手彩色で、一部はオフセット印刷による多色刷り。制作年代は1800年~1930年代だが、本書ではビジュアル的なバランスを優先して構成されているので、鉱物画は制作年代順には並べられていない。すべてヨーロッパ・アメリカで出版された図鑑、百科事典、博物学書などから転載している。鉱物画の作者もバラバラであるので、描き手により画風は異なっている。
比較的シャープな線が目立つ画風のもあれば、輪郭線もホワホワの夢見る画風のもある。
自分好みの画風の鉱物画が多いか少ないかは自分の目で見なければわからないので、買う前によく見て検討されると良い。
なお鉱物の産出地、種類などは網羅的ではない。一枚の絵にさまざまな種類の石を描いてあるバラエティに富んだ鉱物画もあれば、あられ石のバリエーションと石膏のバリエーションだけで構成してあるマニアックな一枚もある。個人的にはそういうオタクな構成のやつを収録してあるのがイカス。と思えるが、キラキラしてカラフルな、ロマンチックな感じの鉱物画のみを求めている人には不満が出るかもしれない。何もキラキラしてない溶岩の塊とか、ただ真っ黒いゲンコツみたいな石もたくさん出てくる。またキラキラ系の場合は原石だけでなく、研磨・カットして宝石にした形を描いているものもある。
水晶や紫水晶、オパールなどは、人気がある石で絵画的な美しさも表現しやすい石であるためか、くりかえし出てくる。また水晶かよ!さっきも水晶の標本あっただろ!とムカついてしまう人は、この本が嫌いかもしれない。同じ水晶でも画家のタッチの違いを楽しんだり、形の微妙な違いを楽しんだりする人には向いている。
私は趣味で絵を描くので、透明な石と不透明な石の描き分けの工夫や(真っ黒いだけの石などは、かえって描く人の技術力が問われるので興味深い)、石の重みや軽みをどのように表しているのかなあというのが気になり、見てて飽きない、楽しい。
普通のデッサンではモチーフになる石の接地面をはっきりわからせるように描くものだが、鉱物画の場合は接地面がどこにあるのかよくわからない絵が多い。一枚の絵の中にたくさんの仮想された地面がある(または宙に浮いている)ように見える。「鉱物のある空間」を描いた絵ではなく、鉱物の表面のディテールをよく見せるための絵なので、接地面の問題は度外視されているのだろうが、現実的にはありえないその構図が独特のシュールレアルなムードを作るようである。幻想的な絵を描きたい人には、よいヒントが色々隠されている一冊。また、構図もじっくり見ると、それぞれよく考えて構成されている。一見バラバラの要素をきちんと枠内に収めるのは案外難しいものだし、下手な作品と上手い作品の差が歴然としているので、そういう違いを見比べているだけでも、よい刺激を受け、たいへん勉強になります。
あとがきによれば、本書の鉱物画の技法は主にクロモリトグラフ(石版画多色印刷)または銅版画に手彩色で、一部はオフセット印刷による多色刷り。制作年代は1800年~1930年代だが、本書ではビジュアル的なバランスを優先して構成されているので、鉱物画は制作年代順には並べられていない。すべてヨーロッパ・アメリカで出版された図鑑、百科事典、博物学書などから転載している。鉱物画の作者もバラバラであるので、描き手により画風は異なっている。
比較的シャープな線が目立つ画風のもあれば、輪郭線もホワホワの夢見る画風のもある。
自分好みの画風の鉱物画が多いか少ないかは自分の目で見なければわからないので、買う前によく見て検討されると良い。
なお鉱物の産出地、種類などは網羅的ではない。一枚の絵にさまざまな種類の石を描いてあるバラエティに富んだ鉱物画もあれば、あられ石のバリエーションと石膏のバリエーションだけで構成してあるマニアックな一枚もある。個人的にはそういうオタクな構成のやつを収録してあるのがイカス。と思えるが、キラキラしてカラフルな、ロマンチックな感じの鉱物画のみを求めている人には不満が出るかもしれない。何もキラキラしてない溶岩の塊とか、ただ真っ黒いゲンコツみたいな石もたくさん出てくる。またキラキラ系の場合は原石だけでなく、研磨・カットして宝石にした形を描いているものもある。
水晶や紫水晶、オパールなどは、人気がある石で絵画的な美しさも表現しやすい石であるためか、くりかえし出てくる。また水晶かよ!さっきも水晶の標本あっただろ!とムカついてしまう人は、この本が嫌いかもしれない。同じ水晶でも画家のタッチの違いを楽しんだり、形の微妙な違いを楽しんだりする人には向いている。
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