社会人2年目の女性です。
なんとなく、装丁と題目に惹かれて購入しました。
本書は、見開き2ページで一つの禅語が紹介されているため、
「禅」などとは程遠い、世俗にまみれて生活している私でも、
さくさく読み進めることができました。
日常の中で大切にできていないことを、
どのような心持ちで取り組めば素直に大切にできるのか、
具体例を交えて教えてもらった感じです。
仕事面の反省はできても、人格・心の面の反省は、なかなかできないもの。
社会人というフィルターを外した、ありのままの自分の反省、
しかも、禅語を通じて第三者的に自身を評価する、なんて、滅多にできません。
己を省みるいい機会をいただきました。
著者の方々に感謝です!ありがとうございます。
最後に、一旦自宅で通読し、もう一回電車で読んで、やっぱり素敵だな、
と思った言葉を紹介して締めくくりたいと思います。
【直心、是れ道場なり】
まっすぐな心があれば、その場所が道場になるという意味。
解説では、素直になれない状態を次のように諭しています。
「ねじ曲げたら自分が傷つくし、意地を通せば相手が傷つきます。
ちゃんと素直になるには、自分も相手も無理しないような空間が必要です。
そして、その空間を創り出すには柔軟になる努力が必要です。」
「互いに無理しない空間」と、それを創る「柔軟になる努力」。
素直になりたいと思っていても、明確な努力の方向性がわからなかった私には光明でした。
あとは実践を継続するのみ。
これが難しいんですよね。
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