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羆撃ち (小学館文庫) 文庫 – 2012/2/3

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商品の説明

内容紹介

これほどまでに迫真に満ちたハンティングの記録があったでしょうか。
著者の久保俊治はいまも北海道・知床半島で羆を追う孤高のハンター。20代の頃より羆専門のハンターとして活躍、
猟歴40年以上を誇ります。アイヌ語で火の女神を意味する「フチ」と名付けた北海道犬を相棒に小樽から知床半島まで羆を追い駆けめぐります。
さらにはアメリカにハンター留学もしてさまざまな体験をします。初著作とは思えぬ卓越した筆力で
壮絶な猟の一部始終を活写しています。ワクワクするような冒険譚に加え、大自然の春夏秋冬を繊細に描写。
そして心を打つ「フチ」との悲しい別れのシーン。つまり著者は言葉を持ったハンターなのです。
端的に評せば戸川幸夫氏+北方謙三氏。質の高い新たな動物文学の書き手が誕生しました。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

北海道の大地で一人羆を追う孤高のハンターと比類無き才能を持つ猟犬フチとの迫力と感動に満ちたノンフィクション。大学を卒業後、就職せずに狩猟のみで生きていくことを決意した著者。猟銃と僅かな装備だけを手に山を駆け巡る生活の中で体感した自然の驚異と現実を瑞々しい感性で描く。

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登録情報

  • 文庫: 348ページ
  • 出版社: 小学館 (2012/2/3)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4094086919
  • ISBN-13: 978-4094086911
  • 発売日: 2012/2/3
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7 71件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
プロのハンターとして羆を始めとして様々な野生動物を狩猟してきた久保俊治氏の実体験が描かれている。

雪山を始めとする自然の美しさと厳しさ、獲物を追跡するハンターの緊張と興奮、獲物をしとめた瞬間の満足感、しとめた獲物を食べる食事の美味なこと、などが鮮やかにそして実に生き生きと描かれていて、読者はまるで久保氏と一緒に現場にいるかのような追体験をすることが出来る。この描写力はすごい。

数多くの獲物を殺し、解体して食べるハンターという職業は一見残酷だが、久保氏の文章からは自分で獲物を仕留めるハンターだからこそ感得できる生命への尊厳が伝わってくるため、読んでいると崇高な気持ちにさえなってくる。

そして本書の最も白眉は、猟犬のフチと筆者との出会いから別れだ。本当に素晴らしい猟犬と出会えるのは一生に一回とのことだが、賢くて勇敢で主人に尽くすフチが久保氏の指導により成長していく様には惹きつけられるし、こちらまで嬉しくなる。久保氏のフチへの愛情とフチの久保氏への信頼は素晴らしく、このような絆を持つことができた両者が羨ましくなってしまう。だからこそ、別れのシーンの胸が張り裂けるような悲しみもじーんと伝わってきた。

良い作品です。
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形式: 単行本 Amazonで購入
北海道の貴重な羆撃ち。熊撃ちや猟だけで一時生計を立てていたのだから、相当な人物。
北海道広しと言えども、現役バリバリで「猟で生計」を立てたのは、ある意味、偉業。
その意味がわかる人はわかる。
アメリカ行って、職業ハンターになったのも腕、根性、努力、体力、いろんなものがそなわなきゃできない。
その意味がわかる人はわかる。
今は牧場主だそうだが、生き物を扱う仕事の社長っていうのだけで普通は苦労する。
すげ〜人がいるもんだ。と目からうろこ。
面白い本ですよ。
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形式: 文庫
 北海道旅行中に現地で購入。台風の接近により飛行機が飛ばない可能性があるとして時間対策として備えました。幸い飛行機は飛びました。戻ってからじっくりと読みましたが旅行中にみた北海道の荒涼とした寒々しい風景をダブらせて読むことができました。一期一会でよい本を買いました。

 動物好きを自称する自分としてはハンティングにあまりいい印象を持っていませんでした。「楽しみやスポーツとして動物を殺すなんて」と。実際には娯楽としての側面もあるのでしょうがこの本を読んでだいぶ印象が変わりました。
 銃という絶対的なイニシアチブがあるにせよ全身全霊をかけなければ姿を見ることもかなわない。「殺す」ということに向き合い、倒した命は無駄なく役立てる。時には反撃に遭い命の危険すらある。
 読んでいるとどんどん引き込まれていって温度やにおいまでしてきてまるでその場にいるような錯覚にとらわれます。たまに出てくる「197X年、2X歳のとき」という記載をみてそういえばそんなに前のことを記載されていたのかとわれに返ります。なんというかごく最近、目の前で起きていることを描写されているようでした。
 そして運命の犬「フチ」との出会い。

 あとがきで著者は最近の羆をはじめとした北海道の自然の異変を「狂い」としか言いようがないと表現しています。読後に序章を
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形式: 単行本 Amazonで購入
文章は読みやすい。著者は都市部出身ながら大学卒業後プロハンターとなる。小学校前から日曜ハンターの父と山を歩き、大学在学中から単独猟で羆や鹿をしとめる。天候を読みつつ痕跡を追い、冬山でビバークする。獲物と対峙し、しとめた獲物は解体して何度も運ぶ。各場面の何気ない細部描写により、聞き書きでは不可能な臨場感が生まれている。
研ぎ澄まされた五感で感じる自然の描写や、相棒のアイヌ犬との強い絆、武者修行に訪れたアメリカのハンタースクールでの逸話も印象的。
動物を殺して解体する描写に抵抗を感じる人がいるかもしれないが、本書には「頂いた命を無駄にしない」という思いが素直に表れている。屠殺解体を代行してもらった肉ばかり食べている人は一度その大変さを体験してみてほしい。
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投稿者 凱晴 投稿日 2009/7/5
形式: 単行本
著者の描写力はすばらしい。自然や獲物との真剣勝負では、得られる情報を一寸たりとも逃すことは許されないのであろう。地形、天候、動物の跡、獲物が視界に入ってから仕留めるまでの対峙の様の描写は映像を見ているかのように鮮やかだ。

同じような猟のシーンが繰り返されているにもかかわらず飽きないのは、それぞれのシーンに迫力があるだけではなく、読んでいる側が少年時代に置いてきた、冒険心を思い出させてくれるからかもしれない。
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